MF文庫J,アニメ

「能登麻美子さんみたいな可愛い声です!」
「癒されますねぇ」
「チッソク可愛いよチッソク!」

サービスシーンで時折挿入される「KEEP OUT」のテープはDVDでは消去されるんだろうか。不自然な湯気よりはマシか。

さて、水琴の帰還から始まる文化祭二日目はミスコンに続いて、メイドのようなもの喫茶編。ゴトゥーザ様のへにゃへにゃボイスがジワジワ効いてきたぜ……!つくづく、アニメ化で得してるな、この作品。

お化け屋敷の中では『ギャラクシーエンジェル』のノーマッドっぽいものが。

で、現れる新たなケンプファー。すぐにナツルは彼女の正体が水琴と気付く。まぁ、OPのの時点で視聴者にもモロバレだしなぁ。
紅音が変身を解くところを初めて見たけど、眼鏡ってああいう風に現れるのね。

戦闘後はチッソクノライヌ初台詞。声の所為なのか動きがあるからなのか、臓物アニマルが普通に可愛く見えるw

次回予告で能登さんに「ちんちん」って言わせた脚本は外道。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A

けんぷファー〈4〉 (MF文庫J)
けんぷファー〈4〉 (MF文庫J)

MF文庫J

三流木萌花は名担当! (MF文庫J)

著:田口 一 イラスト:をん

「宇宙人と超能力者と未来人なのね!売れそうな設定だわ!」

約二ヶ月二週間の積み。『黒姫のユズハ』が三巻で打ち切られた田口さんが三ヶ月振りに放つ第三シリーズは最近激増しているラノベ作家もの。三ヶ月というと普通にシリーズものが出るスパンなわけだが、この短期間で新シリーズを出せるとは、かなりの速筆なんだろうか。
イラストは『ユズハ』から引き続き、をんさんです。
タイトルの「三流木」は「みつるぎ」と読む。

一か月前に一般文芸の小説家としてデビューした主人公、孝一だったが、本は全くと言っていいほど売れなかった。そんな彼は三流木出版の社長の娘、萌花さんと出会ったことから、全く未知の領域ライトノベルを書くことになる。
「萌え」がさっぱり理解らない孝一は担当になった萌花さんの身体を張ったエロい調教特訓で少しずつ萌えに目覚めていく……という話。
一般文芸からラノベへ転身というと、ガガガ文庫の『ラ・のべつまくなし』を思い出すな。ただ、あちらはプロローグで主人公がラノベを書くことを提案されて、第一章で早くも超売れっ子作家になっているが、こちらは本を一冊出す過程をしっかり描いている。

まず口絵を見ると、二ページずつ使って三人のヒロインが紹介されている。主人公一人に対してヒロインは三人。これぞMFラブコメテンプレート。ここ、テストに出るから憶えておくように(ぉ
とは言っても、同レーベルの『IS』等とは異なり、今回はあくまでも孝一と萌花さんの関係にスポットを当て、他の二人のヒロインは顔見せ程度となっており、安定した構成を見せる。

これ書いてる途中に気付いたんだが、モノクロ扉の裏に「担当・三流木萌花」って書いてあった。細かいとこ凝ってるな。
章扉に架空のラノベ紹介が載っている。これって結構な手間がかかってるんじゃ……。

萌えを理解するために売れているラブコメ作品を読む孝一。彼は表紙をめくったら全裸の女の子のイラストが出て来て大層慌てて、「エッチな本じゃないかっ!」と叫ぶが、田口さんのデビュー作、そんなんだったじゃねぇかwwww
つーか、十ページに一度エッチなシーンが出て来るって、どんだけだよw
それで物語としての体裁を保てるのか。保ってたら、ある意味凄いが。

成功する萌え作家は計画タイプと変態タイプに分かれるとか、一見、阿呆なこと言っているようにしか見えないが、実際結構的を射てるんじゃないのかなぁ。
この辺はふざけ半分なんだが、実際に作家が原稿を上げてから書店に並ぶまでの行程がしっかり描かれているのが面白い。勿論、フィクションを織り交ぜてはいるんだろうが、それでも大まかな流れはちゃんと語られてるっぽい。

業界ネタとパロディネタ塗れで肝心のストーリーはgdgdかと思いきや、ちゃんとストーリーとしてもラブコメとしても完成しているのが凄い。
いや、これは面白かった。僕が作家ネタに弱いというのもあるだろうが、この勢いが続けば三巻打ち切りは回避出来るだろう。
萌花さん可愛いよ萌花さん。

