コミカライズ,電撃文庫

エロマンガ先生 (1) (電撃コミックスNEXT)
原作:伏見 つかさ 作画:rin キャラクターデザイン:かんざき ひろ

(こいつ、俺の妹じゃね?)

2014年11月の新刊。
電撃文庫の人気シリーズが早くもコミカライズ。掲載誌は電撃大王。
帯には原作者の前シリーズ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のヒロイン、桐乃からの推薦文が。推薦文っていうか、欲望丸出しのアレ。

内容的には原作をそのままコミカライズといった感じで。ただ、特徴的な要素として、主人公、正宗が劇中で執筆している「転生の銀狼」のイラストが別の作家たいしょう田中さんによって描かれている点が挙げられる。

作画はまぁラノベのコミカライズとしては良い方かとは思うんだけど、現状コミカライズを買い続けるだけの原動力になるレベルではないんだよなぁ。
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のコミカライズよりは俺好みの作画だけど。

巻末には伏見さんによる書き下ろしショートショートと、「転生の銀狼」のイラストギャラリーが。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

原作リンク
エロマンガ先生 妹と開かずの間(電撃文庫、2013/12)

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アニメ

「豚よ、こいつ等みんな、言葉の通じない醜くて無能な豚共よ……」

捕らえられ、民衆の前で処刑されることになったアンジュ。処刑ショーの前座として、シルヴィアの鞭による制裁が加えられる。おいおい、シルヴィアさん、完全にドSやないですか……。

ジュリオによるとモモカがアンジュの元にやって来るところから仕込みだったらしい。ただ、モモカ自身は何も知らされていなかったよう。モモカも裏切るんじゃないか説がネットでは出ているけど、これなら大丈夫そう……かな?

周囲から散々なことを言われるアンジュだけど、それに返す言葉も心の中で思っていることもアグレッシヴ過ぎてアレ。流石クズ姫様やでぇ……。
どうでも良いが、このシーン、民衆や兵士の中にリョナ属性の奴が居たら大興奮だろうな。

絶体絶命の危機を救ったのはタスクだった。処刑場に乱入してきて、即アンジュの股間に顔をうずめる展開になって吹いた。しかも、その後気絶してアンジュに運ばれてるし……w
反省するかと思いきや、下の毛の話をアンジュ本人にするとかタスクさんェ……。

逃走するときに兄妹達に一矢報いていくアンジュ。顔を傷つけられたジュリオは一気に小物オーラを出していたけど、こりゃ腹心のリィザの方がヤバそうだな。

タスク曰く、彼はヴィルキスの騎士だそうで。それが一体どういう意味を持つのか……。彼の乗っている機体は操縦系統はパラメイルと同じらしいけど、変形機構は無さそうかな。

アルゼナルへ戻ったアンジュを待っていたのは脱走の罰としてのヴィルキスを含む財産没収と1週間の謹慎処分だった。
放り込まれた牢にはヒルダの姿も。

普通、ノーマは生まれてすぐに判明するため、赤ん坊の時点でアルゼナルへ放り込まれるんだよな。だからアンジュやヒルダみたいに帰りたい場所があるケースは稀で、サリア達には、その感覚が理解出来ないんだな。

アンジュはサリアから、ヒルダはクリスとロザリーから幻滅されてしまうが、代わりに2人は強固な友情で結ばれることに。目標は、このクソッタレな世界をぶっ壊すこと。

一方、ヒルダを軽蔑したクリスはアグレッシヴモードに。ロザリーが受けになっていてワロタ
あ、これはクリス、死ぬパターンですわ。

ふと思ったんだけど、ヒルダのお母さんが街から離れた場所で農園をやっていたのって、ヒルダがノーマだとバレないようにするためだったんじゃないのかな。

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第9話「裏切りの故郷」
第11話「竜の歌」

アニメ,GA文庫

「心(ここ)よ!虚構(フィクション)は心(ここ)にある!」

今回は水着回後半戦ということで、鳩子と灯代の魅力が爆発です。確か原作では灯代の水着姿は口絵ピンナップだけのイメージ映像だった気がするんだけど、アニメでは一応、灯代が水着姿になるシーンも。
まぁ、それよりも彼女は浴衣姿が可愛かったけど。

鳩子にも灯代にも、やたらイケメンな言動をする安藤が別人みたいだぜ……。ってか言うことがいちいちタラシだな……。

昔、鳩子の家の前で雨の中ずぶ濡れになっていた安藤ってのは、アニメではもう触れられない要素なのかしら。

そしてアニメオリジナル展開で、工藤会長に訪れる危機。どうやらFの残党に操られて文芸部を襲いにやって来たようだが……?
まさか最後の最後で、ガチ異能バトル来ちゃう?

