角川スニーカー文庫

東京皇帝☆北条恋歌 10 (角川スニーカー文庫)
著:竹井 10日 イラスト:要河 オルカ

「お兄ちゃん、言ってくれたら、夕鶴の寮の部屋に泊まらせてあげたのに!!」
「夕鶴の部屋、4人部屋じゃないか……」
「3人とももうすぐ死ぬから平気だよ?」
「夕鶴、ルームメイトを殺しちゃ駄目だよ!?」
「自然死だよ?」
自然死の犯人は夕鶴である。

東京こうていわ。
2012年10月の新刊。約2日の積み。1年2ヶ月振りの新刊。『ここから脱出したければ恋しあえっ』2巻からは隔月刊行。
長いこと発売延期した揚句、新シリーズが始まったりするから、もう出ないのかと思ってたわ……。
表紙は雪絵。

本文中に挿絵が1枚も無かったから、もしやとは思ったけど、後書きで要河さんの体調不良で延期していたことが判明。

さて、またまた違った歴史を辿った世界に飛ばされた一斗と恋歌は皇泉学園の救世機関探求部に入部することに。
前の世界の記憶を持った者、今の世界に適合している者と、次々キャラが登場。

一斗の恋人というポジションに収まったゆかり子さん可愛いな!そんなゆかり子さんの可愛さに流されに流される一斗。もしかして、ゆかり子さんが正妻ワンチャンある?

にしても、一斗の流され具合が半端無い。
そのくせ、ヒロイン達に追い詰められると、プレッシャーのあまりゲロを吐くとか。
ヒロインに迫られてゲロ吐く主人公とか初めて見たわ……。

しれーっと、姫武静姫の名前が出てるんだけど、竹井さんのシリーズって、どれがどう関係してんのかが全然理解んねぇよな……。
誰か解説してくれ……。

聖蟲と機動魔神兵の関係に迫る展開かと思いきや、久し振りに、ゆるゆるの展開だったでござる。
でも、ラストでまた引っ張るという。

この巻をもって、要河さんから高階@聖人に交代。実の兄妹ってマジか。
竹井さん自身は元気だったってことは原稿自体は書き溜めている筈。これからは刊行ラッシュだうひょー!ってなりませんかね。

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
東京皇帝☆北条恋歌 <9>(2011/08)
東京皇帝☆北条恋歌 <11>(2013/08)

著者リンク
ここから脱出たければ恋しあえっ <2>(2012/08)
ここから脱出たければ恋しあえっ <3>(2013/01)

コミカライズ,メガミ文庫

ナナヲチートイツ 2 (近代麻雀コミックス)
原作:森橋 ビンゴ 作画:前川 かずお

「目先の数字だけを追うな」
「数字を…」
「時には失点してもいい…!無理を通してリスクを抱えてもいい!!」
「上っ面の数字だけで成り立つゲームなら、俺もお前も、こんなに魅せられちゃいないさ」

 

2012年10月の新刊。
爽やかな表紙とは裏腹に、帯には「にくどれい」とか書かれてる件。

 

さて、七緒を相棒として認めてもらうべく、初音さんに頼み込む中也。麻雀打ちが物事を決めるのは麻雀で、ということで一局打つことに。

 

もう、初音さん、性的にやりたい放題過ぎるだろ……w
ってか、セーラー服は流石にアレ過ぎるわ……。

 

そして、物語はいよいよ双龍杯へ……!というところで続く。2冊で終わるかと思ってたけど、もう1冊いくのか。

 

森橋さんの後書きで知ったんだけど、これ、原作は既に絶版してるのかよ!コミカライズ発売に合わせて再刷したりしないのか。

 

燃:B- 萌:A- 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
ナナヲチートイツ <1>(2011/12)
ナナヲチートイツ <3>(2013/04)

コミカライズ,電撃文庫

灼眼のシャナX Eternal songー遥かなる歌 5 (電撃コミックス)
作画:木谷 椎 原作:高橋 弥七郎 キャラクターデザイン:いとう のいぢ/木谷 椎

「とっておきの秘密…最後だから打ち明けるけど━━」
「大好き。愛してる」

2012年9月の新刊。実はⅣ巻と同時発売だったんだけど、すっかり忘れてⅣ巻だけ注文していたという。
さて、最終巻です。両翼を退けたマティルダは最後の戦いへ。アラストールの顕現は圧倒的作画力で。
まさかの4ページぶち抜きですよ。

一方、アシズと『九垓天秤』の出会いの回想は感慨深いものがあるよなぁ。
ティスとの思い出も良い感じでラブコメでなぁ。

最後に少しだけ現代の描写があるから、最後くらいシャナさんが出て来ても良かったのではないかと。

総評

ってなわけで、過去編を単品でガッチリコミカライズした『灼眼のシャナX Eternal song -遥かなる歌-』全5巻でした。
文庫1冊分をコミカライズするにしては多い冊数ということで、かなり丁寧に進行していたことが判る。
ホント、何で成コミ作家やってんだってくらい、戦闘描写のクオリティが高かったよなぁ。
あとはマティルダとアラストールのイチャイチャがもっとあっても良かったのよ。

