MF文庫J

けんぷファー 9 (MF文庫J つ 2-10)
著:築地 俊彦 イラスト:せんむ

「変身を解きましょう。ケンプファーのままで言い合っていたら、いずれ死人が出るわ」

約1ヶ月の積み。4ヵ月振りの新刊。実質は第10巻。表紙は女ナツルと沙倉さん。

今回はいよいよ沙倉さんの本性が剥き出しになってくる。様々な川の流れが奇妙な形で1本にまとまろうとしているらしいが、それよりも気になるのはゲーム好きの担任教師と髪の長い、変な養護教諭。どう考えても伊庭先生と紅尉先生だよなぁ。何なの?『まぶらほ』と関係あるの?

次は2ヶ月連続刊行で、『⑨1/2』です。コミカライズもほぼ同日発売。出たよ、引き伸ばし戦法……(´・ω・`)

燃:C+ 萌:B 笑:B 総:B+

アニメ

「楽しいことはこれから始まりますよ」

 

 本編は今回でラスト。遂に幻想世界との現実世界の関係が明かされる。ロボットは朋也、女の子は汐だったそうな。光の玉が光坂に暮らす人々の想いだったとか何とか。

 まぁ、この辺はフィーリングで感じれば良いのか。詳しく知りたい人はゲームやってくださいみたいな。

 

 で、時間は巻き戻り、汐が生まれた日に。渚は生命を落とさず、平和な時間が刻まれていく。

 これまでに出て来た登場人物のその後がそれぞれ少しだけ描かれた。

 

 そして公子さんと風子の漫才。あのシーン最後の最後で要るんかw

 風子は病院の近くの森の中で眠る汐を見付けて終劇。何で汐はあんなとこに居たんだろうか。

 

 EDには列には汐と風子が追加。これはみんな気付いたよね?

 

 次回は番外編です。

 

燃:C 萌:A+ 笑:A- 総:A

講談社ノベルス

空の境界 上 (講談社ノベルス)

著:奈須
きのこ イラスト:武内

「自殺に理由はない。たんに、今日は飛べなかっただけだろう」

 

 講談社ノベルス。ずっと前から部室に放置されていたんだが、世界観の広さから手を出すのを渋っていました。ちなみに上中下巻の文庫版も出ています。

 

『月姫』や『Fate』と世界観を共有する作品で、こいつがその世界観の一作品目なんだっけ?最初はwebで公開されていたが、コミケで販売され、その後書籍化とかいう流れだとか何とか。

 

 あらゆるモノの死を視ることの出来る直死の魔眼を持つ少女、両儀式(りょうぎ・しき)と平凡な少年、黒桐幹也(こくとう・みきや)を中心とした伝綺アクション。

 

 七部作の映画も制作されているし、世間での評価はやたらと高いが、そんなに面白いかなぁ?

 設定は面白いと思うんだけど、淡々としていると言うか、盛り上がりに欠けると言うか。まぁ、まだ上巻だから下巻で巻き返すかもしれんけど。

 

 幹也の妹の鮮花(あざか)がもっと露骨にお兄ちゃんLOVEなら、もうちょっと楽しめるのになぁ<最低発言

 

燃:B 萌:B+ 笑:C+ 総:B

アニメ,電撃文庫

「ジャイアントさらば!見えているものに走り出せ!」

 

 J.C.STAFFの本気キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

 

 アバン長ぇ!八分くらいあったぞ。今回OP無いのかと思ったw

 で、もうのっけからフルスロットルクライマックスです。

 

 さて、二人手を取り、何もかもから逃げ出した竜児と大河。何気に大河のお母さんってビジュアル初登場じゃね?

 やはり尺がギリギリで、原作から、かなりカットされています。まさか竜児と大河のキスシーンをカットするとは……。まぁ、最後の最後に回しただけかもしれんけど。

 

 友人達の危機に協力してくれる北村、みのりん、ばかちー。何回も言うが、ばかちーがイイ女過ぎて泣ける。

 この下りで、河に落っこちた鞄の下にちゃんと新聞紙をひいているのが細かい。

 

 二人が竜児の母方の祖父母の家を訪ねている間、春田は貰ったチョコをひたすら見せびらかしていた。賞味期限ギリギリまで見せびらかすつもりらしい。早よ食えw

 

 今回は本編がEDまで食い込みました。食い込んだっつーかEDが全部本編だった。

 

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:S

特撮

「もっと強くなって、もっと僕を笑顔にしてよ」

 

 アバンではクウガVSン・ダグバ・ゼバ第二ラウンドが断片的に語られる。

 どうもアメイジングマイティフォームでさえもフルボッコにされたらしい。

 ダグバの怪人体はちらっとしか映っていない。

 この戦いでアマダムの亀裂が入ったそうな。

 