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第10話「『迷路』フールズラビリンス」
最終話「『日常』ユージュアルデイズ」

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「私、父上、弔う!」

サブタイの「機杖」は「ガンド」と読みます。
さて、最終回。フレドリカと契約したトールは乱破師を捨て。竜騎士(ドラグーン・キャバリア)に。
シン兄との因縁の対決に決着が。フレドリカに手を出すなと言いながら、とどめの一撃は装鎧竜の魔法を活かした攻撃というのは、ちょっともやっとするな。まぁ、使えるものは何でも使うのが乱破師の信条ということで。

ガズ皇帝の下へ辿り着いたトールだけど、その圧倒的な力の前に成す術無し。父を倒す決意をしたチャイカの味方をするニーヴァ。

ニーヴァの力を借りたチャイカは自らの記憶を魔法思念料として皇帝を討つ。あれ、皇帝、何か凄いアッサリやられたぞ……。
しかも皇帝が倒されるとき、トールはほぼ戦闘不能だったし……。
確か同じスタッフで製作された『スクラップド・プリンセス』もボス撃破がアッサリしてたよな。

皇帝は撃破出来たものの、白チャイカの記憶は全て消失。トールとアカリは彼女の世話をしながら暮らすことに。

最後にチャイカが流暢に「有り難う」って言ってるのは、記憶が無くなって一から公用語を覚えたからなんだろうな(´;ω;`)
くそ、後2話くらいあれば、もっと落ち着いて終われたものを……。

総評

そんなわけで、もう一度今から見つけるファンタジア文庫原作『棺姫のチャイカ』1期全12話、2期『AVENGING BATTLE』全10話、計22話、これにて終了。まだ、来年発売の原作文庫の特典Blu-rayが残ってるけど、総評を書くタイミングはここだろうということで。

原作を上手い具合に再構成して、アニメとして映えるものとして出来上がっていたと思う。それに原作より格段に可愛くなった白チャイカとフレドリカが素晴らしかった。

問題は放送局の少なさなんだよなぁ。折角のボンズ製作だったのに(´・ω・`)
それと最後の最後での尺の足りなさな。うーん、クローディアとの交流はもっとアッサリ終わらせておいて、終盤に尺を割けば良かったと思うのだが……。
多分、特装版のBlu-rayって本編を補完するような内容じゃないよなぁ。

燃:A 萌:A 笑:B 総:A+

エピソードリンク
第9話「戦まねく玉座」

電撃文庫

僕と彼女のゲーム戦争 (7) (電撃文庫)
著:師走 トオル イラスト:八宝備仁

「対人戦はいつだって人同士の騙し合いなんですね……」

2014年9月の新刊。約3ヶ月1週間の積み。半年振りの新刊。本編進行は実に1年振り。これって執筆に時間がかかっているのか、はたまた権利関係の許諾を取るのに時間がかっているのか。
『現代日本にやってきたセガの女神にありがちなこと』2巻からは3ヶ月振り。

表紙が3巻までのフォーマットに戻りましたね。何このあざとい表紙……いや、嫌いじゃないですけど<何なんだ

さて、今回は電撃文庫MAGAZINEに掲載された短編を1本収録し、そのエピソードが発端として始まる長編という、ちょっと変則的な構成となっている。
その短編というのが岸嶺がバイトでゲームのデバッガーを務めるという話なんだけど、個人的にはゲームをプレイする話より、こういう業界裏話的なものの方が好きなんだよな……。
だから、この後に展開するゲーム大会という本筋より、こっちの方が面白かったというね。

そろそろ岸嶺は素人である次期を抜けるところに来ているということで。うーん、俺自身がゲームは詳しくないから、ずっと素人目線で居てくれた方が楽しめるんだけども。
そんな中、たまに大人らしいことを言う瀬名先生が格好良いな。

後書きによると、裁判ものを仕込んでいるそうで。富士見ミステリー文庫『タクティカル・ジャッジメント』は面白かったし、出たらチェックしよう。
次は2015年春頃に8巻だけど、こっちはもういいかな……。