巻末の、のいぢさんのコメント曰く、雑誌連載を入れると、完結まで6年くらいやってたらしい。Ⅰ巻が出たのが2009年だから1冊目が出るまでに結構な時間が掛かってるんだな。

燃:A 萌:A 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
灼眼のシャナX Eternal song -遥かなる歌- <Ⅳ>(2012/09)

アニメ,電撃文庫

「せいぜい、最後の別れを惜しんでくれ、英雄君」

新章『フェアリィ・ダンス』編に突入。新OPはスルメ系かなぁ。ビジュアル的には、今度の方が好きだけど。

アインクラッド崩壊から2ヶ月、和人は普通の生活を取り戻しつつあった。
だが、ゲームから全てのプレイヤーが解放されていたわけではなかった。未だ眠り続けるプレイヤーの中には明日奈の姿もあった。

新章のヒロインは和人の義妹、直葉。一応、明日奈もOPに出てるけど、出番少ないのは致命的だよなぁ、と。

で、明日奈に伸びる須郷の魔の手。落ち込む和人の元に、彼女を救い出すヒントとなるメールが届いて……。
次回から、新章本格始動か。
新EDは完全に直葉フィーチャーでしたね。

燃:B 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第14話「世界の終焉」
第16話「妖精たちの国」

KAエスマ文庫,アニメ

「月は出ているか?」

今回は勇太の上の妹、樟葉の視点で語られる現役時代の勇太の話。香ばしいどころの騒ぎじゃなかった件。
特殊な結界内での瞑想格好良過ぎワロタ
にしても、ルル山の声の変え方凄ぇな。

やってることが殆ど六花と一緒なんだな……。境界なんちゃらってところまで被ってる。そら、今の六花を見てたらキッツイものがあるわな……。

燃:C 萌:A- 笑:A- 総:A+

エピソードリンク
第2話「邪王真眼・黎明篇」
第4話「肉じゃが作るよ!」

KAエスマ文庫,アニメ

「落ち着け……まだ慌てるような時間じゃない……!」

サブタイの「聖調理人」は「プリーステス」と読むそうな。
今回は、許可無くにゃんこを飼おうとしたら猫アレルギーのお姉ちゃんに超絶怒られたでござるの巻。

勇太達のクラスメイト、丹生谷森夏(にぶたに・しんか)さんと、先輩の五月七日(つゆり)くみんが正式登場。
丹生谷さん、正統派ヒロインチックで可愛いな!

六花に絶賛翻弄され中の勇太のツッコミがテンポ良くて楽しい。今から、このツッコミレベルでは、この先、どんどん容赦無くなっていくのでは……。

逃げる六花と追い掛けるお姉ちゃん。六花の脳内戦闘シーンがえらいクオリティで吹いた。
日常パートのクオリティは抑えめにして、こういう要所要所でぶっ飛んだクオリティを突っ込んでいこうって作戦か。
「爆ぜろリアル、弾けろシナプス」はちょっとグッときたw

勇太の現役時代の恥ずかしい台詞をこっそり録音してるとか、お姉ちゃん怖いな!
結局、にゃんこは富樫家で引き取ることに。勇太さん、既に六花にダダ甘じゃないですかー!やだー!

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A+

エピソードリンク
EpisodeⅠ「邂逅の…邪王真眼」
EpisodeⅢ「異端なる…双尾娘」

HJ文庫,コミカライズ,角川つばさ文庫,角川スニーカー文庫,角川ビーンズ文庫,雑記,電撃文庫

今月の1日発売分は俺が注文していた分を間違えて棚に出されるというトラップが発生したため、今回の引き取りに。
俺、自分で棚見て、「お、フライングしてるやん」とまで思ったのに、注文分の中に入っていないことに全く気が付きませんでした。うん、何を注文したかなんておぼろげにしか憶えてねぇもんな!<威張るな
ラノベは、

・東京皇帝☆北条恋歌 <10>
・新妹魔王の契約者Ⅰ
・少年陰陽師 こぼれる滴とうずくまれ
・はぐれ勇者の鬼畜美学Ⅹ
・GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅤ〈下〉
・ロウきゅーぶ!⑪
・ソードアート・オンライン プログレッシブ <001>
・さくら荘のペットな彼女 <8>
・ストライク・ザ・ブラッド5 観測者たちの宴
・あなたの街の都市伝鬼! <3>

の計10冊。
本当は『C^3 -シーキューブ- ⅩⅤ』も買う予定だったんだけど、何故か帯が付いていないものが送られてきていたので交換してもらうことに。
こんなん初めてだな。いや、だって『C^3 -シーキューブ-』はずっと初版で買ってるからなぁ。流石に、これは妥協出来んわけですよ。
よく考えたら、見た目ようじょのしまぱん全開の表紙を前にしてマジ顔で帯が無いと主張してた俺ェ……。
表紙の構図的に、帯が無いと、物凄くしまぱんが見えるんだよなぁ。

