MF文庫J

わるぷるキス! (MF文庫J)

著:内山 靖二郎 イラスト:ニリツ

「きみきみっ、素敵だねっ!」

約二ヶ月の積み。MF文庫J。どうやら『もふもふっ 珠枝さま!』は三巻打ち切りになったようですね。復活したのに、また打ち切りとか……orz

タイトルは「ワルプルギス」に引っ掛けたもの。発売告知時点では「わるぷる!」で、この時点で面白い固有名詞をMFカラーっぽいタイトルに仕上げてきたなぁと思っていたんだが、元ネタを上手く活かしているのは正式タイトルの方だろうな。

表紙は正ヒロイン、夏花のみ。総扉はMF大好き差分変化となっている。
口絵は残念なことに四ページしかありません(´・ω・`)
電撃はあんまりフォーマットよりも少ないってことは無い気がするが……。

さて、内山さんの第四シリーズは魔女と呼ばれる女性しか魔法を使えない世界を舞台とし、魔女が隔離されている街セイラムで、自分の左手に宿った魔女狩りの武器を外せるかもしれないワルプルギスの夜の秘密を探るため、魔女ばっかりの学園に転校してきた主人公、優人が活躍する物語。

はいはい、ハーレム学園ハーレム学園w
もう、この時点で今後わんさかヒロイン格が増えそうな気配がする。今回は導入ということもあり、殆ど正ヒロイン夏花との関係だけに絞られているので、女の子出し過ぎでぶれているってことはないかなぁ。同レーベルの『IS』なんかは一気に三人だったしな。

夏花の口癖「きみきみ」は結構好きかも。

案の定と言うか何と言うか、優人と夏花は幼い頃に出会っていたりするわけだが、それならそれで優人視点での幼馴染みの女の子の名前はもっと早いとこ出しとけよ……。その方が伏線として活かせると思うんだが。
いきなり名前思い出した、夏花やんって言われても。

次は十一月ですが、イラストもぱっとしないし、内容も完全なMFパターンだし、あまり続きを読みたいとは思わないなぁ。切りで。

どうでも良いが、巻末の宣伝で『渚フォルテッシモ』が既刊三巻までになっていたのはただのミスなんだろうか……。
それと、何故か同日発売の『ぷりぷり!!』のアンケート葉書が挟まっていました。店頭で入れ替わったのか、印刷段階でのミスなのか。

燃:B 萌:B+ 笑:C+ 総:B

イラストリンク
誰が為にケモノは生きたいといった(ファンタジア文庫、2018/02)

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アニメ,富士見ファンタジア文庫

「碧陽学園生徒会、今日も変わらず何もしない」

表紙にモザイクかかった『マテゴ』一巻が出て来て吹いた。でも『このライトノベルがすごい!2009』にはモザイクがかかっていない不思議。つーか、このラノ分厚っ!

今回は噂の『残響死滅(エコー・オブ・デス)』と中目黒が登場。BLパート完全再現でした。

また、そのまんま『ストライク・ウィッチーズ』なシーンも。ネウロイって言うてもうてたしな。

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A+

生徒会の一存1 (角川コミックス ドラゴンJr. 143-1)
生徒会の一存1 (角川コミックス ドラゴンJr. 143-1)

ガガガ文庫

されど罪人は竜と踊る 8 (ガガガ文庫)

著:浅井 ラボ イラスト:宮城

「泣くな」
「泣き顔には腹が立って殴りたくなる。殴った手が痛くて余計に腹が立つ。鼻血を出す顔も生意気で腹が立ち、さらに蹴りたくなる。蹴られて転がる動作も無様で腹が立って、殺したくなる。それがこの世界の現実で人間というものだ」

約四日の積み。隔月刊行。アナピヤ編下巻。あれ、何か今回ギャグスベってない?アナピヤで読者を萌えさせようとして失敗してる気がするなぁ。

ま、それはともかく、実際に娼館に行って女性をチョイスするところまで描くラノベってかなり珍しいんじゃね?つーかオンリーワンじゃね?知らんけど。

で、最後の絶望。アナピヤ死亡とかジヴとの別れとか絶望なんだけど、正直中盤の回想シーンが破滅的にグロかったので、最後の絶望が随分ソフトに思えてしまった。
だって、輪姦した後に拷問て。頭開いて脳味噌曝すだけで、十分グロかったのに、その後もっとえげつない描写があるんだもの。
でも、どんだけ拷問やっても咒式で生体機能を維持されて死なないという。
真剣に気分が悪くなっって、吐きそうになった。正直、ここまでやられると浅井さんの人格を疑わざるを得ない。いや、前から疑ってたけどw

