このライトノベルがすごい!文庫

スクールライブ・オンライン 6 (このライトノベルがすごい!文庫)
著:木野 裕喜 イラスト:hatsuko

「行くって、どこへです?」
「オーガズムではないよ」

分かっとるわw
でも悔しい!こんなので笑っちゃうなんて!ビクンビクン
2015年7月の新刊。約2日の積み。5ヶ月振りの新刊。献本を頂きました。有り難うございます。
表紙は零央と穂香か。色遣いが綺麗ですね。

さて、無事沙耶の記憶を取り戻し、新たな仲間も迎えた《心の欠片》。次なるイベントは生徒会選挙と学園祭。
3Rの意識改革を目指すべく零央は生徒会長に立候補するが……。

相変わらずストーリーの盛り上げ方がクッソ上手いんだよなぁ。《無敵艦隊(アルマダ)》と《淑女の社交場(ソーシャルレディ)》が出撃するシーンの格好良さは異常。
剛田先輩と美作先輩の頼もしさが尋常じゃない。

時々、学内専用ネットワーク上のスレが描写されるんだけど、地味にここが楽しいから困る。ポニテスレのボルテージ高まり過ぎだろw
零央のポニテコラは挿絵があっても良かったのよ。

今回は《心の欠片》で協力して事に当たるというよりはギルドの垣根を越えて共闘といった感じでこれはこれで燃えるな。
会堂との和解の目も見えてきた……か?

今回も巻末にはこのライトノベルがすごい!文庫の公式サイトに掲載されていた瀧先輩と会堂の過去話を収録。
小学生時代の会堂、純真過ぎて逆に気持ち悪いなw
ただ、こういう形で瀧先輩が会堂を救いたいと思ってることを描写してるんなら、ただ一方的に会堂をぶっ飛ばして終わりにはしないつもりなんだろうか。

燃:A+ 萌:A 笑:A 総:A+

シリーズリンク
スクールライブ・オンライン5(2015/02)
スクールライブ・オンライン7 ラストマン・スタンディング(前)(2016/01)

MF文庫J,コミカライズ

ジーンメタリカ-機巧少女は傷つかない Re:Acta- 2 (MFコミックス ジーンシリーズ)
作画:釜田 みさと 原作:海冬 レイジ キャラクター原案:るろお

「…数が多すぎます!!男日照りさんも手伝ってください!!」
「日照ってないものーっ!!日本の夜明けはこれからだもの!!」

2014年5月の新刊。
さて、2巻にして完結巻。復讐と仲間達の間で揺れるヤマトの葛藤が描かれていく。あれ、白夜の出番あんまり無くね?ほまれさんの方がヒロインっぽくね?

盛り上がったのかそうでないのか、よく理解らないまま終わってしまった印象。結局、ヤマトの葛藤に答えが出たようなそうでないような。
どうせなら、もっと原作とリンクする要素が早い段階から出て来れば良かったのにな。

コミックス描き下ろしのエピローグでは硝子さん達が登場。どうやら原作の未来の話だったってことみたいなんだけど、今一つヤマトと本編キャラの関係性がよく理解らない。

どうも雷真が父親で、育てたのがいろりのようで。ただ、いろりらしき娘が夜々にすまないって言ってるってことは雷真と夜々の子供をいろりが世話したということなんだろうか……。

原作者後書き曰く、謎の一部は原作で明かされるらしいし、それ待ちか。憶えていられる自信は全く無いぜ!やったー!

燃:B- 萌:B+ 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
ジーンメタリカ -機巧少女は傷つかない Re:Acta- <1>(2013/09)

コミカライズ,電撃文庫

やがて魔剱のアリスベル (2) (電撃コミックスNEXT)
原作:赤松 中学 作画:滝乃 大祐 キャラクターデザイン:閏 月戈

「俺の妹が……こんなに強いはずがない…!!」

2015年6月の新刊。
さて、ビビとの決着からなんだけど、静刃さんカッコメン過ぎワロタ
そりゃ負けたビビも恋に落ちるわ。

相変わらずラノベのコミカライズとしてはハイクオリティな作画。ハイクオリティ過ぎてヤンデレ入ってる祈が怖ぇよw

回想シーンではアリスベルの両親が出て来るんだけど、お母さんメッチャ美人だな!これは捗りますねぇ(ゲス顔)

燃:A- 萌:A 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
やがて魔剱のアリスベル <Ⅰ>(2014/10)
やがて魔剱のアリスベル <Ⅲ>(2015/11)

