富士見ファンタジア文庫

デーゲンメイデン 1.台場、両断 (富士見ファンタジア文庫)
著:田口 仙年堂 イラスト:柴乃 櫂人

「俺には絶対に譲れない信念がある。Dアームで人を不幸にするヤツは絶対に許さない」
「知っておる」
「だけど、俺は未熟だ。お前についていくのがやっとの素人だ」
「下手くそで、何度も足を踏むかもしれない━━それでも」

「踊ってくれるか、薄緑」
「━━喜んで」

ファンタジア文庫2012年6月の新刊。約5日の積み。ファンタジアでは『本日の騎士ミロク』に続く第2シリーズとなる田口仙年堂さんの新シリーズ。『ミロク』最終巻からは4ヶ月振りか。
イラストはスーパーダッシュ文庫『ベン・トー』でお馴染みの柴乃さん。
タイトルは「剣乙女」の意。

サブタイの勢いと、設定が俺好みそうだったので手に取りました。伝承者と書いて、「テイルキーパー」と読むとか中二過ぎるw
弁慶機関とかな。
実は田口さんの著作を読むのは、これが初めてだったり。と思ったけど、『吉永さん家のガーゴイル』を読んだことがあったような無かったような……。

帯は本の約半分を覆う特別仕様。何か仕掛けがあるのかと思ったけど、何一つ無かったぜ!帯を外すと、粗筋が変わるって仕掛けがあったの何だったかなぁ。

さて、主人公、練司はDアームと呼ばれる意志を持った伝説の武器のひとつ、名刀・薄緑と契約し、人々に仇なすDアームやテロリストを狩っていく……というお話。
今回は練司が糸という少女を護衛する中で、自分の戦いを定めていく様が描かれている。

1巻としては実に王道な展開で、読み易くサクサク進む。そのくせ、ラストバトルに臨む練司と薄緑のやりとりが格好良かったりで。

まだ1巻だというのに、練司が追い求める幼馴染み、いすかが敵組織ロキに所属していることが読者に示されるという、なかなかの高速展開。2巻で即再会すんのかな。
このパターンだと、そこそこ話が進んで、よりによってのタイミングで再会した方が盛り上がると思うんだけど。

イラスト効果が強く、薄緑可愛いよ薄緑。彼女の人格は4人居るらしいけど、残りの2人はまだ登場せず。
果たして、どんなのが出て来るのか……。

ってなわけで、先が期待出来る新シリーズ『デーゲンメイデン』でした。絵師のチョイス、のっけから単独CMと、推し方が『デート・ア・ライブ』と、ほぼ同じなので、大コケしなけりゃアニメ化するんじゃねーかなぁ。
略称『でげめで』は定着するのだろうか……。

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A

シリーズリンク
デーゲンメイデン 2.池袋、穿孔(2012/10)

コミカライズリンク
デーゲンメイデン(2013/07)

著者リンク
ご覧の勇者の提供でお送りします(2014/03)
異世界取材記 ~ライトノベルができるまで~(2017/03)

イラストリンク
ベン・トー サバの味噌煮290円(スーパーダッシュ文庫、2008/02)
神鎧猟機ブリガンド(ダッシュエックス文庫、2014/11)
織田信長という謎の職業が魔法剣士よりチートだったので、王国を作ることにしました(GAノベル、2017/07)

MF文庫J,ゲーム,コミカライズ,ファミ通文庫,メディアワークス文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記,電撃文庫

