電撃文庫

なれる! SE7 目からうろこの?客先常駐術 (電撃文庫)
著:夏海 公司 イラスト:Ixy

「私達エンジニアの売り物は技術、それ以外の何物でもないわ。政治結構、駆け引きも結構。でも中身の技術が伴わない以上、どんな交渉も絵に描いた餅でしかない。システムを動かすのあくまで私達一人一人のスキル。そのことを絶対忘れないように」

2012年8月の新刊。約8ヶ月2週間半の積み。半年振りの新刊。
さて、今回はサブタイ通り、工兵と室見さんが他企業に奴隷として売られるお話です(違
常駐先は、大手企業ということでwktkする工兵だったが、その内情は魔窟という表現が相応しい場所で……。

自分がぶっ倒れてまで工兵を助けてくれようとする、室見さんかっけー。で、それに応えて、室見さんを支えようとする工兵がアツい。

逆転の一手から、正論で上長を叩き潰す展開、超気持ち良い!と思っていたら、大企業の闇に踊らされていただけだったという事実が判明するとか怖過ぎワロエナイ

最近、俺、このシリーズを、おお、これに比べたら自分の勤め先、超ホワイトだわとか思って安心するために読んでる気がしてきたわ……。

そして更なるトラブルが起こって……というところで続く。続いたのってシリーズ初じゃなかったっけ?

次は2012年12月に8巻『案件防衛?ハンドブック』、2013年5月に9巻『ラクして儲かる?サービス開発』。

燃:A- 萌:A- 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
なれる!SE6 楽々実践?サイドビジネス(2012/02)
なれる!SE8 案件防衛?ハンドブック(2012/12)

アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「知っても苦しむだけよ。貴女の力では何も出来ないのだから」

サブタイの「超電磁砲量産」は「レディオノイズ」と読みます。
さて、学園都市に広がる超電磁砲のクローンの噂。佐天さん達からも、心当たりの無い場所での自分の目撃情報を聞いた美琴は、真相を調べることに。

辿り着いたのは超電磁砲量産計画。しかし既に、その計画は永久凍結されていた。自分のクローンは存在しないと胸を撫で下ろすが、問題のクローンとニアミスしていて……。

一方、雑談に花を咲かせる初春、佐天さん、衿衣の3人。本筋は美琴1人での行動になるから、その分、他のキャラの視点を入れていこうってことか。
まぁ、そうしないと、暫く美琴の出番ばっかりになっちゃうしな。

今夜も美琴の帰りが遅いということで、美琴のクマさんに変態行為を働く黒子にクソ吹いた。

燃:B+ 萌:A 笑:A- 総:A+

エピソードリンク
#2「寿命中断」
#4「妹達」

アニメ,GA文庫

「チョーイイスペシャルなサイコーの炎でフィナーレされたい?」

今回から原作5巻に突入。返却期限を忘れていたブツを返すため、セラエノ図書館にやって来たニャル子達。勿論、真尋も連れて行かれるわけで。

基本的に原作の順番通りにやっている筈なのに、ネタがタイムリー過ぎて吹いた。
モロに堂上教官と郁じゃねーかw
やっぱり前期よりネタが酷くなってる気がするなぁ。

それにつけてもニャル子の見た目の可愛さよ。特にED。

燃:B 萌:A+ 笑:A- 総:A

エピソードリンク
第1話「進撃の邪神」
第3話「超邪神黙示録」

MF文庫J,アニメ

「ぼくも筒隠がコスプレしてるところを一度くらいは見てみたいよ!」
「見られるだけで済むならいいですが」
「百パーセント済まさないね!」
「百パーセント着ません」

さて、月子の協力を得て、梓の攻略にかかる陽人。ストレート過ぎる陽人の物言いにたじたじになる梓は、徐々に彼のペースに引きずり込まれていく。

ビジュアルと動きが付いたことによって、キャラがより魅力的に描かれるようになったのが大きいな。
仮想のしっぽを揺らしながら睨み合う月子と梓とか、凄い勢いでグルグル回ってかるダッシュする部長とか。

