幻想譚グリモアリスⅤ 天の座に咲け叛逆者
著:海冬 レイジ イラスト:松竜
「必ず、勝とう」
「もちろんよ。私が負けたら、みんな、ひどい目に遭わされるもの」
「ははっ。変わったね、アコニット。うん、変わった」
「前の君も可愛かったけど、今はすごく、素敵になった」
「え……」
LOVE!
約一週間半に積み。半年振りの新刊。表紙は「跪いて靴をお舐め」と言わんばかりのポーズのアコニットさん。これは吸引される。
さあ、物語は佳境に。前巻でいのりを救出したものの、誓護のキモいシスコン野郎っぷりは拝めません。そこが良いのになぁ。
今回はもうバトルに次ぐバトル。うーん、富士ミス時代の面影が全然無ぇなぁ……。
とか何とか言っている間に次で完結だそうで。まぁ、MF文庫Jの『機巧少女』と同時進行を続けると、益々刊行ペース落ちそうだし、終わらせた方が無難か。
燃:B- 萌:A 笑:C+ 総:B+
刀語 第一話「絶刀・鉋」
「愛で動く人間は信用出来る。鑢七花(やすり・しちか)、私に惚れて良いぞ!」
西尾維新アニメプロジェクト第二弾。講談社BOX原作、十二ヶ月連続刊行というやんちゃをやらかした大河ノベルがアニメ化。発表当初は毎月発売のOVAって話だった気がするんだけど、いつに間にか月一で一時間スペシャル放送に。なら、視なきゃいけないじゃないか!
今回は主人公、虚刀流七代目当主、七花と奇策士の少女とがめが出会い、十二本の変態刀を集めることになるところまでを描く。ナレーションが『日本昔話』みたいだなw
キャラデザは結構忠実に竹さんの絵を再現しているか。原作読んだことないくせに偉そうに言ってみる。
あんまり萌えを押し出すデザインではないけど、とがめのキャストが田村ゆかりさんという時点で、後は言わなくても理解るな?
つーか、太股見え過ぎだと思うんだ。
戦闘は普通のバトルものと見せかけて、やっぱり西尾さんっぽい捻くれ方をしているというか何と言うか。
技が出る度に画面いっぱいに技名が出るのは良い演出。特に最終奥義の怒濤っぷりが格好良かった。
というわけで第一話でした。前半は台詞ばっかりであまり画面に動きが無かったのが若干気になるが、なかなか楽しめる一時間でした。
次の放送予定日は2/10(水)。あれ、二週間後?毎月最終週の水曜ってわけじゃないの?
ところで、西尾維新アニメプロジェクトは第三弾以降が発表されてないけど、まさか二本だけで終わるとも思えないんだよなぁ。
ジャンプで連載中の『めだかボックス』は終わりそうで終わらないし、まさか……。
燃:A- 萌:B+ 笑:B+ 総:A-
2010年1月ファミ通文庫新刊とその他
いつも通り1日フライングで29日発売。ブツは、
・ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc4
・U.F.O. 未確認飛行おっぱい


の二冊。
今年の新人賞受賞作品は四本だったけど、三本はスルーしました。『空色パンデミック』と『B.A.D.』は思いっきり一巻って書いてあるけど、ちゃんと二巻出せるの?



ということで去年の新人賞受賞作品はどうなったかというと、『ギャルゲヱ』は順調に続いているし、『ネルリ』は三巻で完結したし、結構良い結果が出ていると思う。『ネルリ』の著者がこのまま消えたら知らんけど。
『命じて!服従フロイライン』は四巻で完結。あんだけヒロイン出しといて四巻で終わるとか……(´・ω・`)

で、そのコミッククリアで『学校の階段』と『ギャルゲヱ』のコミカライズが始まるそうで。『ギャルゲヱ』は妥当だろうけど、何で今更『学校の階段』なんだよ……完全に時期外してるだろ……。
HJ文庫がフライングしてました。1日フライングで30日、そこから土曜補正で金曜発売ってところか。
清水文化さんの新作が出てたな。

生徒会の裏話 碧陽学園生徒会議事録外伝
著:葵 せきな イラスト:狗神 煌
冷やし中華始めました、的なノリで小説送りつけんのは、勘弁して下さい。こっちはこっちで、忙しいんです。レギオスを売りたいんです。
ファンタジア文庫創刊二十一周年フェア全員サービスの書き下ろし小冊子。『生徒会』シリーズを好きじゃない人には全く嬉しくない全員サービスだな……。確か、これ一択じゃなかったっけ。
収録内容は生徒会が二十一周年を祝う『混乱する生徒会』と、ファンタジア編集部と知弦さんのメールのやりとりを描いた『打ち合わせ@メール』。
前者はいつも通りだったけど、後者は新しい切り口で面白かった。現実でシリーズが売れたときも、こんな感じだったんだろうかw
ちなみに描き下ろしイラストはありません。
燃:C 萌:A 笑:A- 総:A
今日もオカリナを吹く予定はない <2>
著:原田 源五郎 イラスト:x6suke
例えばパンチラ千回とかロマンチック。
まあ常識的に考えて、ここは水色の縞パンを穿いてもらうしかないだろう。
約一週間半の積み。半年振りの新刊。そんなに間空いてたのか。
今回は一巻では全然説明のされなかった部分に言及するシーンが。って、そんなん、この作品に求めてねぇよ……(´・ω・`)
もっとしょうもないギャグとか下ネタとかだけやってれば良いのに。
と思いながら読んでたんだけど、最後の最後でまさかの次巻への引っ張り。うーん、別に気にならないなぁ。切りで。
燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B
デュラララ!! 第4話「形影相弔」
「やはり首が無い方がチャーミングですよ。これで完璧です!」
今回のナレーションは新羅。彼によって、セルティが何故渋谷の街へとやって来たのかが語られる。相変わらずナレーション多いw
まさかのセルティのシャワーシーンなワナ。解剖のシーンといい、この作品って、そんなサービスしてどうこうって内容じゃないと思うけどなぁ。
って、セルティが喋ったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!??前回、みゆきちがセルティの声なのかって書いたけど、ビンゴかよ!