注文していたものを色々と。ラノベは、

・スイート☆ライン5 メモリアル卒業編
・天使の3P!
・H+P⑫-ひめぱら-
・お前をオタクにしてやるから俺をリア充にしてくれ! <4>
・僕は友達が少ない⑧

の計5冊。

MFでは、レーベルの割には刊行ペースの遅い『オーバイメージ』がコミカライズ決定。
『初体験にオススメな彼女』はドラマCD化決定か。

ボーダーは、

・ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~

の計1冊。
コミカライズは、

・緋弾のアリア <Ⅵ>
・緋弾のアリアAA <Ⅳ>
・“葵” ヒカルが地球にいた頃…… <1>
・ビブリア古書堂の事件手帖 <1>

の計4冊。


遂に『ポケモンBW2』が出てしまいました。現状、既に落ちてる読書ペースが壊滅的ダメージを受ける可能性が……。

富士見ファンタジア文庫,雑記

予約していない分を買ってきました。ブツは、

・不完全神性機関イリス2 100億の時めぐる聖女
・デーゲンメイデン 1.台場、両断

の計2冊。

『乱☆恋5 婚約者は16人!?』は5巻で完結か。16人なんて大きく出た割には早い完結の気がするな。

鏡貴也さんが山本ヤマトさんと組んで、ジャンプSQで連載するらしいね。どんだけ仕事すんねん……。
つまり『紅』は終わったわけですが。

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「うわー、卑猥なスライム━━━━!!」

今のままではクリスに勝てないと大先生に言われた歩は試験を受けることに。しかし、試験のサポートをしようと学校にやって来たハルナが作りだした紳士的なスライムによって、歩は不合格判定されてしまい、ハルナ達と出会った後の記憶を失うことに。
歩の記憶を取り戻すため、ハルナ達は歩の精神世界に入り込む。おお、最終回っぽい!

精神世界の中のナルシストな歩達をぶっ飛ばすハルナがマジかっけー。変身呪文を唱えながら戦うとか格好良過ぎワロタ状態でした。

アナザー若しくはオルタナティヴとして復活した歩。平松さんが段々異常事態の対処に慣れてきていて吹く。

元の歩を取り戻すため、ミストルティンで魔装少女へ変身するユー。地面に変身呪文を刻んで変身するのが、これまたかっけーんだよな。
で、最後はハルナと一緒に歩に呼び掛けることになって、これがいかにも最終回チックで盛り上がるんだけど、2人で歩の腹にチェーンソーを突き刺しているという物凄い絵面に。

EDはスタッフロールのみなんだけど、1期のラストと同じく、今後登場するであろうリリアが登場。

総評

ってなわけで、シリーズ第2期『これはゾンビですか? OF THE DEAD』僅か10話で終了。折角面白かったのに、ここで終わってしまうのは非常に勿体無い。いや、話数少なめだからこそ出来たクオリティなのかもしれんけど。

1期に比べて、ギャグとシリアスのバランスが圧倒的にギャグに傾いたな。ウケの良かった部分を拡大したみたいだけど、こうして正解だったな。どの程度、原作から改変されているかは判らんけど。
でも、今期で進んだのって文庫2冊分くらいだよな、多分。

ヒロインは可愛いわ、ギャグは弾けてるわ、主題歌格好良いわで、まさかここまでの良アニメになるとは……。
是非、3期もやってほしいところだが……。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第9話「ああ、マイダーリンはロクデナシ」

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「私の中では既に付き合っている関係だ」

最強の魔装少女クリスに対抗出来る冥界人ネネさんことネグレリアに会いに行く歩達。おっぱい凄いな!

時を同じくして、自分のライブに歩を招待するサラス。ここにきてサラスのヒロイン力アップがパネぇ!
完全にノリが美少女ゲームのシナリオみたい。間接ちゅーを狙うサラス可愛いよサラス。

とか何とか言ってる内に、もう次が最終回なのかよ!

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:A

エピソードリンク
第8話「フー、京子ちゃん合コンだゼッ!」
最終話「だけど、それがいい」

富士見ファンタジア文庫,雑誌

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2012年 07月号 [雑誌]

『これはゾンビですか?』

表紙。正直、アニメの版権絵で見ると微妙。でも、こぶいちむりりんの書き下ろしイラストは素晴らしいと言わざるを得ない。

付録クリアファイルのユーが性的過ぎるだろ……。

『デーゲンメイデン』

『本日の騎士ミロク』を完結させた田口仙年堂さんの新シリーズ。イラストは『ベン・トー』の柴乃櫂人さん。

お試し短編は普通だったけど、設定が中二で面白そうなので1巻は買います。サブタイの『台場、両断』も格好良いよな。

第2表紙だったり、既にテレビで単独CMをやっていたりと、完全に『デート・ア・ライブ』と同じパターンなので、よっぽでスベらない限りアニメ化するんじゃね?

『ハイスクールD×D』

今回はオーフィスメインの短編を収録した文庫付録あり。つっても、結局は普段の連載を本誌から切り離して、ちょっとページ増やしただけだけどな。
いずれ普通に文庫に収録されると思われ。

って、おつかいでも何でもなくね?

