アニメ,スニーカー・ミステリ倶楽部,角川文庫

「さあ、来るなら来い、十文字!」

『クドリャフカの順番』編の佳境。思わぬところから、「夕べには骸に」が出て来ることに。
ってか、奉太郎のお姉ちゃんは何で顔が映らないの?何かのトリックなの?

それはそうと、好奇心が強過ぎて全体的に無防備なちーちゃんが色々とヤバい。学校が学校なソッコでアレでナニなことになるレベル。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第15話「十文字事件」
第17話「クドリャフカの順番」

ファミ通文庫

ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)
著:庵田 定夏 イラスト:白身魚

「変っっっっっっっっっ態!」
「ド変態、エロ犬、鬼畜、変質者、下衆野郎、ひとでなし、畜生、発情猿」

稲葉んに罵られたい踏まれたい。

ファミ通文庫2010年1月の新刊。コミカライズに手を出した以外は、今まで、ずっとスルーしてきたんだけど、元バイト先にアニメ化セットが入ったら、そりゃ買えと、ラノベ神からお告げも下るってもんで。

第11回えんため大賞特別賞受賞作。応募時タイトルは「ヒトツナガリテ、ドコヘユク」。
実は、これで第11回の受賞作は全部読んだことになる。

イラストは電撃文庫『扉の外』やガガガ文庫『赤鬼はもう泣かない』、MF文庫J『豚は飛んでもただの豚?』等でお馴染みの白身魚さん。
まぁ、アニメ『けいおん!』のキャラデザの人と言った方が通りが良いだろうが。

さて、本作は、とある高校の文化研究部、通称文研部に所属する5人の少年少女の精神が入れ替わるという謎めいた現象を描いた青春コメディである。
人格の入れ替わり現象は、あくまでも青春ストーリーのためのガジェットに過ぎず、最後まで、その詳細が語られることはない。

文章がラノベにしては結構かっちりしていて、文字密度が高め。装丁を工夫すれば、普通に角川文庫からでも出せそうです。
思っていたよりも、青木が格好良かった件。

シリーズ一気買いして、これで好みに合わなかったら最悪だな……と思ってたんだけど、取り敢えずは大丈夫そう。
次は2010年5月に『キズランダム』、9月に『カコランダム』、2011年1月に『ミチランダム』、5月に『クリップタイム』、11月に『ニセランダム』、2012年2月に『ユメランダム』、6月に『ステップタイム』。

燃:C 萌:A- 笑:B- 総:A

シリーズリンク
ココロコネクト キズランダム(2010/05)

コミカライズリンク
ココロコネクト <1>(2011/05)

アニメリンク
ココロコネクト #1「気づいた時には始まっていたという話」

著者リンク
15歳でも俺の嫁! 交際0日から始める書店戦争(МF文庫J、2018/04)

第11回えんため大賞リンク
B.A.D.1 繭墨は今日もチョコレートを食べる(優秀賞、2010/01)
空色パンデミック①(優秀賞、2010/01)
U.F.O. 未確認飛行おっぱい(東放学園特別賞、2010/01)

えんため大賞特別賞リンク
表裏世界のソーマキューブ パンツは誰のもの?(第12回、2011/01)
〇×△べーす ①ねっとりぐちゃぐちゃセルロイド(第12回、2011/01)
魔よりも黒くワガママに魔法少女は夢をみる(第12回、2011/02)
魔術師たちの言想遊戯Ⅰ(第12回、2011/02)
キュージュツカ!①(第13回、2012/01)

富士見ファンタジア文庫

鋼殻のレギオス19 イニシエーション・ログ (富士見ファンタジア文庫)
著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

「死ね、電波障害でぐちゃぐちゃになって死ね」

2011年12月の新刊。約7ヶ月2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。文庫版『聖戦のレギオス2 限りなき幻像群』からは連続刊行。
セリナさん、そこまで出番が多いわけでもないのに、表紙で良い扱いだな。