次は十二月。

燃:B+ 萌:A+ 笑:A- 総:A+

イラストリンク
恋する鬼門のプロトコル(電撃文庫、2010/06)
落第騎士の英雄譚(GA文庫、2013/07)

魔女ルミカの赤い糸 (MF文庫J)
魔女ルミカの赤い糸 (MF文庫J)

MF文庫J,アニメ

「う、奪われた……」

ナツルと紅音のミスコン出場に盛り上がる二年B組。色んなコスプレをさせられて恥ずかしがるナツルだが、やってる途中は何だかノリノリに見えるんだな。

で、いよいよ始まる星鐡祭。沙倉さんはミスコンの舞台で客席に臓物アニマルをばら撒く。
受け取った女の子達がモブにしてはしっかりと描かれていた気がするけど、今後登場するんだろうか。もしかして白のケンプファーか?
客席にはちゃっかり美琴も居ます。
何故、ナツル達の臓物アニマルは天井に挟まっているのかw

舞台上では、衣装に身を包んだナツル達が寸劇を繰り広げることになる。これって原作にもあった展開だっけなぁ。
定期的にアクション要素を盛り込んでくるところは抜け目が無いと言うか何と言うか。

そしてナツルは雫に唇を奪われ、美琴はチッソクノライヌを手にするのであった。
次回、新たなケンプファーが参戦です。

ところで原作は後二冊で終わるから買おうかと思ったけど、よく考えたら、HJ文庫の『たま◇なま』は後一冊で完結ってところで切ったし、やっぱりもう切ろうかなと思い始めました。

燃:B 萌:A 笑:B 総:A-

けんぷファー 3 (MFコミックス アライブシリーズ)
けんぷファー 3 (MFコミックス アライブシリーズ)

MF文庫J,コミカライズ

けんぷファー 3 (MFコミックス アライブシリーズ)

作画:橘 由宇 原作:築地 俊彦 キャラクター原案:せんむ

「あの人はわたしのものです!!わたし…負けませんから!!」

原作を積むと必然的にコミカライズも積むことになります。
アニメとは話の流れが色々違うんだけど、どっちが原作に近いんだっけなぁ。全然憶えてねぇや(ぇ

本編は可もなく不可もなくといった感じなのだが、これまでに専門店で配布された購入者特典のペーパーに描かれたイラストを巻末に収録してくれているのが嬉しい。
こんなに気前の良い作品はそうそう無い気がする。

もうコミカライズは切り捨てで良いかな……。

燃:C 萌:B 笑:B- 総:B

けんぷファー〈2〉 (MF文庫J)
けんぷファー〈2〉 (MF文庫J)

MF文庫J

けんぷファー〈10・1/2〉 (MF文庫J)

著:築地 俊彦 イラスト:せんむ

「ただでさえ可愛い女の子が多いんだから、その中の美少女を写真に収めないといけないわけなんだ。分かるだろ」
「説得されそうになる俺が嫌だ」

約二ヶ月半週間の積み。隔月刊行。って、また番外編か!!以前の番外編は時系列自体は本編に組み込まれていたが、こちらはエピソード毎に時間軸がバラバラなガチの短編集。
数冊置きに1/2が出るなら良いんだけど、一冊おきに出て、もう三冊目だぜ?

アニメも特に原作の再構成が上手いってわけでもないから、もう買うの止めようかと思ったんだが、後書きを見たら、後二冊で終わる……だと……?
くそう、そんなことを言われたら切り捨てられない……!アニメが決まった上での、この発言だから本当に後二冊で終わりそうだしなぁ。

次は十二月。
ところで、スニーカーで新作仕込んでるってまぢですか?

燃:C 萌:B 笑:B 総:B

MF文庫J,スーパーダッシュ文庫,バラエティ,雑記,電撃文庫

十一月は祝日のタイミングによっては23日くらいに出ることもあるんだが、今年は普通に25日発売でした。ブツは、

・迷い猫オーバーラン!7 拾ったらいいじゃないですか!
迷い猫オーバーラン! 7 (集英社スーパーダッシュ文庫 ま 1-7)

それから、ネットで噂になっていたMFの新人賞受賞作品、

・まよチキ!
まよチキ! (MF文庫 J ) (MF文庫J)

そして、いつもの、

・アスラクライン⑤ 洛高アンダーワールド(新装カバー)
アスラクライン〈5〉洛高アンダーワールド (電撃文庫)

の計三冊。

『迷い猫オーバーラン!』がアニメ化決定しました。早ッ!!一巻の発売から一年一ヶ月しか経ってねぇw
『聖剣の刀鍛冶』を抜いて、ラノベ史上二番目に早いアニメ化決定か?枠は多分『戦う司書』の後番だろうなぁ。