拷問シーンの描写がやりたい放題過ぎて、レイプシーンがハートフルに見えてくるから不思議。

一方、今の世界が二巡目って、それ何て『アスラクライン』?こっちのほうが先か。

そういうわけで、もう踏んだり蹴ったりのアナピヤ編完結。これで長編は旧版に追いついた筈。
今更言うけど、ウォルロット編辺りで肌に合わないなぁと思っていた気がしないでもない。もう切ります。読むのしんどいw

燃:C 萌:C 笑:C+ 総:B+

アスラクライン (電撃文庫)
アスラクライン (電撃文庫)

MF文庫J,スーパーダッシュ文庫,雑記,電撃文庫

今月は25日が日曜なので、公式発売日が23日に。ブツは、

・アキカン! 9缶めっ
アキカン! 9缶めっ (集英社スーパーダッシュ文庫 ら 1-10)

の一冊。また、前回言っていたMFの新刊『ごくペン!』も買ってきました。
ごくペン! (MF文庫J)

『迷い猫オーバーラン!』が順調にコミカライズ決定。もうアニメ化フラグとしか思えない……!
迷い猫オーバーラン!―拾ってなんていってないんだからね!! (集英社スーパーダッシュ文庫)

来月の新刊で気になるのは『円卓生徒会』十二巻。二ヶ月連続刊行で本編完結だそうな。勢いあるからアニメ化いけるかと思ったが。ただ、「本編完結」って書いてあるってことは短編集とか『円卓三国志』のような外伝が出続けるのかもしれん。

って、今週、月火木金と本屋行ったな……w

あと、ふらっとコミックショックに行ったら、

・れでぃ×ばと!④
・ねくろま。
れでぃ×ばと!〈4〉 (電撃文庫)ねくろま。 (MF文庫J)

の帯付きがあったので、つい買ってしまいました。また積み本が……orz
『ねくろま。』は一巻は借りて読んで、二巻から購入したため、持ってなかったのよね。

富士見ファンタジア文庫

RPG W(・∀・)RLD3 ―ろーぷれ・わーるど― (富士見ファンタジア文庫)

著:吉村 夜 イラスト:てんまそ

「おれは……勇者になれると思うか」
「もう立派な勇者だよ」
「そうか」
「……エリ・エリ・ライア・マリード。友よ、武運を」
「エリ・エリ・ライア・マリード。生きて、また会おう」

約三日の積み。三ヶ月振りの新刊。今回はユーゴのチート性能は控え目。彼はまじめ過ぎるが故に、全てに責任を感じてプレッシャーに潰されそうになっていく。
そんな彼を支えるのがショウの役目なわけだが、二人の友情が大変アツい。

今回はレヴィアを凌ぐおっぱい担当ウィッチ、リサポンが新登場。見開き口絵は一巻から、戦闘シーン→下着→温泉で全裸とどんどんエスカレートしているが、果たして四巻はどうなってしまうのか。打ち切り回避して、おとなしくなる可能性もあるが。

前二冊と同じく、今回も魔神の復活を阻止するべく行動するユーゴ達。友情パワーで、アライエン王国に封印されている魔神の復活は阻止出来たが、他方で魔神が復活したという報せが入る。ってところで続く。
一応打ち切り回避したので、風呂敷を広げにきたか。実際売れているらしく、十二万部突破したとか。テレビCMでも紹介されてるしな。

まぁとにかく、今回は友情がアツい一冊でしたということで。

燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

MF文庫J

ラノベ部 3 (MF文庫 J ひ 2-18) (MF文庫J)

著:平坂 読 イラスト:よう太

「うんこ――――ッ!!」

最終巻なのに、この台詞チョイスwwwwww
ほんとは文香のくそどきどきをチョイスしたかったんだが、こっちのインパクトが強すぎて……。

約三ヶ月の積み。半年振りの新刊。平坂さんの新刊としては三ヶ月振り。
表紙はラノベ部全員集合の図。男子部員三人中二人が帯で隠れていて吹いたw
こっそり表紙に『SH@PPLE』が描かれてるんだけど、口絵が二ページ使って完全に『SH@PPLE』でした。あそこまでやって良いのかw

冒頭では竹田がリアにラノベをプレゼントして、フラグを立てるの巻。あるあ…………ねーよwwwwwwwwww
リアの名字アルセイフって、『レギオス』からだと思ってたけど、『空ノ鐘の響く惑星で』ネタがあるくらいだから、案外こちらが元ネタという可能性もあるかもしれん。