 クライマックス突入ということでOPの歌詞が一番に戻り、一部エフェクトが追加。流石、理解ってらっしゃる。

 

 ダグバが虐殺を開始したので世間には一層暗い雰囲気が漂っていた。そんな中、五代はダグバを倒すため、凄まじき戦士になる決意を固める。

 彼は親しい人達の元を訪ね、ダグバを倒したら再び冒険に出掛けると告げていく。神崎先生が登場。EPISODE2526に登場した拓少年の名前も出た。

 

 一条さんはグロンギのアジトらしき廃墟に潜入し、そこでグロンギのものらしき羊皮紙を発見する。今回はまだ遠目だったので書いてある内容まではよく判らなかったが、これが噂のン・ガミオ・ゼダの存在を示唆していたアレか?

 

 EDの歌詞も一番に戻りました。

 

燃:A+ 萌:B 笑:B 総:A

スーパーダッシュ文庫

修道女エミリー―鉄球姫エミリー第二幕 (集英社スーパーダッシュ文庫)

著:八薙 玉造  イラスト:瀬之本 久史

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  これどうやって続けんねんと思っていた『鉄球姫エミリー』に二巻が登場です。取り敢えず表紙でシスター姿のエミリーが妙に色っぽいです。

  さて、登場人物をほぼ一新しての新展開。マティアスが死亡したので、変態ギャグをかます人がエミリーーだけになってしまし、勢いが衰えてしまった。新キャラかつ今回の主人公的扱いのグレンも姫教育などという、さぞエロ妄想が活性化しそうな造語を連発するが、いまひとつ。

  と言うか、何だかんだで、心のどこかでNice boat.な展開を期待していた俺が居る。極端なんだよなぁ。前巻で、殆ど死んだかと思えば、今回は名前があるキャラは誰も死んでへんし。

  一巻のインパクトがあり過ぎた所為で損してるな。

  いやしかしロッティ可愛いよロッティ。

燃:B  萌:A   笑:A  総:A

特撮

「いつかみんなが笑顔になる日のために」

 

 五代は自ら心臓を止めて椿に電気ショックをしてもらったということらしい。本人曰く体中に力が漲っているとか。

 

 五代が眠っている間、一条さん達はゴ・ガドル・バと四十七号ラ・ドルド・グの戦いの場に乱入。

 一条さんはガドル、杉田さん達はドルドを攻撃。神経断裂弾は絶大な効果をあげ、ドルドを撃破。

 一条さんもガドルにダメージを与える。そこへラ・バルバ・デが姿を現す。だからラブロマ(ry

 

 で、クウガVSガドル第二ラウンド。二度目の電気ショックでライジングマイティフォームを永続的に維持出来るようになったクウガはガドルと互角に渡り合う。

 戦いの最中、クウガは黒い姿アメイジングマイティフォームへと進化する。アメイジングマイティキックでガドルを撃破するが、黒い戦士になってしまったことに戦慄する五代。

 

 一方、ジャンに励まれた榎田さんは息子と心を通わせる。影から親子を見守るジャンがナイスガイ過ぎる。

 このドラマ部分に時間を割いたため、アメイジングマイティフォーム登場がそっちのけです。

 

 そして遂にダグバが動き出す。

 

燃:A+ 萌:B 笑:B- 総:A

アニメ

「入ってます!」

 

匣の中には綺麗な娘がぴつたり入ってゐた。(違

 

 さて、本編再会。ニーナが手を回してくれたお陰でいつきはICPに復帰。その代わり、彼女の殉職を報告したブーミンコンビが虚偽の報告をしていたとして飛ばされました。踏んだり蹴ったり過ぎるw

 

 レオパルドは獅子堂家の全面サポートを受けることになり、桜謹製のパーツを用意される。ゴールデンジェントルメンプラグってどんなパーツ名だよw

 でも、これでレオパルドの自己実現率は89パーセントになったそうな。

 

 ほのかはエルに連れられて獅子堂元老院の面子と再会。そう、それは再会であった。元老院の面子には老人も居るが、ほのかの反応はそう歳の違わない相手に対してのものと思われる。やはり何らかの手段で五十年前から歳をとっていないのか。タイムトリップかコールドスリープか。

 

 その頃、秋葉の元にいつきが、エニグマの情報と引き換えにネルヴァルからの亡命を希望するというメッセージを示す謎の箱を持って来ていた。掃除用具とかが入ってるロッカーくらいのサイズ。

 中身はその声から少女と思われるが、ネルヴァルの生体部品にされた際に記憶を奪われたようで何も憶えていない。

 秋葉は彼女にハコちゃんと命名、友情を育むが、獅子堂家を強襲したアレイダに攫われてしまう。ここでアレイダの正体が判明。神楽でした。何ぃぃぃいぃぃぃいいぃいいいいいいいいいいEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!??