さて、今回はドラマガ連載分を収録した短編集第4弾。どうせなら、学園祭絡みの短編だけで統一出来たら良かったのにな。

本編が殺伐とした展開を続けているので、お気楽な短編に癒されるわ。本編も、もうちょっと、こっち側のノリに戻って来たら良いのにな。

書き下ろしはgdgdのまま上映された「念威少女魔磁狩フェリ」。もっとはっちゃけても良かったのよ。
ロストエピソードはカナリス。バーメリンもちょろっと出てる。

次は2012年1月に文庫版『聖戦のレギオス3 終わりなき夜光群』、4月に本編20巻『デザイア・リポート』、7月に本編21巻『ウィンター・フォール(上)』、11月に本編22巻『ウィンター・フォール(下)』。

燃:B- 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
鋼殻のレギオス18 クライング・オータム(2011/08)
鋼殻のレギオス20 デザイア・リポート(2012/04)

世界観リンク
文庫版 聖戦のレギオス2 限りなき幻像群(2011/11)
文庫版 聖戦のレギオス3 終わりなき夜光群(2012/01)

アニメ,コミカライズ

魔法少女おりこ☆マギカ (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
原案:Magica Quartet 漫画:ムラ 黒江

「何度繰り返したの?あと何度繰り返すの?」

2011年6月の新刊。2巻にして完結巻。やっぱり、ほむほむが繰り返した周回の内の1回が舞台になってるのね。
要は、まどかを魔法少女にさせないという狙いは同じほむほむと織莉子だけど、その手段が絶望的なまでに噛み合わないというアレ。

しかも普通だったら、まどかは助かって、織莉子は自分の過ちに気付く、みたいなオチだと思うんだけど、織莉子はまどかの殺害という目的を達成し、ほむほむはワルプルギスの夜の登場を待たずして、時間を巻き戻す羽目になる。

案の定、殺伐とした結末だったでござるの巻。ってか、1巻で目立っていた杏子とゆまは何だったのかというくらいに脇役になってるな……。

燃:A- 萌:B+ 笑:C+ 総:A+

シリーズリンク
魔法少女おりこ☆マギカ <1>(2011/05)

世界観リンク
魔法少女まどか☆マギカ <3>(2011/05)

アニメ,コミカライズ

魔法少女まどか☆マギカ (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
原作:Magiga Quartet 作画:ハノカゲ

「あきらめるのはまだ早いよ」
「魔法少女はさ、夢と希望を叶えるんだから!ほんの少しなら本当の奇跡が起こるかもしれない」

2011年5月の新刊。1巻毎にアニメ3話分を収録ということで、これで最終巻です。
表紙で、まどかとほむほむが並んで、桜の弓を渡しているのが感慨深いな。

さて、お腹痛くなる展開クライマックスといった具合で。ほむほむの時間遡行ネタバレの下りは内容を知っていても、鬱になるよな……。

まどかのリボンを引き継いだほむほむはアニメの方が可愛かった気がする。というか、ほむほむのツインテ凄ぇ違和感だな。

燃:A 萌:A- 笑:C 総:A+

シリーズリンク
魔法少女まどか☆マギカ <1、2>(2011/02、03)

世界観リンク
魔法少女かずみ☆マギカ <1>(2011/05)
魔法少女おりこ☆マギカ <2>(2011/06)

アニメ,コミカライズ

魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
原案:Magica Quartet 原作:平松 正樹 作画:天杉 貴志

「物語の中ではね、御飯を粗末にあつかう奴は生きてエンドロールを迎えることはできない、本当の悪人なんだよ!」

2011年5月の新刊。まんがタイムきららフォワード連載の『まどか☆マギカ』もうひとつのスピンオフ。
作画の天杉さんは俺の中では、電撃文庫『獣吾ドキドキプロジェクト!』の人なので、悪い印象しかないw

