アニメ,電撃文庫

これはゲームであっても遊びではない。

web小説発電撃文庫原作のMMORPG小説が満を持してアニメ化。原作者は、この番組の直前に放送されている『アクセル・ワールド』と同じ川原礫さんということで、スーパー川原礫タイムです。

制作はA-1 Picturesということで、一定のクオリティは保証されたようなもんか。A-1 Picturesがラノベ原作アニメを制作するのは初なのか。

OPカットで開始。原作は1巻目でアインクラッド編の本筋が終了し、その後にそれを補完する形で短編及び中編が書かれていたが、どうもアニメでは時系列通りに再構成して、1クールのラストに1巻のクライマックスを持ってくるっぽいな。

というわけで、今回はVRMMORPG「ソードアート・オンライン」の正式サービスが開始初日が描かれる。
ベータテスト時代から参加していた主人公キリトさんは勇んでプレイに臨むが、直後にこのゲームがログアウト不能、HP全損=現実の死という事実に直面する。
冒頭には、キリトさんの妹、直葉がちょろっと出てましたね。

キリトさんの中の人、松岡禎丞さんは電撃の主人公だと、『神様のメモ帳』の鳴海ですね。
秋開始予定の『さくら荘のペットな彼女』の主人公役も。
今期スタートのラノベ原作アニメ『カンピオーネ!』でも主人公やってたり。

ゲーム内で知り合った初心者クラインに説明する形で、ある程度、ゲームがどんなものかを視聴者にも説明。

デスゲームのアナウンスシーンでは、今後登場予定のヒロイン、アスナ、シリカ、リズがちょっろと映っていた。サチも居た?

最後、デスゲームを生き残ることを決意したキリトさんのソードスキル発動からED代わりのOPにスイッチする演出が好き。
OP映像を見る限りでは、やっぱり1クールかけてアインクラッド編っぽいな。

ってなわけで概ね順調な滑り出しの『ソードアート・オンライン』でした。ただ、時系列通りの展開だとすると、暫く野郎だらけの展開になりそうですが、その辺は大丈夫なのだろうか……。

燃:A+ 萌:B 笑:B 総:A+

エピソードリンク
#2「ビーター」

原作リンク
ソードアート・オンライン001 アインクラッド

アニメ,電撃文庫

「━━おっと残念だったな。そいつは俺の”リアル派”だ」

1期の終了から半年、電撃文庫原作の超重厚SFファンタジーの分割2期目が満を持してスタート。
今回は原作『Ⅱ』のエピソードが展開される。

放送開始前には何回か生勉強会があったんだけど、見事に俺の見れない時間帯にばかりやられたため見ていません。
どうせBlu-rayに収録されるだろうしな。

今期のアニメシャワーは『黒子のバスケ』『境界線上のホライゾンⅡ』『アクセル・ワールド』(2クール目)『ソードアート・オンライン』ということで、スーパー電撃文庫タイム1時間半、スーパーサンライズタイム1時間、スーパー川原礫タイム1時間という物凄い構成。
『黒子』邪魔だな……w

今回もホライゾンが歌うOPが格好良過ぎて、開始早々全身弾け飛びました。スポットの当たるキャラを中心に構成されているため、のっけから点蔵が出て来て吹いた。
後は、ナイトとナルゼ、ネシンバラ等。

サビに入る手前からの戦闘シーンの連続で、どうにかなりそうなくらいテンション上がる。二代は1期に続いて扱い良いな。

さて、本編は完全に1期のエピローグから続いてます。多少、時系列シャッフルとかするかなーと思ったけど、今回は説明は全て放ったらかしで、ひたすら三征西班牙及び英国との戦闘

地摺り朱雀VS道征き白虎格好良過ぎワロタ状態を始めとして、あっちこっちで戦闘がえらいことに。
その中を動き回る全裸w
今回、ずっと全裸だったな。アニメから入った人は何事かと思うんだろうな……。

東の落ち着いてセックスも完全再現。深夜帯なら普通にセックスって言えるんだなw
加えて、ホライゾンの容赦無しのコカンパンチャーにクソワロタ

何とか三征西班牙の襲撃は退けた武蔵だったが、お次は英国の"英国の盾符"が襲い掛かってくる。セシルの声高ぇw

本編がEDに食い込み、ドヤ顔のネシンバラが前線に出て来たところで終了。
やっぱり特殊な効果のある聖譜顕装や大罪武装がビジュアル化されるのは良いな。『Ⅱ』以降、大罪武装だけでなく、聖譜顕装もじゃんじゃん出て来るからな。