コミカライズは、

・灼眼のシャナX Eternal song -遥かなる歌- <Ⅴ>
・ナナヲチートイツ <2>

の計2冊。
そして諸事情あって購入した、

・初恋ストーリーズ キュンとしちゃう5つのLOVE物語

の計1冊。

MF文庫J,アニメ

「ブラコンは個性だと思うんです!」

MF文庫J原作のラブコメが満を持してアニメ化。原作者、鈴木さんはファンタジア文庫『ご愁傷さま二ノ宮くん』に続いて、2度目のアニメ化か。
サブタイにもある通り、略称は『おにあい』。

制作はイジメコネクトで一躍話題になったSILVER LINK.だけど、悪印象を払拭出来るか。
MFアニメは『この中に1人、妹がいる!』に続いて、連続で妹ものを仕掛けてきたか。

ストーリーは訳あって離れ離れで暮らしていた秋人と秋子の兄妹が再び一緒に暮らせるようになるところか始まる。
別居期間が長過ぎて、秋子は大いにブラコンをこじらせていて……というお話。

OPカットで開始。前半は姫小路兄妹の再会からイチャイチャを描く。
早くも秋子が病気チックだなw

で、後半では、あっという間に2人のイチャラブ生活(秋子視点)が粉砕される。って、展開早ぇ!
生徒会が愛の巣に乱入してくるのって、原作2巻ラストくらいじゃなかったか?

最早ぎんぎんを男とミスリードさせようという展開さえ無かった。
早速、穴ネタがあったのには吹いたが。

EDとしてOP曲を使用。え、映像はバンクだらけだったけど、今回だけの仕様だよね……?
そんな具合で『おにあい』1発目でした。原作は、そこそこ動いて終了って感じかなぁ。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-

エピソードリンク
第2話「みだらね」

原作リンク
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(2010/12)

アニメ,電撃文庫

「ねぇ、貴方は何色になりたい?」

電撃文庫の青春ラブコメがアニメ化。制作はJ.C.STAFFということで、既に電撃文庫原作のアニメを何本も手掛けたところだな。
一昔前は原作ブレイカーとして名高かったけど、最近はそうでもないのか。まぁ、原作準拠にし過ぎて盛り上がりに欠ける『とある魔術の禁書目録』とかあるわけですが。

捨て猫を飼っていたことがばれて、変人の巣窟さくら荘へと転居させられた主人公、空太は先生からの命令で、新たな入居者、椎名ましろの面倒を見ることになる。
実はこの少女、自分でぱんつもはけないような駄目人間で……という青春ラブコメ。

OPカットで本編開始。空太の中の人は最近よく見かける松岡禎丞さん。今期は『SAO』の2クール目もあるしなぁ。
電撃文庫アニメだと、主演は3作目かな。

取り敢えずは、さくら荘の住人紹介なんだけど、美咲先輩はウザいわ、千尋先生はケバいわで。
空太が釘打つ音に合わせて揺れるにゃんこ達可愛いな!

メイドちゃんがまさかの3Dだった件。キャストは「???」ってなってるけど、多分龍之介と一緒で、ほっちゃんだよな。

今回はましろんとの出会いを含めたキャラ紹介といった感じで。出番少なめだけど、七海も登場し、関西出身らしいことも判る。

メインヒロインましろんの駄目駄目私生活は早くも露見。どんどんエスカレートしていく空太のツッコミも楽しみですね。
それにつけても、がぶりんちょべあ~の存在感よw

EDは出だしが今回だけの特別構成かしらん。
メイドちゃんが映ったスマホは龍之介登場後に本人に変わるのかな?

そんな具合で、『さくら荘のペットな彼女』スタートです。取り敢えず無難な滑り出しといったところか。
あ、ちなみに、要素多めなので注意な。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
#02「絵を描いてきたの」

原作リンク
さくら荘のペットな彼女(2010/01)

前番組リンク
ココロコネクト #13「この5人がいれば」

コミカライズ,GA文庫

這いよれ! ニャル子さん 1 (ヤングジャンプコミックス)
原作:逢空 万太 漫画:岡崎 圭 キャラクター原案:狐印

「萌えって、全宇宙共通なんだなと…」

2012年4月の新刊。
GA文庫の人気シリーズがミラクルジャンプでコミカライズ。ミラクルジャンプにラノベのコミカライズが連載されるのは初めてか。
ってか、何故ミラクルジャンプを選んだし。内容から考えると、もっと相応しい掲載誌がありそうなものだが……。
まぁ、敢えて違う読者層を狙ってるのかもしれないけど。

基本的には原作準拠の展開。いや、どっちかっつーと、アニメのノリの方が近いかなぁ。
折角ビジュアルがあるんだから、もっと色々パロディをやっても良かったと思うんだけど、その辺は控えめかな。

作画のクオリティも高いとは言えず、うーむ。酷いと言うほどではないけど、買い続けるほどでもないという。

燃:C 萌:B+ 笑:B- 総:B+

原作リンク
這いよれ!ニャル子さん(2009/04)

コミカライズリンク
這いよれ!スーパーニャル子ちゃんタイム VOL.1(2012/04)

這いよれ!ニャル子さん コミックアンソロジー(2012/11)