で、本編は置いといて、初見のEDがやられた!って感じでなぁ。
無表情な月子と、魔法少女っぽいコスプレをした笑顔の月子が一緒に踊るという構成。
本編中では基本的に月子の笑顔は見れないから、EDで入れて来たか。月子ちゃんペロペロ(^ω^)と言わざるを得ない。

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:A+

エピソードリンク
第1話「変態さんと笑わない猫」
第3話「哀しむ前に声を出せ」

アニメ,ガガガ文庫

「高い高いは駄目なんだ━━━━!!」

ガガガ文庫のゆるふわ4コマ小説が、まさかのアニメ化。原作者である新木さんはラノベ作家歴が結構長いけど、アニメ化はこれが初か。
制作は動画工房。
ちなみに原作は2巻で折れましたが何か?

本来は2013年第1クール放送作品なんだけど、ウチで視れない局でしか放送してなかったんだよなぁ。
1クール遅れでマンデーパークで放送するだろと思っていたら、それさえ無く諦めていたところ、ケーブルテレビに日テレプラスで放送するということで視聴開始。危うく見逃すところだったぜ……。
日テレプラスとか視るの初めてだわ。

OPは、もっとゆる~っとした感じのイメージだったんだけど、結構動きがあって良いな。
6人目のメンバー、神無月は一応伏せられてるのね。

基本的には、原作通りショートショートをポンポン流していく感じか。今回はGJ部員の紹介エピソードですね。
紫音さんが、かなり俺のツボで辛い。お姉さん属性やロングヘアーや黒ストもさることながら、ブレザーの着方が、そこはかとなくエロいな。

EDを歌うのは、天使姉妹。複数バージョンが存在するのかしらん。
そんな感じで『GJ部』でした。思ってたよりも楽しめるかも。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第2話「友情・愛情・彼女の異常?」

原作リンク
GJ部(ガガガ文庫、2010/03)

電撃文庫

失恋探偵ももせ (電撃文庫)
著:岬 鷺宮(みさき・さぎのみや) イラスト:Nardack

「……俺はやっぱり、永遠に続くものがあるかもしれないって、そう信じてる」
「その……正直、そこに理屈はないんだ。理由はないんだ。それでも今の俺には……この気持ちがずっと続くようにしか思えなくて、どこかで終わるものだとは思えなくて……だったらそれを、永遠って呼びたいと思うんだ」

失恋どころか

LOVE始まっちゃってるじゃNAI!

電撃文庫2013年4月の新刊。約2週間の積み。
第19回電撃小説大賞電撃文庫MAGAZINE賞受賞作。タイトルとイラストに釣られて買いました。
応募時のタイトルは「失恋探偵百瀬」。確かに全部漢字だと堅い印象を受けちゃうし、納得の改題。
帯には竹宮ゆゆこさんからの推薦文が。食欲アピールすんなw
イラストは最近出現率上昇中のNardackさんか。

さて、舞台は北海道にある、とある高校。たった2人のミス研部員、野々村九十九と千代田百瀬は、「失恋の真実」を解き明かす失恋探偵なる活動を行っていた。2人の元には、失恋にまつわる様々な悩みを持つ人がやって来て……という連作短編集。
プロローグと第1エピソードは電撃文庫MAGAZINEに掲載済。先行掲載という形式だったので、そのときはスルーしてました。その時点で文庫買うの決まってたし。

正しく恋を終わらせて、次の恋へ進むためのお手伝いをする失恋探偵ということで、ビタースウィートな感じの展開を予想していたんだけど、ぶっちぎりにLOVE寄せしてた件。
失恋の話もあるにはあるんだけど、単に相手がクズだったってパターンだしなぁ。