GA文庫

聖剣使いの禁呪詠唱〈ワールドブレイク〉 2 (GA文庫)
著:あわむら 赤光 イラスト:refeia

「男の人と一緒に寝るなんて初めてなので、まーやはドキドキしているのです」
「俺は校長にビキビキ来てるのです」

2013年2月刊行物。約3週間の積み。3ヶ月振りの新刊。『あるいは現在進行形の黒歴史9 覇権を賭けた大運動会』からは連続刊行。

さて、表紙からも判るように今回はもう1人のヒロイン、静乃回。イギリスからやって来た六頭領(シックスヘッド)の1人エドワードに静乃が連れ去られそうになったとき、諸葉の記憶が新たに蘇っていく。
疑問系で終わることの多い静乃の喋り方、何か良いよな。

その一方で、マヤがジワジワ重要キャラっぽく存在感を強めているな。末恐ろしいようじょだぜ……。

タイトルにもなっている禁呪詠唱。その凄まじき威力は辺り一帯を人の住めない環境に変えてしまうところから「ワールドブレイク」って読むようになっているのか。
今まで闇術は第五階梯までしか出て来てないのに、間をすっ飛ばして一気に第十三階梯が出て来るとか、凄く……中二です……。
例のBGMを聴きながら読むと燃える。

この時点で既にロシア支部の話をちょろっと出したりして、今後の展開への布石を打ってあるのね。
エドワードは7人目のSランクが現れたとき、六頭領は対立するって言ってたけど、最終的には《救世主》同士の戦いに辿り着くんだろうか。

《救世主》は前世で英雄と呼ばれた者達ばかりというけど、その割には性格歪んでる奴もいっぱい居る様子。
思春期に過去の記憶を思い出すことで精神形成に悪い影響が出るってことなのかしら。

次は2013年4月に3巻、6月に『黒歴史』10巻『比類なき天空の兄弟ゲンカ』、8月にこちらの4巻、11月に5巻、2014年2月に6巻、5月に7巻、8月に8巻、11月に9巻、2015年1月に10巻、2月に11巻、6月に12巻。

燃:A 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
聖剣使いの禁呪詠唱(2012/11)
聖剣使いの禁呪詠唱 <3>(2013/04)

アニメ,コミカライズ,角川スニーカー文庫

「それって好きってことなんじゃないの?」

やっと追いついたぞ!
長編展開ラストということで、いよいよ仮長門の消えるときが来た。何だか長門と朝倉さんがやたらとイチャイチャしているように見えるのは俺だけなのか。

長門と朝倉さんと一緒に古本市行くとか、キョンさん羨まし過ぎワロンストン
EDがまたちょっと変わってましたね。

燃:C 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第12話「長門有希ちゃんの消失Ⅱ」
第14話「彼女の戸惑い」

アニメ,GA文庫

「僕のベル・クラネルは、もっと早く、もっと強く!もっと高く飛べるんだ!!」

サブタイは「ファミリア・ミィス」と読みます。
さて、最終回。何故かOP出だしのヘスティアとベルのカットがモノクロ風味からカラーバージョンに変更。

突如現れた階層主を討伐するため冒険者達が総力を結集していく。出し惜しみ無しのフルボッコは燃えるものがあるけど、何故最後のベルの活躍でOPを流さなかったし。
あそこまで盛り上がってたんだから流すべきだったと思うんだけどなぁ。歌詞もマッチしてるし。

EDは前半分が特殊になってるんだけど、止め絵のオンパレードで戦闘で予算使い切った感が凄ぇw
提供バックは原作絵師のヤスダスズヒトさんか。

総評

そんなわけで英雄を目指すGA文庫原作『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』全13話でした。
流石J.C.STAFFという感じの仕上がりだったけど、原作読みたい!という感じではなかったな。
何でかなって考えたんだけど、アレだ、厨二力が足りないんだ。あと、シルさんがメインヒロインだったら買ってたワンチャンある。

原作既読組としてはどうなんだろうな。原作5巻まで消化したから結構な駆け足展開ではあったんだろうけど。
原作ストックもあることだし、十分2期を狙えるレベルではあると思うんだけど、どうだろうか。

燃:A+ 萌:A 笑:C+ 総:A+

エピソードリンク
第12話「悪意」

シリーズリンク
ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 第1話「剣姫と妖精」

このライトノベルがすごい!文庫,雑記

今月も献本を頂きました。有り難うございます。

・スクールライブ・オンライン <6>

の計1冊。


何やら7/15くらいに新しいガンダムの発表があるみたいですね。『Gレコ』が終わったばかりなのに、もう新しいのやるか。
バンダイ的には富野ガンダムは別枠なんだろうかw