相変わらずネタのチョイスが自由だったりマニアックだったり。『ぱられるまりな~ず』とか何割の読者が判るんだよw
見開き挿絵だと思ったら、「ファッキンシット」だったりするし。

で、ただの頭のおかしいラノベかと思いきやそうでもなく、ちゃんと真面目な話もしてるところが凄い。特に文香の告白の下りは上手くネタを繋げていったなと思った。

竹田と美咲の絡みは前巻に引き続き、ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!ってなります。
こんなところで、そんなリアルエピソード要らNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

終盤に登場した暦のツンデレお母さんはもっと出て来てほしかったな。二巻で登場予定がカットされたそうな。

つーか海に合宿行くとか言っておいて、水着のイラストが一枚も無い……だと……?
加えて、竹田と美咲と文香とリアの四角関係が丸投げ……?
そこはもうちょっと描いてくれても良かったかなぁと思う。

後書きの後にはボーナストラックが。

総評
そういうわけで、『ラノベ部』全三巻でした。ネタ切れによる終了だそうな。まぁ、ラノベ以外のネタも大分入ってたしな。

レーベルの垣根を越えたネタ盛り沢山だったり、頭のおかしいキャラがいっぱいだったり、程良く真面目な話をしたりと良作でした。
よう太さんのイラストもクオリティ高かったし。

もう別にラノベやオタネタに限らず、日常エピソードで良いから続けてほしかったなぁ。今度のシリーズ『僕は友達が少ない』もそういう方向性になるらしいけど。新シリーズが出るのは八月でとっくに出ていたりする。

燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A+

僕は友達が少ない (MF文庫J)
僕は友達が少ない (MF文庫J)

MF文庫J,角川ビーンズ文庫,雑記

ブログの検索ワード履歴を眺めていたら、「ビーンズエース、休刊」という不穏なワードを発見し、調べてみたところ休刊だそうな。
やっぱり『“文学少女”』の移籍は休刊フラグだったのか。
でも漫画全部終わっちゃうのかな。『彩雲国』のコミカライズとかどーすんだ。Asukaに移籍するのか、若しくは新たに雑誌を作るか。
つーか、ビーンズエースが無くなったらビーンズ文庫のコミカライズが圧倒的に減ってしまうんじゃね?


MF文庫J、今月の公式発売日は土日の関係で23日。1日フライングして、22日発売。ブツは、

・かぐや魔王式! 第5式
・天川天音の否定公式Ⅱ
・烈風の騎士姫

かぐや魔王式! 第5式 (MF文庫 J つ 1-17)天川天音の否定公式 II (MF文庫 J は 6-5)烈風の騎士姫 (MF文庫 J や 1-22)

の三冊。電撃と同じで、MFが三冊とかだと落ち着かないw

何とびっくり、今月からMFの装丁が変わりました。今までカバー緑一色だったのが真っ白に。何でだろう。こっちの方が安上がりだったりするんだろうか。
背表紙だけは緑のまま残したのはG・Jと言わざるを得ない。

今月の新シリーズは五本、内三本が新人デビュー作。
『ごくペン!』は折り込みチラシで粗筋を読んだところ、文芸部が出てくるとのことで、ならば音速で買わざるを得ない。スーパーダッシュ買うときに忘れんようにせんと。
『オトコを見せてよ倉田くん!』は店頭で確認したところ、取り敢えず口絵で裸だった気がする。表紙に男がいる超レアケース。
『プシュケープリンセス』はどうもバトル要素があるっぽいのだが、王位争奪戦云々の下りを読むと、『金色のガッシュ!!』かと思ってしまう。
また、「幻想学園エンタ」なんてキャッチで煽られると、『操り世界のエトランジェ』を思い出さされる。

ごくペン! (MF文庫 J み 2-1)オトコを見せてよ倉田くん! (MF文庫 J さ 6-1)プシュケープリンセス (MF文庫 J か 7-1)

『蒼月のイリス』は三巻が登場し、おお、星家さん、遂に三巻突入か!と思ったら完結臭いwwwwww
この人奮わないなぁ。

蒼月のイリス3 (MF文庫 J ほ 2-6)

新人賞の予備審査結果発表を何となく眺めてたら、六十三歳の人が居て衝撃でした。

来月は新作が六本。絶対買う!絶対買わん!どっちも無し。イラストと粗筋次第ですね。
ところで、新刊確保して店の中をうろついてたら、店長がこの前渡すの忘れてましたとか言って、電撃のポストカードくれました。いや、別に要らんねんけどなぁと思いつつも、断るのも悪いかなと貰ってしまう俺。