『おりこ☆マギカ』が本編と密接に関係しているのに対し、こちらは基本的な設定は共通であるものの、あまり関係性は感じられない。
どの辺が、そうなのかよく判らんけど、実際に本編とは設定が異なっている部分があるらしい。
ああ、人間がそのまま魔女になるってのは違うか。

記憶喪失の少女かずみは、何故か魔法少女に変身出来る。かつて仲間だった魔法少女達と共に、魔女と戦っていくことに……というお話。
その裏では、何やら蠢く存在が……。キュゥべえと関係のありそうな不思議生物もちらっと顔見せしている。

うーむ、こういうスピンオフは本編と、どれだけ上手いことリンクしているかが肝だと思うんだよなぁ。
だから、あまり関係性を感じられないのは残念かなぁ。2巻以降関わってくるのかもしれんが、生憎部室に置いてあったのが、この巻だけなんだよな。

燃:B 萌:B 笑:C+ 総:A-

世界観リンク
魔法少女おりこ☆マギカ <1>(2011/05)
魔法少女まどか☆マギカ <3>(2011/05)

イラストリンク
獣吾ドキドキプロジェクト!(2011/02)

アニメ,コミカライズ

魔法少女おりこ☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
原案:Magica Quartet 漫画:ムラ 黒江

「…甘ったれるな」
「文字通り命懸けなんだよ」
「同じ命を懸けるなら、まっすぐに生きることに懸けな」

2011年5月の新刊。アニメ本編と同時進行で刊行されたスピンオフ。もうひとつのスピンオフ『かずみ☆マギカ』1巻と同時発売。
こちらも全編描き下ろしの刊行形態。

魔女と戦う杏子はあるとき、魔女に両親を殺された少女ゆまと出会う。自分と似たような境遇の彼女の面倒を見る内に、杏子は魔法少女狩りや織莉子という名の魔法少女に関わっていくことになる……。

主に、杏子とゆまの視点で描かれているのに、タイトルに冠されているのは織莉子の名前なんだよな。
作画はクセのある絵というか何というか。若干のグロ描写あり。

杏子の他にも、マミさんやほむほむも登場。まどかがほむほむを一緒に帰ろうと誘っていることからすると、アニメと同じ周回ではないんだろうか。

今の雰囲気からすると、殺伐とした結末を迎えそうで怖いが……。

燃:A- 萌:B+ 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
魔法少女おりこ☆マギカ <2>(2011/06)

世界観リンク
魔法少女まどか☆マギカ <1、2>(2011/02、03)
魔法少女かずみ☆マギカ The innocent malice <1>(2011/05)

アニメ,コミカライズ

魔法少女まどか☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女まどか☆マギカ (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
原作:Magica Quartet 作画:ハノカゲ

「誰かの幸せを祈ったぶん、他の誰かを呪わずにはいられない。あたしたち魔法少女って、そういう仕組みだったんだね」

2011年2月及び3月の新刊。大分前からBGB部室にKNDが置いていたので、アニメを見た勢いで借りてきました。
扱いとしては芳文社のまんがタイムきららコミックスなんだけど、雑誌で連載していたわけではなく、全編描き下ろしという珍しい構成。

内容は基本的にアニメ本編に忠実なコミカライズ。違うのはキュゥべえが表情豊かであることと流血表現OKなところくらいか。
ああ、あと一部のデザインが違うらしい。さくさくっと読んでいたら、あんま分かんないけど。

表情が付いたことで、普段の姿が愛らしくなったキュゥべえだけど、その分、本性を現したときの不気味さが、より一層引き立つようになっている。
また、グロがある程度OKのようで、マミられたマミさんの身体とかがアレ。

作画のクオリティは、こういうメディアミックスの一環としてのコミカライズとしては悪くないと思う。
贅沢を言うなら、コミカライズ独自の展開やシーンなんかがあると、なお良かったんだが。
さて、サクサク読んでいくよー。