今回終了時点で、およそ270ページ消化。普通の文庫なら、ほぼ1冊分終わってしまったw

ってなわけで、戦闘も下ネタも、のっけからスタッフ大ハシャギの第1話でした。これは超期待だわー。

燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:S-

シリーズリンク
境界線上のホライゾン 最終話「境界線上の整列者達」

エピソードリンク
第2話「舞台上の宣告者」

ソフトリンク
境界線上のホライゾンⅡ <Ⅰ>(初回限定版)

原作リンク
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅡ〈上〉

アニメ,電撃文庫

「私は何があっても、君を絶対に見放さない!!」

『紅の暴風姫』編クライマックス。災禍の鎧の圧倒的な力に臆するハルユキだったが、黒雪姫先輩の言葉で再び立ち上がる
《シルバー・クロウ》VS《クロム・ディザスター》のシーンは流石サンライズといった感じの迫力ある戦闘だったな。

最後は無制限中立フィールドの変遷を説明して、穏やかに終了……とは問屋が卸さないわけで。
こっそり災禍の鎧はハルユキに取り憑いていたのであった。原作では、この段階で匂わせる描写は無かったと思うんだけど、2クール目が原作通りの展開なら、次に災禍の鎧が出て来るのは2期ってことになりそうだよな。
いやまぁ、2期やらないとか有り得んと思うが。

ニコの手作りクッキー+消えなかった《チェリー・ルーク》との絆に涙を流すハルユキ。
またEDへの入り方が(ry

さあ、次回から後半戦ということで、『夕闇の掠奪者』編に突入か。途中で『最果ての潮騒』編にスイッチするのかな?

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

エピソードリンク
#11「Obligation;宿命」
#13「Violation;侵入」

アニメ,ガガガ文庫

「ガムはおやつに入りませんので……」

ガガガ文庫原作の一見癒し系なシュールコメディ(?)がアニメ化。制作はAIC ASTA。ラノベ原作アニメを手掛けるのは初めてなのか。

原作は4巻で折れました。途中で大人の事情で絵師が交代しており、アニメのキャラデザは交代後の絵師、戸部淑さん準拠。
発表から放映開始までに1年以上間があるのは、この辺が関係しているのだろうか。
ガガガ文庫原作のテレビアニメは初か。アニメという括りだと『とある飛空士の追憶』があるしな。

さて、OPは調停官がカクカクダンスしてるw
いやでも、悪くないと思う。

遥かな未来、人類はその数を激減させ、今や地上は妖精さんと呼ばれる一見ファンシー、しかしながら超高度な科学技術を有した生き物が反映する世界となっていた。
そこで人類は妖精さんと上手くやっていくために調停官という職業を設けた。これは調停官の少女と妖精さん達の交流を描いたハートフルストーリー……ではないか。

いきなり調停官さんが超ショートカットで登場ということで、原作1巻からのスタートじゃないという変則構成。
そのため、助手さんも最初から登場。

全体的にパステルカラーっぽくて、ホントに一見さんを騙そうとしてるとしか思えないw
最初はキャラデザ微妙かなーって思ったけど、髪が元に戻った調停官さんは普通に可愛かった。一房髪が跳ねてるのが可愛い。

基本的には妖精さんの発明品に調停官さん達が振り回されるというストーリーなんだけど、走り回る加工済みチキンきめぇ!!
ある程度デフォルメして描かれてるからマシだけど、3次元で想像すると気持ち悪いことこの上ないな!

ようせい社の工場を訪問した調停官さん達は、謎の生産システムを目の当たりにすることに。
食パンのデフォルメキャラが自らの身体を引き裂いて血を飛び散らせて次回へ続くとか、しょっぱなから引きがショッキング過ぎるw
原作でも、ここ、ショッキングな挿絵が付いてたなーw

EDはファンタジックな感じで。伊藤真澄さんの歌なんて久し振りに聴いた気がする。
そんなわけで始まった『人類は衰退しました』ですが、これは果たして、今のご時世で売れ線となり得るのだろうか……。

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A-

エピソードリンク
episode.02「妖精さんの、ひみつのこうじょう」

DVD・Blu-ray,アニメ,電撃文庫


著:川上 稔 イラスト:さとやす(TENKY)

