「生まれたときから愛してた」
劇場オールスターズ。
概要
アニメも2期放映したファンタジア文庫の人気シリーズが遂に銀幕に登場。ストーリーは原作者である橘さん監修のオリジナルストーリーということで、原作既読組としてはスルーするわけにはいかない。
2期の終了から1年ちょっとで映画公開か。
ただ、このテの映画は同属嫌悪感がクライマックスになるから、あんまり行きたくないんだよなぁ……とか思いつつ、半ば義務感で行った俺です。
パンフの表紙が十香のアップなのは何か納得いかない。
アニメ映画を観るのは久し振りだなーと思ったけど、よく考えたら『プリキュア』ってアニメ映画だったわ。最早、俺の脳内では『プリキュア』はアニメではなく『プリキュア』として認識されている模様。
粗筋
美九の霊力を封印し、反転した十香も無事取り戻した士道。精霊達と過ごす日常が戻ってきたと思われたが、数日後、士道にだけ見える巨大な球体が天宮市上空に出現。
謎の球体は、これまでに士道が封印してきた精霊達の霊波と酷似していて……。
時系列が時系列なので七罪の出番はありません。
導入
事前情報で美九の新曲お披露目ライブシーンがあるのは知っていたけど、まさかOP代わりでいきなり出て来るとは思わなかった。
その後は水着サービス。流石、劇場版やで!ってことなのかな。
精霊達とのデート
謎の球体と精霊達のストレスが関係しているのかもしれないということで、士道は精霊1人ずつとデートすることに。
士道さん、すっかり女の子の扱いに慣れてはりますわ……。
八舞姉妹は個別にデート。七罪編でも個別にデートしてたけど、2人で行動してない八舞姉妹というのもそれはそれで魅力的ですね。
美九とのデートでは士織再び。この後、3人娘と殿町達が捜索用のチラシまで作って士織さんを捜していて草。
折紙さん
時系列上、入院中なので派手な活躍は出来ず。しかし全くブレていない折紙さんである。病室でのピタゴラスイッチワロタ
そんな折紙さんをお見舞いに来たのは美紀恵とミルドレット。美紀恵とタマちゃん先生の絡みって原作でも見れるんだっけな……?
真那
一歩引いてる感じだけど戦闘にも参加しており、十分な活躍をしている。ただ〈フラクシナス〉の艦橋で棒立ちになっているシーンはいかがなものか。
〈フラクシナス〉クルー
それなりの台詞数があり、メンバーによっては個人エピソードっぽい話も。中津川は中の人ネタ仕込んでくんなw
ってかゴー☆ジャスさん、アフレコ現場にいつもの格好で行ってるのかよwwwww
万由里
その正体は精霊に近しい存在で、霊力が一定以上集まった存在が器として相応しいかどうか審判するためのシステムの一部。
終盤になるまでは、その正体は明らかにならず、士道達のデートを影から見詰めるばかりなので台詞はほぼ無い。
中の人目当てで観に行った人は怒りそうだな……。
彼女は素体が無く霊力だけで構成されている存在なので、霊力を封印すれば消滅してしまう。
消えちゃうのは残念だけど原作と矛盾せず、かつオリジナル展開をやろうと思ったら、こうするしかないんだろうな。
最終決戦
限定解除モードの精霊達が集合して、万由里の巨大な天使〈ケルビエル〉と戦うだけでも、そこそこの迫力なのに、ここで士道と精霊達の気持ちがシンクロして霊力完全解放+1期OPの合わせ技とかムチャクソ盛り上がる。
正直、デートシーンが精霊を替えながら淡々と続くから盛り上がりに欠けるかなと思っていたところにこれですよ。
元から格好良いOPが格好良いシーンと合わさって格好良くない筈ないじゃないですかー!
十香のパワーアップ
万由里の力で精霊達の霊力を結集し、新たな霊装を装備。こういう劇場版限定のパワーアップはサプライズ感があって大好き。
パンフの監督&脚本インタビューで特撮映画から発想を得ていると書いてあって吹く。そりゃ俺のツボに入る筈だわw
まとめ
そんな具合で全く期待せずに行ったら大満足してしまった俺です。オールスター感満載で、これぞ劇場版といった感じでした。
これが『デート・ア・ライブ』だ!みたいな。
ただ、あくまでも俺の好みにドストライクしただけなので、一般的にはそこそこといったレベルかなぁとも思う。
作画も戦闘で頑張り過ぎたためなのか、中盤まではちょいちょい、おや……?と思わせるようなクオリティの部分があったりする。
ちなみにDEMの面子は出て来てません。
ラストに七罪の出番があったり、3期が発表されたりしないかなと思っていたけど、サプライズは特に何も無し。
来場者特典は8/29から順次イラストカードに切り替わっていくらしいから文庫が欲しい人はお早めに。
特典の感想は別で書きます。
燃:A+ 萌:A+ 笑:A- 総:S-
特典リンク
・デート・ア・ライブ 万由里アラウンド
シリーズリンク
・デート・ア・ライブⅡ 第十話「反転」
・・デート・ア・ライブⅢ 第一話「七番目の精霊」