コミカライズはジャンプスクエアでの掲載が決定しているが、作画が『ToLOVEる』でお馴染みの矢吹さんとの噂が。本当なら、もう勝ったも同然じゃねーか。

『カンピオーネ!』は好調なようで、五巻が登場。表紙が綺麗で吸引力が凄い。
カンピオーネ! 5 (集英社スーパーダッシュ文庫 た 9-5)

来月は『迷い猫』がアニメ化決まった松さんの新シリーズ『パパの言うことを聞きなさい!』が発売。はいはい取り敢えず買いますよ。


夕飯を食べた後、たまたまテレビでやってる『はねるのトびら』を視た。ドランクドラゴンの塚地さんの誕生日を祝おう、みたいな企画だったんだけど、え、あれってただのイジメじゃないの?
ある程度は台本なんだろうけど、苦しがっている塚地さんを皆で笑いものにしている様は視ていて気分が悪くなった。
で、こういうのを視て、自分達でもやろうとする現実とテレビの区別がつかないクズが湧くんですね。

MF文庫J

えむえむっ! 8.5 (MF文庫 J ) (MF文庫 J ま 1-11)

著:松野 秋鳴 イラスト:QP:flapper

光の柱が生まれる。
その光は……
マゾヒズムの光。

約三日の積み。四ヶ月振りの新刊。帯ではドラマCDのジャケット公開とドール発売の告知が。ドール……だと……?ドールの需要ってあるのか無いのか、よく判らんが。

表紙はノア単独。
さてさて、8.5巻ということで、露骨な引き伸ばしキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
と言うか、引き伸ばし方があからさま過ぎる!時系列どうなってんだ!明らかに嵐子が告白する前まで戻ってんじゃね、これ。

ノアの発明品でヴァーチャルなRPG世界に引きこもってしまった日村を助け出すため、太郎達もRPG世界に入ることに。何か、最近そういうのが多い気がするなぁ、
RPG W(・∀・)RLD』とか『ソードアート・オンライン』があるから、意識してしまうだけで、昔からあるネタな気もするけど。

口絵では、みんなそれぞれ職業のコスプレをしてるんだけど、武闘家の嵐子がかっこ可愛いです。
四ページ目はジョジョですw

RPG世界は何だかやっつけ仕事な感じを受けました。引き伸ばすために無理矢理捻り出した感じがするというか。
クライマックスはいつも通りの頭の悪さで面白かったけど、アイドルデビューのあたりとか物凄く適当だったしなぁ。
空間自体をマッサージって発想は好きでした。

RPG世界でもちゃんと出て来る店長が凄いw
今回は『エヴァ』のアスカでした。

RPG世界の話は前後編に分かれており、間に七葉のエピソードが挟まれている。典型的なラブコメです。どうせなら、お姉ちゃんのターンをですね……。

絵師後書きによると、トメ太さんの方は新スクが好き過ぎて困っているらしい。何で新なんだ……。おのれディケイド!

燃:B 萌:A 笑:B+ 総:A-

MF文庫J,アニメ

「ナツルさんがミスコンとは笑えますね」
「ミスしたのは人生と性別ですね」

雫の陰謀で、沙倉さんに恋敵と認識されてしまった男ナツル。
更に、学祭が近付き、星鐡三代美少女のミスコン出場の話が校内を駆け巡る。

そんな中、ナツルは紅音の勧めで女性用の下着を買いに行くことに。
案の定、雫が現れ、沙倉さんまで召喚される。
四人でカラオケに行き、キャラソン祭り。がっつりキャラソン販促する作品って結構好き。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

けんぷファー〈2〉 (MF文庫J)
けんぷファー〈2〉 (MF文庫J)

MF文庫J,雑記

今月は公式発売日はいつも通りだが、二日フライングすると連休と重なり、更に早くなり、21日発売。土曜補正は働かなかったか。
取り敢えず刊行点数多すぎワロタ状態。十四冊ってどういうことなの。冊数だけなら電撃に匹敵するじゃねーか。
ブツは、

・えむえむっ! <8.5>
・僕は友達が少ない <2>
・鳳凰堂みりあは働かない! <2>
・機巧少女は傷つかない <1>
・ゴミ箱から失礼いたします

えむえむっ! 8.5 (MF文庫 J ) (MF文庫 J ま 1-11)僕は友達が少ない 2 (MF文庫 J) (MF文庫 J ひ 2-20)鳳凰堂みりあは働かない! 2 (MF文庫 J) (MF文庫 J い 2-5)機巧少女は傷つかない 1―Facing“Cannibal Candy” (MF文庫 J ) (MF文庫 J か 8-1)ゴミ箱から失礼いたします (MF文庫 J) (MF文庫 J い 3-1)

の五冊。今月は新シリーズが六点あって、その内確定購入が二冊だけだったから、いざ書店から出たら、何か十冊くらい買ってたぜ!展開になるのではないかとDOKIDOKIしたけど、全然そんなことはなかったんだぜ。
その六点中、新人デビューが四点。その内半分がファンタジーというのに注目したい。最近のMFのファンタジーも出すよ!アピール凄いな。五巻まで出せたら頑張った方だと思うけど、果たして?