いちいちセルティが書いた文を画面に出すわけにはいかないだろうから、この手法なんだろうけど、声を付けちゃうのは如何なものかなぁ。
原作では首が無いのに可愛いヒロインってウリだったのに、みゆきちの声が付いちゃったら相当可愛くなっちゃう気がする……。
ブレインズ・ベースなら声無しで何とか表現してくれるかと思ったが無理だったか……(´・ω・`)
まぁ、みゆきちの声が聴けること自体は嬉しいのだが。
どうでも良いが、静雄って怒ってないと凄い普通だな。
あと、キャストの順はセルティより静雄や臨也の方が上なんだな。セルティが主人公なんじゃないの?
『ひだまりスケッチ×☆☆☆』はOP映像が新しくなりました。ぐりんぐりん動いてる。そうか、新メンバー追加を待ってたわけね。やっぱ、この作品のOPテンション上がるわ。『デュラララ!!』本編より遥かにテンション上がる(ぇ
燃:C 萌:B 笑:C 総:B+
ブック×マーク!③
「この本の作者は、よっぽど安易なヤツに違いない」
約一週間の積み。七ヶ月振りの新刊。三巻ということで、一回目の見極めポイントですが、打ち切り完結……だと……?
総扉は彩がペラペーラ、ハダカワイシャーツ!だったのでイラスト的には大分満足しました。と言うか、今巻は俺にとっては殆どイラスト本でした。
今回の異界本は『三国志演義』なんだが、別に三国志好きじゃないから、テンションの上がらないこと上がらないこと。
おまけに特定のヒロインにスポットを当てたいのか、各ヒロインを満遍なく目立たせたいのか、よく理解らない状態に。だからヒロイン多過ぎなんだってば。
最後にはこの世界自体が異界本の一つであることが判明する。おいおい、後で見返したら帯でネタバレしてんじゃん……(´・ω・`)
担当さん、頼みますよ……。
メタ展開は良いと思うけど、話の畳み方が雑過ぎるw
もう普通に四巻出そうな気配を漂わせたまま終わっちゃえば良かったんじゃと思ってしまった。
総評
そういうわけで、異界司書達の活躍を描く『ブック×マーク!』全三巻でした。シチュエーションは大好物だったんだけど、いかんせん女性比率が最初から高過ぎる。美少女ゲームなら、これで丁度良いんだろうけど、ラノベなんだから、もうちょっとバランスをですね……。ラブコメをメインでやるならともかく。
さくやさんのイラストも好きだっただけに勿体無い。
燃:C 萌:A- 笑:C 総:B
Xの魔王
著:伊都 工平 イラスト:万国 あゆや
「私は真剣だっただけよ。━━かつてこの土地は荒れ果て、守るものなど何もない場所だった。人々は傷つけられ、身を潜めるような生き方を強いられていた。だから私は人々の盾となる使命を自らに課した」
「でもそれは理想でしかない。限界がある。だから私はある結論に達したのよ」
「結論?」
「攻撃こそ、最大の防御!」
約六ヶ月半週間の積み。MF文庫J。タイトルの「X」は「エクサ」と読みます。『さくらら!』一巻から十ヶ月、伊都さんが復活です。『さくらら!』はまさかの一巻打ち切りなのかなぁ。あれで話終わってると言われれば終わってる気がするけど……。
さて、難解な設定大好き伊都さんの新シリーズは王女カルセオラリアと勇者アティスと魔王ミトラスが織り成す三角関係ファンタジーというキャッチ。粗筋が純粋に面白そうだったので、『さくらら!』は微妙だったけど買っちゃいました。
中盤までは根底にあるのは魔王討伐に向かったまま行方不明になった許嫁の勇者という鬱な背景があるものの、割とライトに進む。
カルセとおバカな魔王の掛け合いが面白かったり、カルセが魔王に種殻(テスタ)を貪られるシーンがエロかったりと、比較的MFらしいノリなんだけど、終盤ががっつり鬱。
ぱっと見、萌えや魔法バトルのオブラートに包まれてるから判り辛いんだけど、ヒロインが死人人形になっちゃうとか、どういうことだよ。あれか、別レーベルから来た人は割とやりたい放題させてもらえるのか。
設定面では『モノケロスの魔杖は穿つ』と『さくらら!』よりも随分と判り易くなったが、LOVEの部分でかなり倒錯的になった印象。上っ面だけ見てると、カルセ可愛いよカルセ、で終了するんだが。