で、殆どのエピソードがハートフルでなぁ。そもそも、ミス研で可愛い不思議系後輩と2人っきりで謎を追うとか、その時点でシチュ萌えで持っていかれそうなのに、各エピソードでもガッツンガッツンLOVE寄せしてくるもんだから……。

九十九と百瀬にしても、のっけから、こいつらイチャつき過ぎだろ……って感じだしなぁ。
てっきり2人の関係は探偵と助手以上、恋人未満な状態をキープするのかと思いきや、さくさくっと両想いになっちゃいましたね。
もっとイチャイチャしても良いのよ。

内容からして、長々とシリーズ展開するようなものではないと思うんだけど、続けていってほしいシリーズですね。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
失恋探偵ももせ <2>(2013/08)

著者リンク
陰キャになりたい陽乃森さん Step1(電撃文庫、2017/10)
三角の距離は限りないゼロ(電撃文庫、2018/05)
恋は夜空をわたって(電撃文庫、2021/12)
みみみみ -御手洗澪には未来が視える-(MF文庫J、2024/09)

イラストリンク
東雲侑子は短編小説をあいしている(ファミ通文庫、2011/09)
紅炎のアシュカ(このライトノベルがすごい!文庫、2012/12)
睦笠神社と神さまじゃない人たち(このライトノベルがすごい!文庫、2013/08)

第19回電撃小説大賞リンク
アリス・リローデッド ハロー、ミスター・マグナム(大賞、2013/02)
明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。(金賞、2013/02)
塔京ソウルウィザーズ(銀賞、2013/02)
フルスケール・サマー(4次選考、2013/08)

電撃小説大賞電撃文庫MAGAZINE賞リンク
隙間女(幅広)(第15回、2010/07)

コミカライズ,スーパーダッシュ文庫

パパのいうことを聞きなさい! ─空色の響き─ 2 (愛蔵版コミックス)
漫画:江尻 立真 原作:松 智洋 キャラクター原案:なかじま ゆか

「えへへ、内緒だよ。お兄ちゃんの知らない話!」

2013年2月の新刊。
さて、2巻にして完結巻。流石に、隔月ペースでは、この冊数が限界だったか。

合唱部の活動を通して、成長していく空。歌うことが益々好きになっていく彼女だったが、着実に先輩達の別れの日は近付いていて……。

ここで、英語版の『きらきら星』が出て来るのは上手い。お父さんが、英語教育と言って無理矢理覚えさせたらしい。
まさか、あのアニメの謎演出をここで拾うとは……。いや、元から設定として、あったのかもしれんが。

開始当初は、空が祐太と再会するところまで描かれる予定だったらしいが、オリジナルキャラの出番増えた結果、削られたそうな。
依然としてミッシングリンクの時期もエピソード自体は考えられてるっぽいし、いずれやってほしいですね。
その内、本編で、各キャラにスポットを当てた短編集とかやっても良いかもな。

燃:C 萌:A 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
パパのいうことを聞きなさい! -空色の響き- <1>(2012/03)

スーパーダッシュ文庫

オトメ3原則! 3 (オトメ3原則!シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
著:松 智洋 イラスト:ななろば 華

「うおおおおっ!清楚系美少女キタ━━━━━ッ!」
「黒髪ロング!お淑やか!お嬢様系っ、まさか実在したなんて……っ」
「へへ……さっきから震えが止まらねぇんだ……ああ、目も霞んできやがった……」
「バカヤロウ!しっかりしろ!俺たちこれからじゃねぇか!」

2012年12月の新刊。約4ヶ月の積み。3ヶ月振りの新刊。『パパのいうことを聞きなさい!』11巻からは隔月刊行。
表紙は新キャラの黒髪美少女転校生、鷲尾神楽。最初はお金持ちの美少女転校生という立ち位置なのに、表紙を見たら、およその正体が判ってしまうという……。