『対魔導学園35試験小隊』

『Re』の柳実さんの新作。短編あり。イラストはまた切符さんか。最近よく見るな。
タイトルをパッと見、魔法ものかと思うんだけど、「対」という漢字が意味する通り、魔法無しで魔法に立ち向かう話っぽい。

『シークレット・ハニー』

深見さんの新作。短編あり。あれ、『GENEZ』どうなった。『GENEZ』の名前も出てるから、打ち切りではないと思うけど……。

今度はちょっとラブコメ成分多めか?
イラストはしゅがすくさんなんだけど、この人も最近急激に出て来たよなぁ。

『氷結鏡界のエデン』『不完全神性機関イリス』

ダブル特集ということで、2作品の主要キャラが絡む描き下ろしイラストあり。これはテンション上がるな。

今回の特集では2作品の共通キーワードをクローズアップしている。どういう繋がりをしているかは全く書かれてないけど。

『エデン』の方は少年シリウスでのコミカライズの出張版が。「漫画の進行の遅さナメてんじゃねーぞ」で吹いたw
何ぶっちゃけとんねん。

『ライジン×ライジン RISING×RYDEEN』

特集と短編。って、普通に2巻からの続きの内容で吹いた。これ、本編にあってもおかしくない話だと思うんだけど……。

扉が沙凪だったから、彼女メイン回かと思いきや、全然そんなことなかったんだぜ。

『カードファイト!!ヴァンガード』

ノベライズがつばさ文庫から出るのも驚きなら、その一部をお試しとして掲載してるのも驚きだわ。
って、ヴァンガードやってるシーン、ほぼ無ぇじゃねーかw

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

雑誌リンク
ドラゴンマガジン 2012年5月号
ドラゴンマガジン 2012年9月号

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「ひ━━━━!乳首透けてる━━━━!?」

クリスの弱点を知っているという京子が歩達の元へとやって来た。自分を喜ばせてくれたら、クリスの弱点を教えると言った彼女のために歩は合コンをセッティングする……というお話。
って、『これゾン』の女子メンバー、レベル高過ぎワロタ
そら、織戸も変なテンションになるわ。

妄想ユーは島本須美さん。高い声に無理があり過ぎる……w

燃:C+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第7話「うん、先生が最強だよ!」
第9話「ああ、マイダーリンはロクデナシ」

富士見ファンタジア文庫

ライジン×ライジン2 RISING×RYDEEN (富士見ファンタジア文庫)
著:初美 陽一 イラスト:パルプ ヒロシ

「ねえねえ、今どんな気持ち?完全に騙されてどんな気持ち?毒とか本気にしちゃった?そんな毒あると思っちゃった?今の心境をカメラに向けて一言ドーゾ?」

2012年4月の新刊。約1ヶ月1週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
総扉のスク水は評価する。って、見開きの入浴シーンと合わせて、イメージイラストなのかよ!期待させやがって……。
それぞれの能力を示すアイコンのデザインが良いな。1巻からあったっけか。

さて、今回はアウトローが集まった組織、『再世(リ・バースデイ)』が動き出す。同時に、アウトローを無慈悲に倒していくストレンジャーも現れて……というお話。

目次の章タイトル一覧で吹いた。「ッターン!」じゃねーよw
ってか、内容とほぼ関係ねーじゃねーか!

2巻にして早くも新ヒロイン、瑠璃花が登場し、どうせ、この娘もチョロくデレるんだろうなーと思っていたら、そうはならなかった衝撃。
まぁ、次巻くらいでデレるんだろうけど。

で、ゲルネタをもっと掘り下げてほしいのに、ラブコメ方向へ特化しそうな気配。と思いきや、何故かシリアスバトル展開で次巻へ続く
え、まぢで……?