長いこと二巻の発売が告知されなかったから、またもや一巻終了かと思いきや、二月にようやっと二巻が出ます。
燃:B+ 萌:A+ 笑:C+ 総:A-
ザ・ジャグル 汝と共に平和のあらんことをⅠ
著:榊 一郎 イラスト:usi
「クリンゲンスミスさん。殺人鬼って━━どんなイメージ?」
「え……?」
「何人も何人も難くもない人を殺してる訳でしょう。それってどんな心理なのかなって。殺人鬼って言葉で私たち、つい分かったような気になってしまうけど、もし〈首無し騎士〉が本当にいたとしたら、何を考えてそんなことをしてるのかなって」
「殺人鬼……」
「ひょっとしたら」
「ひょっとしたら?」
「辞めたくても、辞められないのかもしれません」
約五日の積み。ハヤカワ文庫JAに榊さんが登場です。ブログで言っていた年末から春にかけて黒榊が意外なレーベルから出るってのはこのことだったのね。
ちなみにJAとは「Japanese Author」の略。
ハヤカワ文庫って初めて買ったけど、何この中途半端なサイズ。ビニールカバーが掛けられやしねぇ。それと天井がガタガタ。別に新潮文庫みたいに紐の栞が付いてるわけでも無し。ただの裁断ミスなのか。店頭にあった三冊ともガタガタだったけど。
遥かな未来、軌道エレベーター〈グレート・ピラー〉を取り囲むように建設された永久平和都市オフィールを舞台に、戦時中のしがらみを残す者達を狩る特殊部隊〈手品師(ザ・ジャグル)〉の活躍を描く連作中編集。中編のプロットが十三本あるってことはかっちりアニメワンクール分ってことか。このペースなら、三巻か四巻で終わりかな。
元々は某メディア企画が元だそうで、映像化したら映えそうな半面、文字媒体で読むとなると、好き嫌いが結構分かれそう。正直、俺も榊さんの作品じゃなかったら切ってると思う。
特に出だしが厳しいかな。ひたすら、専門用語が出て来る戦闘シーンってのは一部の人には御馳走だけども。
物語は主に〈手品師〉の一員ジェイドと報道士のキャロルの二人の視点で語られる。って、またキャロルか!『すてプリ』にも『世界で一番優しい機械』にも居たやん!
そう言や、この作品から『まかでみ』の〈混沌委員会〉に選ばれた人居んのかな。
あとは軍用基準性能調整体(ミルスペック・チャイルド)と言えば、『ディスパレイト!』ですね。
榊さんの持ち味であるお説教はあまり無し。文体は結構かっちりしていて、時々いつもの榊さんの文章が顔を覗かせる感じ。いつも通りと思って掛からない方が良いかも。
明るくないという意味では、黒榊だけど、さほどグロというわけではない。『ストジャ』とか『イコノ』に比べたら屁でもねぇ。
巻末には少しだけ設定解説ページが。
次は帯によると、三月だそうで。隔月刊行……だと……?以下隔月刊って書いてあるんだけど、これはハヤカワ文庫JAが隔月刊なのか?
燃:B- 萌:C 笑:C 総:B+
とある科学の超電磁砲 #16「学園都市」
「ダイナマイト!?」
「いつの時代の方ですの!?」
サブタイトルが本編#01と丸被りしてる件。他にいくらでもタイトルの付けようあったろうに……。
さて、固法さん編後編。かつての自分と現在の風紀委員である自分の間で揺れる固法さん。原作では『とある二人の新人研修』くらいでしかロクに出番無いのに大出世だな。
彼女と同室の碧美さんも出番増えてるね。つーか、そんな名前だったのか。
美琴はまだ戦力として扱えるから良いとしても、佐天さんは風紀委員の仕事に立ち入り過ぎだろ。友達の家か何かと勘違いしてるんじゃ……。
結局、黒妻と固法さんの活躍で能力者狩りをやっていた蛇谷達は捕まるが、彼等にキャパシティダウンを渡したのは一体誰なのか。この辺が後半戦の鍵か。
いやしかし、壁をぶち抜いて向こう側のキャパシティダウンをぶっ飛ばす超電磁砲は半端無い。
燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A