ラブは0システム搭載の2号機なんだから、当然1号機は存在するわけだけど、その辺の話は、もっとねっとり最初から話しておいても良かった気がするなぁ。
何だか、1号機の話と神楽の転校タイミングが揃い過ぎて、正体がバレバレ過ぎるんだよな……。
まぁ、そんなところでハラハラするようなシリーズでもないんだろうけど。

0システムが、やがて行きつく先は、人を殺せるロボット。既に、そうなってしまったらしい神楽こと1号機カムイによって、ラブが破壊されそうになる。
もっとお茶濁しなシリアスになるのかと思ってたんだけど、割とガチな話になってまいりました。

半壊したラブを必死で修理しようとする本気。果たしてラブのメモリー損失に間に合うのか……というところで続く。
松さんのシリーズで、ここまでシリアスかつガチな引きは初めてなんじゃなかろうか……。何だかんだで、今まで各巻で、ある程度まとまってたしな。

それにつけても明里部長がヒロイン化しそうでしない、このもどかしさよ。
次は2013年2月に『パイコキ』12巻、4月に『3原則』4巻、6月に『パイコキ』13巻。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
オトメ3原則! <2>(2012/09)
オトメ3原則! <4>(2013/04)

著者リンク
パパのいうことを聞きなさい! <11>(2012/10)
パパのいうことを聞きなさい! <12>(通常版)(2013/02)

アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「貴女━━オリジナルね」

サブタイは「クリティカル」と読みます。
さて、OP映像をOPとして見ると、メチャンコ格好良いな!

学園都市中にばら撒かれたマネーカード。それを追う内に、美琴は不思議な少女、布束砥信(ぬのたば・しのぶ)と出会うことに。
砥信は原作よりも可愛くなってるな。

一方、佐天さん達は美琴のそっくりさんやらレベル5のクローンやらの話に花を咲かせるのであった。
固法さんも出て来て俺得。

そして、最後のカットで、タイトルの「S」が「Sisters」の意であると判明。セカンドシーズンの「S」だと思ってたわ……。

EDは、やはりしっとり系か。くまさん可愛いな!

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
#1「超電磁砲」
#3「超電磁砲量産計画」

電撃文庫

魔法科高校の劣等生(9) 来訪者編<上> (電撃文庫)
著:佐島 勤 イラスト:石田 可奈

「達也くん、性格悪過ぎよ」

2013年3月の新刊。約1ヶ月2週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
あれ、何か今回の表紙、構図が凄いもっさりしてね?折角、観目麗しい美少女2人なんだから、もっと、こう動きのある感じをですね……。

さて、雫がUSNAに留学することになった。裏表紙でバイバイしてるデフォルメ雫が可愛いですね。
交換留学という形で代わりにやって来たのは、アンジェリーナという少女。しかし、彼女の正体は、十三使徒の1人、アンジー・シリウスで……というお話。

雫は永久退場かと思いきや、短期留学なので、ちゃんと復帰する模様。良かった良かった。

リーナの目的は達也と深雪がマテリアルバーストの実行犯ではないかと探りを入れることだった筈なのに、巷を騒がす吸血鬼事件のお陰で、うやむやに。
エリカ達も独自に動いて、状況はややこしさを増していく。

遂に、司波兄妹の前に現れた十三使徒。流石に、達也も使徒の魔法には苦戦を強いられて……となるかと思いきや、やっぱり俺TUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
え、十三使徒って賑やかしキャラとかじゃないよね?世界的に強い人達なんだよね?

帯によると、この『来訪者編』をもって、一学年度の部は終了らしい。確かwebで連載していたのが一学年度の部だった筈だから、今後は完全な書き下ろしになるのか。
ってことは今後は刊行ペースが落ちるのかな?ってか、既に若干ペース落ちてるな。連載が始まったからかしら。

次は2013年6月に10巻『来訪者編〈中〉』。

燃:A- 萌:A 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
魔法科高校の劣等生⑧ 追憶編(2012/12)
魔法科高校の劣等生⑩ 来訪者編〈中〉(2013/06)