 一体どういうことなんだ!?神楽は今回も秋葉の夢の中に出て来てたけど……。

 

 アレイダは生徒会役員つつじの協力を得て脱出。前回の『Q速∞』で生徒会役員の中で時雨に次いで目立っているなと思ったら、早速絡んできました。

 ということは、やはり『Q速∞』は今後の展開を示唆しているということか?

 

 ちなみにナミはアレイダ出現の際にメイドさん達に連れられて獅子堂家を脱出。こっちも攫われたのかと思った。

 

 ところで、ほのかが寝るときに髪ほどいてたけど、その方が可愛いな。

 

 DVDに収録される第1話は新作カットが五十カットもあるそうです。ズルイ……。

 

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:S

角川ビーンズ文庫

真実を告げる声をきけ―少年陰陽師 (角川ビーンズ文庫)

著:結城 光流  イラスト:あさぎ

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  通算十七巻、珂神編三巻。昌浩は比古の心に触れ、突然出雲に連れてこられた彰子は狼のもゆらと心を通わせる。特に、彰子ともゆらのシーンはかなりのハートフルさで、こりゃやられたという感じだったのだが、何者かがもゆらを襲撃。死んじゃったっぽいな。もゆらへの攻撃に使われたのは勾陣の筆架叉だった。それを知った比古は……。

  絶望展開キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!


燃:B  萌:B  笑:C  総:A

ファミ通文庫


著:野村 美月 イラスト:竹岡 美穂

「心葉くんは絶対"受"よ。そっちの方が身体の負担が大きいのよ。裂けちゃって大変なのよ」

『バカテス』とのコラボで味をしめたのか遠子先輩w

約2ヶ月3週間の積み。4ヵ月振りの新刊。「挿話集」は「エピソード」と読みます。
本編が完結し、今回は短編集ということで、これまでの遠子先輩1人という構成ではなくなり、心葉と遠子先輩がセットに。遂に主人公が表紙に……。

『“文学少女”と恋する牛魔王(ミノタウロス)』

FBSP掲載短編。遠子先輩に恋する柔道部主将の牛園の視点。完全にコメディです。
こうしてみると、遠子先輩って結構罪作りな女なんだよなぁ。遠子先輩可愛いよ遠子先輩。
ちなみに挿絵が描き下ろしです。

『“文学少女”と革命する労働者(プロレタリア)』

書き下ろし。書き下ろしも既存のエピソードのネタを拾いながら構成されているのが素敵。
ボート部の鬼コーチはえげつなかったです。

『“文学少女”と病がちな乙女(クロエー)』

書き下ろし。遠子先輩のクラスメイト、果歩の甘酸っぱい恋のエピソード。最後にLOVE寄せと見せかけて寸止めなのがいやらしいw

『無口な王子(プリンス)と歩き下手の人魚(マーメイド)』

書き下ろし。芥川君と美羽のLOVE寄せエピソード。美羽が完全にツンデレ化していて吹いた。

『"文学少女"と扉のこちらの姫(レイディ)』

ここからはFBonline掲載『“文学少女”の秘密の本棚』シリーズ。でもこれ第2話なんだよなぁ。次の流人のエピソードとセットで収録したかったから、順番変えたのかな。

遠子先輩と麻貴先輩の出会いのエピソードを麻貴先輩の視点から。ちょっと本編っぽく若干のミステリー要素あり。

『“文学少女”と浮気な預言者(ヨカナーン)』

『秘密の本棚』第三話。本編三巻の裏で暗躍していた流人の姿を描く。
このシリーズを読んでいて、「エロ」とかいう文字が出てくるとビクっ!てなるw

『“文学少女”の今日のおやつ』

FBonline掲載のショートショート。掲載は『秘密の本棚』よりこちらが先。各短編の合間合間に掲載。
全13回中、今回は第1回、最終回、第6回を収録。え、まさかこれだけしか収録しないってことはないよね?心葉ロリコン疑惑とか琴吹さんの乙女乙女したメールとか面白いのがいっぱいあるのに。

また最後に書き下ろしとして『おやつ』の特別編を収録。大学生になり、下宿し始めた遠子先輩の姿が垣間見える。

まとめ

そういうわけで短編集第1弾でした。これくらいのテンションが読み易くて良いなぁ。

次は外伝。3年生になった心葉の居る文芸部に新入部員の女の子がやって来るそうな。4月予定だっけ?

そして“文学少女”世界が更に広がるプロジェクト・メモワール始動。どう見てもアニメ化です。本当に有り難う御座居ました。4月はコミカライズも出るし、そこで発表かなぁ。まずはドラマCDあたりからジワジワ攻めていくんだろうか。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+