「……人妻が幼女を連れてきた時、小生達の労働効率が最大となるとは、誰が予想出来たでしょうか」

表紙はアサマチ、ネイト、賢姉の3人体制。うーむ、表紙の構成は守ってほしかったが……と思わないでもないけど、よく考えたら『終わクロ』のときだって、『③〈中〉』の表紙はモイラ3姉妹だったなぁ。
だから、今回は、きみとあさまでというユニットとして考えれば良いということか。

1期ラストとなる今回は200ページ突破しました。また、上下巻だけで普通の文庫1冊分になってしもうたw

点蔵やウッキーの未来嫁に関するネタ振りがこの頃から。ウっキーに関しては、誕生日の話まで出てるしな……。
御広敷の出番があって、ちょっと嬉しかった自分が居るw

そして、いよいよバンド結成と相成るわけだが、バンド名にネイトの名前も入ってるって、今になって、ようやく気付いたぜ……。

あれ、有翼コンビのテスターの話は決意するまでか。バンドも本番は無しかーと思っていたら、普通にアニメ2期の特典へと続いたでござるの巻。
どんだけ書くつもりやねんwwwwww

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン きみとあさまでⅡ〈上〉
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン きみとあさまでⅢ〈上〉

特典リンク
境界線上のホライゾン <Ⅶ>(初回限定版)

コミカライズ,GA文庫

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる(2) (ガンガンコミックスJOKER)
原作:裕時 悠示 漫画:七介 キャラクター原案:るろお

「今のは、第1部屈指の名シーン“ディオに無理やりキスされるエリナ”のパロディですから」

2012年4月の新刊。表紙は原作と同じく真涼。こちらもやはり鋭太も登場している。
さて、原作1巻後半戦。およそ原作通りの展開か。ストーリーは良いんだけど、やっぱり作画がなぁ……。

各話の間に挟まれる描き下ろしカットでは早くも大勝利さんが登場。本編中には第3のヒロイン姫香がちょろっと登場。
こういう形で原作をフィードバックする手法は好きです。

今回も巻末には裕時さんの書き下ろしショートショートが。
大勝利さんは何故すぐに、お外を走りたがるのか。

うーむ、流石に、このクオリティでは買い続けるのは、しんどいか。

燃:B- 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

シリーズリンク
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる <1>(2011/12)

GA文庫

【Amazon.co.jp限定カバー】俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 4 (GA文庫)

著:裕時 悠示 イラスト:るろお

女子中学生相手に勝ち誇る俺、カッコいい!
カッコイイ!
……カッコイイ……かな?
むしろ普通に…………クズ?

2011年12月の新刊。約6ヶ月2週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
この巻はアマゾン限定版表紙という、よく理解らんものが存在する。書影に使ってるヒロイン大集合してるやつがそれ。
通常版は素直に鋭太と愛衣ちゃん大勝利です。
冷静に考えたら、ヒロインが交代制で登場する表紙自体は珍しくないけど、毎巻主人公がセットってのはレアなんじゃない?

さて、ヒロイン4人が出揃い、騒がしくなった鋭太の周囲。そんな折、鋭太の伯母、冴子さんに鋭太と真涼のフェイクがバレそうになってしまう。
自演乙の夏合宿中に開催されるミスコンで優勝した人が鋭太の本当の彼女ということで、ヒロイン達はヒートアップするが……というお話。

中盤までは、ちょっとグダってたんだけど、後半にかけて巻き返した印象。
カオルは、どんどんあからさまになってきたけど、いつになったら、その正体を明かすんだろうか……。

今回も次巻へ引いてるんだけど、このシリーズで、わざわざ引っ張る意味あるんかいな。今回だって、前巻から引っ張ってる割に、普通に始まってるしなぁ。
それはそうと、「女子便所オーバードライブ」って一見格好良くね?

巻末には、著者の別シリーズ『踊る星降るレネシクル』のイラスト担当たかやKiさんからゲストイラストが。
ってか、『るるル』どうなった……。
次は2012年7月に5巻。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク ・俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる <3>(2011/09)
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる <5>「別冊パチレモン付き」限定版(2012/07)

アニメ,スニーカー・ミステリ倶楽部,角川文庫

「俺は探偵じゃなかった。推理作家だったんじゃないですか」

無事、自主制作映画は公開されたが、自分の推理をフルボッコにされた奉太郎は、ようやく真相に気付くことに。

全然動きの無い展開をようもまぁ、カット割りとかで上手いこと見せるなぁ。今回なんて、長編エピソードのラストなのに、ひたすら喋ってるだけだしな。

次回は箸休め的エピソードかな?