アニメ,電撃文庫

「これは私が選んだこと」

原作八巻『真夏の夜のナイトメア』編突入。智春は杏の紹介で海の家でバイトをすることに。
というわけで、操緒と奏っちゃんと杏が水着で登場。奏っちゃんが一人でエロ担当の気がする。

そんな奏っちゃんと結果的にイチャイチャすることになるわ、何か隠し事をしているのはバレバレだわで、智春と操緒はすれ違う。

奇しくも近くにある遺跡に調査にやって来ていた朱浬さんとアニアと合流。そこには機巧魔神から副葬処女を分離出来る装置があるらしく、加賀篝や、彼を狙う里見もやって来ていた。

里見の機巧護衛機と交戦することになるが、智春はやはり《黑鐵》を喚べないでいた。操緒は益々疑念を強めてしまう。
これまでかと思われたそのとき、機巧魔神と演操者らしき人物が現れて続く。直貴と《鋼》なのか?

エンドカードの用語紹介は「武装生徒指導員(ガーディアン・ドラグーン、GD)」。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

アスラクライン〈8〉真夏の夜のナイトメア (電撃文庫)
アスラクライン〈8〉真夏の夜のナイトメア (電撃文庫)

一迅社文庫

ぷりるん。―特殊相対性幸福論序説 (一迅社文庫)

著:十文字 青 イラスト:ま@や(ま・あっとまーく・や)

「ぷりるん」

約三ヶ月の積み。『ANGEL+DIVE CODEX』二巻と同時発売。
というわけで、十文字さんの新作です。絵師は美少女ゲーム『タイムリープ』のキャラデザの人だよな?つーか、名前の「@」ってそのまま読むのかよ!

可愛らしいタイトル、表紙を飾る四人の美少女美女、サービス抜群の口絵で、おっと十文字さんが萌え萌えきゅんきゅんなラブコメに挑戦か?と思ったら、ガチで青春小説でした。
これ、イラストが無かったら一般小説で売れると思うが。

十文字さんの作品で、完全な一人称文体も不思議要素無しなのも初めてじゃないか?
とは言っても、心理描写なんかは完全にいつも通りです。圧倒的な文字密度で攻めてくる。
なので、『薔薇マリ』や『ANGEL+DIVE』がいけるなら問題無く読めるだろうが、無理な人にはきっと無理。

最後まで読んだ後に裏表紙を見ると、ああ!となる仕掛けがあるのが面白い。こういうギミックはイラストがあるラノベならではか。

ところで、主人公が劇中でEDになるラノベって他にあるだろうか。その逆は『いぬかみっ!』であったけど。

燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
ヴァンパイアノイズム(2009/09)

著者リンク
いつも心に剣を①(MF文庫J、2009/02)
純潔ブルースプリング(ソフトカバー、2009/08)
ばけてろ 成仏って、したほうがいいですよね?(角川スニーカー文庫、2009/10)
ぼくのうた(幻狼ファンタジアノベルズ、2010/07)
黒のストライカ(MF文庫J、2010/10)

メガクルイデア(幻狼ファンタジアノベルズ、2011/01)
全滅なう(一迅社文庫、2011/08)
聖断罪ドロシー01 絶対魔王少女は従わない(スニーカー文庫、2012/08)
一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~(MF文庫J、2012/08)

GA文庫

おと×まほ 8 (GA文庫)

著:白瀬 修 イラスト:ヤス

「海水浴イベントと言えば、やらしい悪戯をしてくるタコ!
――これすなわち、世界の共通認識!」

約三カ月一週間の積み。四か月振りの新刊。表紙は水着姿の彼方とみさら。みさらは海水浴に行っていないのに何故……。

さて、GAマガジン掲載の短編も収録した短編集第二弾。今回は彼方の七変化がテーマだそうで。劇中で色んな格好してます。

GAマガジン掲載の短編は大幅加筆修正がなされている上に、挿絵が新たに描き下ろされているという贅沢仕様。
何といっても触手はG・Jと言わざるを得ない。

また、彼方を攻める委員長のSっぷりが(・∀・)イイ!
今回はシリアス一切無しでギャグに特化している分、普段よりは面白かったです。それでもやっぱり要素だけ抜き出して見れば、もっと面白くてもいい気がするんだけどなぁ。

燃:C 萌:A- 笑:B 総:B+