一迅社文庫

土属性はダテじゃない! 5 (一迅社文庫)
著:葉原 鉄 イラスト:八坂 ミナト

黒タイツとマヨネーズ、なんとなくいやらしい。

ぐう理解る。
2011年2月の新刊。約4年4ヶ月2週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
これも発売日に買ってスーパー放置状態でしたねw

さて、前巻からの流れで今回は長編展開に。渦美を家に連れ戻そうとする輩から彼女を守るため、麒一郎達は裏興行の世界に踏み入ることに……。
もっと青春ラブコメ的な展開があっても良いのよ。

渦美を狙って現れたエージェント、ディレイとブリッカー。麒一郎は流れでブリッカーも救うことになるんだけど、またヒロイン増えるのかしら……。雪乃とのづちだけで十分なのに。

今回、温泉のシーンがあるんだけど、あれ、これって4巻の口絵の内容じゃね?後付でシーンを用意したんだろうかね。
って何でマヨネーズに挿絵が無いのかと小一時間。

次は2011年5月に6巻、10月に7巻、2012年1月に『死にたくなければ××! 脱ぐのは絶対にイヤ!』、8月にその2巻『ヌルヌルは堪忍して!』、2013年7月に『剣と拳の闘婚儀 黙って俺のヨメになれ! 』、11月に『白河氷翠のひめごと』、2014年5月に『はぐれ聖者の神剣勝負』、2015年2月に『べつに異能とかいらんです』、7月に『土属性はダテじゃない!! 新たなる挑戦者たち』。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
土属性はダテじゃない! <4>(2010/11)
土属性はダテじゃない! <6>(2011/05)

アニメ,コミカライズ,角川スニーカー文庫

「このプレッシャーは……!」

ガンダムパロシリーズやめろw
様子の変わってしまった長門に順応していくキョン。長門は長門で、過去の記憶と現在の自分が混ざり始めていく。
つまり『ハルヒ』本編の長門と『長門有希ちゃん』の長門の良いとこ取りのハイブリッド長門というわけだな!

回想シーンで初めてキョンと会ったときのわちゃわちゃする長門可愛いなw
それにしても長門視点から見たキョンがカッコメン過ぎて困る。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第11話「長門有希ちゃんの消失Ⅰ」
第13話「長門有希ちゃんの消失Ⅲ」

MF文庫J

たまらん! メチャクチャな青春ラブコメに巻き込まれたけど、生まれてきてよかった。 (MF文庫J)
著:比嘉 智康 イラスト:本庄 マサト

「もうすぐでよ。たまらんは驚きのあまり石化した挙げ句ションベンちびっちまうぜ」
「石化してんのに、失禁するとか、俺の尿道どうなってるんだよ」

MF文庫J2015年5月の新刊。約1ヶ月の積み。『泳ぎません。』の2巻終了から3年5ヶ月、比嘉さんが復活です。
てっきりMFからは干されたものとばかり……。

表紙が黒ストで興奮しますね(ぉ
最初はスルーしていたんだけど、粗筋がズルくて、つい買ってしまいました。余命一週間━━だが誤診!!じゃねーよw

余命一週間を宣告された主人公たまらんこと玉木走太は最後の思い出作りとして、憧れのクラスメイト、月形嬉々(きき)とキスを交わす。
しかし、余命一週間は誤診だった。かくして、たまらんは幼馴染み達の恋の多角関係に巻き込まれていくことに……。

うん、やっぱり比嘉さんの文章独特だわ……。読み難いわけじゃないんだけど、凄くクセがある。
それにタイトルのセンスな。比嘉さんが決めたのか判らないけど、一昔前に流行った平仮名4文字タイトルと長文タイトルを組み合わせるという、このズレっぷりw

面白いのはちゃんと男キャラがたまらん以外にも登場し、ストーリーに深く関わってくるところ。挿絵にも結構な比率で男が出て来る。
あっ、もしかして比嘉さん、真っ当な美少女キャラを書くことを最初から期待されてない……?

後書きで言ってるけど、比嘉さんの作品って高確率でヤバいストーカーが出て来てるんだなw
今回はまだ、たまらんが周囲の絡み合った人間関係を認識しちゃった段階なので、話が進み出すのはこれからといった感じ。
ちゃんと決着がつくまでシリーズが続けられたら良いんだけど……。

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A

著者リンク
神明解ろーどぐらす(MF文庫J、2010/03)
泳ぎません。(MF文庫J、2011/09)
泳ぎません。 <2>(MF文庫J、2011/12)
覚えてないけど、キミが好き(一迅社文庫、2012/04)
転醒のKAFKA使い(ファミ通文庫、2014/04)
キミは一人じゃないじゃん、と僕の中の一人が言った(ファミ通文庫、2017/08)