燃:C 萌:A 笑:C 総:A

エピソードリンク
第10話「万人の死角」
第12話「限りなく積まれた例のあれ」

電撃文庫

あなたの街の都市伝鬼! (電撃文庫)
著:聴猫 芝居(きねこ・しばい) イラスト:うらび

「俺もう、一生お前と添い遂げてもいいかもしれない」

電撃文庫2012年2月の新刊。約4ヶ月1週間の積み。第18回電撃小説大賞金賞受賞作品。
タイトルは応募時そのまま。
何で買ったのか最早思い出せない……orz
多分粗筋を読んでだと思う。

帯には『ほうかご百物語』でお馴染み、峰守ひろかずさんの推薦文が。まぁ、推薦文貰うなら、そりゃこの人しか居ないよなぁ。

さて、民俗学者を目指す高校生、八坂出雲は指示している先生の提案で、都市伝説を編纂して本を出すことになる。
彼が編纂者となった途端、彼の回りには都市伝説が具現化した存在、都市伝鬼を名乗る美少女が次々と現れて……というドタバタラブ未満のハートフルコメディ、みたいな。

出雲と伝鬼達のやりとりが楽しい。特に、ムラサキカガミの伝鬼、通称サキの良妻賢母っぷりが堪らない。
伝鬼とは結婚も出来るらしいぞ!やったぜ、これで勝つる!

登場する伝鬼は全員女の子なんだけど、その辺にもうちょっと理由づけが欲しかったかなぁ。一応、少女が登場する都市伝説が多いとは言われていたけど……。

最近のラノベの妖怪モノというと、MF文庫J『ふぉっくすている?』『101番目の物語』、GA文庫『あやかしマニアックス!』あたりを思いつくわけだが、その辺と、どう差別化していくかも鍵かなぁ。
作中では、伝鬼と妖怪は別モンという扱いだけど、興味が無い人からしたら、どっちもどっちだろうしなぁ。

ってなわけで、伝鬼の少女達と過ごす日常が楽しい『あなたの街の都市伝鬼!』 でした。素直に面白かったけど、『ほうかご百物語』読んだときも、俺、似たような感想だったんだよなぁ。凄ぇ!これはアニメ化までいってほしい!と思った けど、3巻くらい何か違うなーということに気付いたという。
次は2012年6月に2巻。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
あなたの街の都市伝鬼! <2>(2012/06)

第18回電撃小説大賞リンク
勇者には勝てない(銀賞、2012/02)

電撃小説大賞金賞リンク
アイドライジング!(第17回、2011/02)
青春ラリアット!!(第17回、2011/02)
明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。(第19回、2013/02)
韻が織り成す召喚魔法 -バスタ・リリッカーズ-(第20回、2014/02)
運命に愛されてごめんなさい。(第21回、2015/02)
豚のレバーは加熱しろ(第26回、2020/03)

アニメ,GA文庫

 「さあ、選びなさい。苦しんで死ぬか、のた打ち回って殺されるか」

何でサブタイが原作の新人賞応募時のタイトルなんだよw
さて、最終回。どこにも居ないニャル子達。次第に寂しさを募らせていく真尋。ということで、正直通常回がそのまま最終回で何の問題も無い作品なのに、やたら最終回っぽい展開です。
後半は妙にバトルしてたしな……。

EDも最終回っぽく。

総評

ってなわけで、GA文庫原作、いつもニコニコ貴方の隣に這いよるラブクラフトコメディ『這いよれ!ニャル子さん』全12話でした。
ヒロインの可愛さという意味では期待以上だったんだけど、『ニャル子さん』の肝とも言えるライダーネタが大して無かったのが何とも……。
まぁ、アニメでそういうネタをやろうと思ったら、原作よりも遥かにハードルが高いんだろうけど。

にしても、ニャル子さんは本当に可愛くなった。真尋が邪険に扱うのが納得いかないくらい。
2期はどうだろうなぁ。ワンチャンあるかなぁ。世間の反応からすると無さそうだけど。

それはそうと、同レーベル『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』ネクストプロジェクト始動告知CMが単独であって吹いた。何だ、あのアオリとBGMw

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A

 エピソードリンク
第11話「星から訪れた迷い子」

シリーズリンク
這いよれ!ニャル子さんW 第1話「進撃の邪神」