燃:B 萌:A- 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
ライジン×ライジン RISING×RYDEEN(2012/01)
ライジン×ライジン3 RISING×RYDEEN(2012/08)

富士見ファンタジア文庫

いつか天魔の黒ウサギ10 校庭で笑う魔女 (富士見ファンタジア文庫)
著:鏡 貴也 イラスト:榎宮 祐

「起きたの?」
「起きてたの」
「あれ、そなの?」
「うん。で、大兎が目を覚ましたから、大兎好きー。って叫ぼうと思ったけど。大兎が私の頭を撫でてくれようとしたから、いまは撫でられ待ちしてます」

2012年4月の新刊。約1ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。『大伝説の勇者の伝説11 ニンゲン総代』からは隔月刊行。

さて、宮阪高校を守るため、結界の敷設、情報操作に大忙しの生徒会。そんな中、月光に璃依音が接触してきて……というお話。
最近、話が進んでるんだから進んでないんだか、よー理解らんようになってきたな……。

事実が明らかになったと思ったら、すぐに引っ繰り返されるから何が本当なのか全然判らん。と思っていたら、何やら一度月光に下った筈の黒守先生が黒幕……なのか?いやいや、油断は出来ないぞ……。

鬱要素しか見当たらないから、大兎とヒメアのイチャイチャが一服の清涼剤ですね。って、前にも書いたような気がするな……。

あれ、表紙に居るのに、遥の出番皆無じゃね?

後書き曰く、後2冊らしいんだけど、本当に終わるんだろうか……。
巻末には、イラスト担当榎宮さんの小説デビュー作となる『ノーゲーム・ノーライフ』の宣伝が載っている。MF文庫Jなのに。

次は2012年6月に『真伝勇伝・革命編 堕ちた勇者の黒い伝説』7巻、7月に『紅月光の生徒会室』5巻。

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A+

シリーズリンク
いつか天魔の黒ウサギ9 終末を嘆くカラス(2011/12)

いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室 <5>(2012/07)
いつか天魔の黒ウサギ11 悪魔と魔女と生徒会長の恋(2012/11)

富士見ファンタジア文庫

ハイスクールD×D 12 補習授業のヒーローズ (富士見ファンタジア文庫)
著:石踏 一榮 イラスト:みやま 零

『……不思議だ。あんなにも不快に感じていたあの歌が……いまは力強く感じる。……ククク、俺も本格的に壊れてきたか……』
「いや、いいんじゃねぇかな、ドライグ。これはきっとそういうあったかい歌だ。そうさ、俺はとある町の隅っこで、笑いながら、天気の日でも、嵐の日でも、おっぱい探して飛んでいく━━おっぱいドラゴンだ……ッ!おっぱいが大好きだからよっ!皆のところに帰らなきゃダメだよなっ!」

ヒーロー帰還。

2012年4月の新刊。約1ヶ月の積み。3ヶ月振りの新刊。
表紙はまた部長かよ!2巡目に入るのは良いけど、部長ばっかり出て来るのは面白くないなぁ。もっと色んなヒロインに表紙を飾ってほしいよな。ってか、レイヴェルとかギャスパーとかをですね……。

さて、第3章クライマックス。イッセーを失ったグレモリー眷属は戦う気力までも失ってしまっていた。
まぁ、イッセーが戻って来るのなんて、予定調和で判り切ってる展開なわけだけど、それでも1ページ目から涙腺爆発した俺です。
当然脳内BGMはアニメOPだよな!

イッセーの身体から分離した8つの『兵士』の駒。この内4つが『変異の駒』となっていることが判明。4つがこれまでのパワーアップの影響で変異したのだとしたら、最低でもイッセーは後4回のパワーアップを残しているということか……?恐ろしい子!

また、サマエルの呪いで滅んだ肉体をグレートレッドの力で再び受肉させたため、グレートレッドとの合体が可能に。
『天元突破グレンラガン』序盤みたいなノリになってきてワロタ

決して予想外の展開ではない、むしろ予想通りの展開なんだけど、王道ど真ん中で、これで燃えないわけがない。
男臭くても全然問題無いぜ!

今回も『電蜂』要素を匂わせる描写が。アニメ関係の仕事が多くて、なかなか手を付けられてないらしいけど、いつになったら日の目を見るんだろうか……。

にしても、今回イラストが全体的に怖めじゃね?レイプ目の朱乃さんとか木場の腕の断面とかイッちゃったギャスパーとか。

次は2012年9月に13巻『イッセーSOS』。短編集らしいです。Blu-ray付き特装版があるけど、多分通常版を買うと思います。

燃:S- 萌:A 笑:B+ 総:S-

シリーズリンク
ハイスクールD×D11 進級試験のウロボロス(2012/01)
ハイスクールD×D13 イッセーSOS(通常版)(2012/09)