燃:B- 萌:A- 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
僕と彼女のゲーム戦争 <6>(2013/09)
僕と彼女のゲーム戦争 ゲーマーたちの日常(2014/03)

アニメ

「アニメじゃない♪」
「アニメじゃない♪」
「「全国い~くさ~♪」」

全国大会に向けて、ラルさんがトライ・ファイターズの合宿の場として選んだのはニールセン・ラボだった。
その名の通り、あのニルスが技術主任を務める施設である。キャロちゃんとの関係はどうなったのかと思っていたら、ニルスが婿入りする形で結婚したようで。
ニルスは超イケメンになってるから、きっとキャロちゃんも凄ぇ美人になってるんだろうけど、ヤジマ商事専務として世界中を飛び回っているだとかで出番無し。

本来、ニールセン・ラボは全国大会常連校のみが使用を許された施設であるらしく、常連校には舐められた態度をとられてしまうトライ・ファイターズ。
仕掛けてきた相手は鹿児島代表の我梅学院のチーム・ホワイトウルフ。リーダーのマツナガは『MSV』からのパロキャラなのね。
このホワイトウルフが昨年の全国大会で宮里学院をボコボコにしたそうで。

ここ数年連続優勝を遂げているガンプラ学園はガンプラ塾を法人化したものらしい。ガンプラ学園とかふざけた名前なのに、いきなり法人化とかまともな単語が出て来ると凄い違和感がw

トライ・ファイターズがバトルの準備をしている間に、ホワイトウルフはたった1人の乱入者によって大敗を喫していた。
その1人とはガンプラ学園のファイターであり、かつてユウマをバトル離れさせた張本人アドウ・サガだった。

彼の操る機体はガンダムジエンドというゲテモノMS。デカい手のひらにガンダム顔が付いていて、その口がガバッと開くギミックなんかはデビルガンダムを思い出すな。

カッとなったユウマは単独でアドウにバトルを仕掛けるけど、返り討ちにされてしまう。この2年間、アドウとのバトルを名度もシミュレーションしていた彼だけど、アドウの成長はそれを超えていた。

ユウマを助けるため、セカイとフミナもバトルに参加。アドウは次元覇王流を見て、ジュンヤと同じと言っていたが、それがスガの言っていた全国に行けば判るという話に繋がるのかしら。

ウイニングナックルで立ち向かうビルドバーニングだけど、ジエンドのデッドエンドフィンガーの前に敢え無く弾かれてしまう。
このバトルを見詰める新キャラ達。タイミングからして、全国で戦うことになる人達か。
そして戦場に降臨するメイジンの機体ガンダムアメイジングレッドウォーリア。BGMだけで誰が来たか判って草。
公式サイトによると、世界選手権を3連覇し殿堂入りを果たしたそうで。

燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第10話「ガン☆コレ」
第12話「未来へ羽ばたくために」

アニメ,電撃文庫

「どんな高速魔法も対物ライフルの弾よりは遅いからな」

キリトさんKAKKEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

さて、応援として駆けつけれくれたキリトさん達の協力を得て、スリーピング・ナイツはボス部屋を目指す。
バーサクヒーラーの本領発揮ということでアスナもとんでもない強さを発揮する。あー、そりゃバーサクヒーラーとか呼ばれるわ……。

続いてのボス戦も圧倒的A-1 Picturesクオリティ。まぁ、このクオリティが自殺者を出すような環境で作られていることを思い出すと素直に楽しめない部分はあるのだが……。

普通ならボスを撃破して、めでたしめでたしというところなんだけど、今回のエピソードはむしろここからが本番ということで。

燃:A+ 萌:A 笑:C 総:A+

エピソードリンク
#20「スリーピング・ナイツ」
#22「旅路の果て」

電撃文庫

鮎原夜波はよく濡れる (2) (電撃文庫)
著:水瀬 葉月 イラスト:白井 鋭利

つまりはWピースだ。菩薩顔Wピースだ。

どんなピースだw
2013年12月の新刊。約11ヶ月2週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
えっ、2、3ヶ月くらいしか積んでないつもりだったのに……。

さて、幕を開けた高校生活。新たな人間関係をそつなく構築した陽平とマイペースを貫く夜波。
ヴォジャノーイとの戦いでは、これまで通り撃破するのではなく、捕獲する方向に話が進むが……。