燃:A- 萌:A- 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
魔法少女まどか☆マギカ <3>(2011/05)

アニメリンク
魔法少女まどか☆マギカ 第1話「夢の中で、逢ったような……」

世界観リンク
魔法少女おりこ☆マギカ <1>(2011/05)

特撮

KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT VOL.10<FINAL> [DVD]

「今日も仮面ライダーは戦っている」

最終回はマヤのナレーションで、これまでの戦いを振り返り、最後にゼイビアックスとの戦いのその後が語られるという構成。
要は半分以上、総集編ってことだよ!

既にベンタラ人の救出も終わっており、アダムはサラに全てを話した上で仮面ライダーを辞めることに。
代わりにキットがドラゴンナイトを継いだ。
今思えば、オニキスはベンタラでの戦いには投入されなかった13番目のライダーって位置づけだったのかな。
レン達はオニキスの存在自体知らなかったみたいだし。

地球のライダー達も全員アドベント空間から助け出されていた。悪人だった人達はライダーに関する記憶を消した上で、放り出されたとか。
クリスは病気の治療までやってもらったらしい。

更に、キットのお父さんもユーブロンによって目覚めた。ゼイビアックスからしたら、ユーブロンを始末出来なかった所為で全てが瓦解したようなもんだよな。

鏡で繋がってるのは地球とベンタラだけではないとのことで、それ以外の世界に関する危機にも仮面ライダーは立ち向かっていく……ということろで終了。
まぁ、無難な終わり方で。

総評

ってなわけで、ハリウッドでのリメイク『KAMENRIDER DRAGONKNIGHT』全40話でした。
あー、アメリカチックだわーという感じのアクション満載で。
そこまで面白くないってわけじゃなかったけど、アメリカでは余り人気出なかったみたいね。

まぁ、終盤、キットの出番が激減したとか、タイトルになってるライダーに変身しなくなったとか色々とアレな部分があるのは確かだが。
いや、ホント何で最後までアダムがドラゴンナイトだったんだろう。

燃:B+ 萌:C 笑:B 総:A

エピソードリンク
第39話「ベンタラと地球に」

漫画

孤独のグルメ 【新装版】
原作:久住 昌之 作画:谷口 ジロー

「……あなたは客の気持ちを全然まるでわかっていない!」
「モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず、自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ。
独りで静かで豊かで……」

扶桑社2008年4月の新刊。1997年に刊行された作品の新装版。俺等の業界だと、「〇〇!そういうのもあるのか」のネタで有名なアレ。
月刊PANJAっていう雑誌で連載されていたらしい。今はSPA!で再開してるとか何とか
今出川氏が是非読んでほしいと言うので借りて来ました。

個人で雑貨輸入商を営んでいる中年、井之頭五郎が仕事の合間に、空腹を満たすために様々なものを食べるという話。これといって、特別に激しいリアクションをしたりするわけでもなく、淡々と食べ続ける。

取り敢えず、お腹が減るわ。俺、基本的に貧乏舌だから、ガチでグルメな話だと気後れするとうか、共感し辛いというか、なんだけど、これは実に庶民的なんだよな。
昼飯の直前に読んだから、余計に腹減る。

新装版が出るほどに愛され、しかも今になってドラマ化までするというのは何なんだろうな。
派手に売り出すのには向いてない内容だけど、ネットがあれば広まるタイプの面白さなんだろうか。確かに漂う雰囲気に味があるけども。

普段、俺の読まないタイプの作品なんだけど、妙に共感出来るなと思ったら、五郎って今で言うところのソロ充なんだな。
俺も自称ソロ充なんで(ぉ

いやしかし、「それ以上いけない」も、これが元ネタだったんだな。
書く前から分かってたけど、やっぱり感想書き難かったわ。

燃:C 萌:C 笑:B- 総:A