海冬さんの新作『機巧少女は傷つかない』は発売の一週間くらい前から、業界初?な企画が進行中とかアピールしていたから何事かと思ったら、イメージCD発売かよ!そんなもん、とっくに電撃がやっとるわ!!
まぁ、シリーズ開始と同時に発表ってのは初めてなのかもしれんが。

『二人で始める世界征服』は最近表紙の吸引力が高くてズルイです。
『荒瀬はるか、容赦なし!』二巻は口絵が水着祭りでテコ入れでした。
『わるぷるキス!』二巻は口絵がお風呂でテコ入れ臭かったです。
お風呂はあんまりそう思わないんだけど、水着が出て来ると凄ぇテコ入れオーラを感じるのは俺だけなのか?

二人で始める世界征服 5 (MF文庫 J) (MF文庫 J お 8-5)荒瀬はるか、容赦なし! 2 (MF文庫 J ) (MF文庫 J く 2-7)わるぷるキス! 2 (MF文庫 J ) (MF文庫 J う 3-11)

来月は遂に榊さんがMFに帰って来る!
『ドルイドさん』の志瑞さんは新作『白銀の城姫』を始動。『ドルイドさん』打ち切られたのね……。

ところで、ネットで知ったんだけど、望月さんの『ゼロ使』コミカライズが完結するらしいね。
で、新たなコミカライズが始まるんだそうな。
また、現在既にパロディ『ゼロのちゅかいまよーちえん』とかいうのが始まっているそうで、来年の春くらいにはアニメ四期の発表があるんではなかろうか。

MF文庫J

オウガにズームUP!3 (MF文庫J)
著:穂史賀 雅也 イラスト:シコルスキー

なぜだ?
なぜ僕は上村先生のことが好きになってしまったのだ?

うわぁあああぁあああああああ。

約三ヶ月の積み。五ヶ月振りの新刊。五ヶ月に一冊が通常刊行スピードなのか。
これまでは表紙はメインヒロインのククルのみだったが、今巻は彼女のお母さんアリアンナも登場。
今回も連作短編集。主人公はユージの筈なんだが、そこまで存在感があるわけでもない。どっちかと言うと、群像劇といった感じか。

『12/12』

オウガ族の女は十二人の婿を選ぶことが出来るが、ククルが選ぶのはユージ一人だけ、というお話。この十二人って設定って、一巻が出る前は十二人の嫁って設定だったのかな。仮題が『十二人の優しいお母さん』だったしなぁ。

アリアンナはククルより幼く見えるという、とんでもないようじょです。しかし、何故ようじょな外見なのかというのは一切説明されないという。やはりようじょは無条件で正義ということか(ぇ

主人公がヒロインに指をちゅぱちゅぱしてもらうというのはそう珍しい展開でもない気がするけど、平然とその逆をやってのける。それが穂史賀さんクオリティ。

『バード・ウォッチング』

水着対決の巻。見開き挿絵や二分の一ページ挿絵を使ったイラストによる演出が面白い。単に一ページ丸々使った挿絵は枚数が多すぎて用意出来ないという大人の事情かも知れないけど。こういう児童書っぽい挿絵の挿入の仕方ってもっと色んな作品でやっても良いと思うんだけどなぁ。

『理科準備室の星々』

ああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああ、二階堂切ねぇえええぇえぇええぇぇええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!
もう、オチが!オチがね!

五十ページくらいあるんだけど、ユージは登場せず、完全に二階堂が主人公です。
いや、これは良かった。正直、このエピソードが無かったら地雷認定しようかと思っていたくらいでして。

二階堂には是非幸せな結末を迎えてほしいものだが……。

まとめ

何はともあれ、二階堂の話の続きをですね……。

ところで、どこかの感想サイトでタイトルに「オーガニズム」って入れてるなんてエロいって話があったんだが、ホントにエロいのは「オーガズム」であって「オーガニズム」なんだよな。
どこまでわざとなんだろうなぁ。

燃:C 萌:A- 笑:C 総:A-