新登場ヒロイン、おかあさんこと雲城淡(あわい)が可愛い。まぁ、水瀬さんのシリーズで、そうそうまとも一辺倒のヒロインなんて出て来る筈もなく。
途中から、「あれっ、『C^3 -シーキューブ-』のキャラかな?」ってテンションになってきてワロタ

陽平の妹がヴォジャノーイと関わっているんじゃないかという疑念が徐々に大きくなってきたところで、更にヴォジャノーイが人造生命体である可能性まで浮上してきて、物語は加速していく……と思いきや、次は2015年1月に新シリーズ『課外活動サバイバルメソッド』ということで、どうやら打ち切りのようですね。

うーん、ノリは基本的に『C^3 -シーキューブ-』と変わらなかったのに続かなかったのは、やっぱりイラストの吸引力かなぁ。
白井さんのイラストは綺麗なんだけど、全然エロくないんだよな。さそりがためさんを続投させるべきだったとは思わないけど、もう少しエロ寄りのイラストを描ける人にお願いした方が良かったんじゃなかろうか。

水瀬さんのシリーズのヒロインって、とんがってる性格や喋り方のキャラが多いから、まずはビジュアルで吸引しないと、とっつき難いんだよな。

燃:B 萌:A- 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
鮎原夜波はよく濡れる(2013/09)

著者リンク
課外活動サバイバルメソッド(2015/01)

MF文庫J

焦焔の街の英雄少女2 (MF文庫J)
著:八薙 玉造 イラスト:中島 艶爾

「だって、あんなにすごいんだ。百点満点で言えば、三万点あげていい」
「限界を超えた高得点!」

2014年9月の新刊。約2ヶ月3週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
今回は挿絵が多いアピールは無し。実際に分量も普通くらいかな。

さて、皇土の剣皇として選ばれた光義。しかし、狂気に満たされた彼は、大切な存在である筈の杏の胸を刺し貫いてしまう。
あーあ、ガチのシリアス展開きちゃったかー。幸い、杏は剣皇としての力があるので死は免れたんだけど、やってしまった光義としては……。
多少はギャグパートもあるんだけど、1巻に比べて圧倒的にシリアスの分量が多くなっている。

敵は剋獣五帝だけでなく、獣人のテロ組織、《八雷(やくさ)》も現れて。《八雷》のリーダーもまた五帝剣を持っている美少女で……。
敵としての登場だけど、次巻でデレたりするんだろうか。

うーん、早速シリアスが増えちゃったから切ろうかと思うんだけど、3巻を見切り発車で予約しちゃったんだよなぁ。
というわけで次は2014年12月。

燃:B+ 萌:A- 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
焦焔の街の英雄少女(2014/06)
焦焔の街の英雄少女 3巻(2014/12)

アニメ

「さあ、断罪を始めよう、アンジュリーゼ━━お前という罪を」

故郷である林檎農園へと帰ってきたヒルダ。母との感動の再会……かと思いきや、お母さんは新しく生んだ子供をヒルダと名付け、可愛がっていた。

いや、別にウルトラハッピーな展開が待っていると思っていたわけじゃないけど、考えうる限り最悪の展開な気がするぞ……。まぁ、お母さんが死んでいる展開の方がマシだっただろ……。

完璧に拒絶されてしまい、失意のまま農園を後にするヒルダ。道中、綺麗な服をかっぱらったりしていたため、あえなく警察に御用になってしまう。発見即フルボッコにされていて吹いた。え、ノーマって知られてるわけじゃないんだよね?凄い血が出てたけど。

一方、旧ミスルギ皇国へと向かったアンジュはエアリア用のエアバイクを奪い、王宮へ向かう。
かつてのチームメイトからは案の定拒絶され。

ここまではアンジュも予想がついていたから良かったんだけど、再会したシルヴィアからも酷く罵られてしまう。
全てはアンジュを貶めるための、兄ジュライの罠だった。普通だったらシルヴィアは何も知らずにいるって展開だと思うんだけど、シルヴィア自身がガチでアンジュを殺しにかかってくるという。

最後の心の拠り所を失ったアンジュは茫然自失状態になり、捕らえられてしまう。
タスクー!早く来てくれー!って感じだな。暢気に遠くから動向を見守ってる場合じゃないぞ。
にしても今回の精神的フルボッコ感凄ぇなw

燃:C 萌:A- 笑:C 総:A+

エピソードリンク
第8話「ビキニ・エスケイプ」
第10話「絞首台からサヨナラを」