角川文庫

ラブコメ今昔 (角川文庫)
著:有川 浩 イラスト:徒花 スクモ

古女房、漬かったほどに味も染み、か。

角川文庫2012年6月の新刊。約2年4ヶ月1週間の積み。『文庫版 クジラの彼』からは2年振り。『別冊 図書館戦争Ⅱ 図書館戦争シリーズ⑥』からは10ヶ月振りか。

自衛隊ラブコメシリーズ第2弾。オリジナルは借りて読んでます。それにしても書店で声に出して店員さんに訊き難いタイトルだなw

今回は自衛隊3部作からの出張キャラは居らず。居ない……よな?俺が忘れていただけだったら知らんが。

2回目だけど、内容を忘れつつあることもあり、新鮮な気持ちで読めました。振り返ると、これと『三匹のおっさん』を読んだのがきっかけで有川さんの作品、全部買おうと思ったんだよな。

1本目は長年連れ添った夫婦の穏やかなエピソードを見せかけて、最初からアクセルベタ踏みだから困る。

その後も続く波状攻撃でなぁ。やはり第3弾の刊行が待ち望まれるところである。
次は2013年4月に『文庫版 県庁おもてなし課』。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

オリジナルリンク
ラブコメ今昔(角川書店ハードカバー、2008/07)

シリーズリンク
文庫版 クジラの彼(2010/06)

著者リンク
別冊 図書館戦争Ⅱ 図書館戦争シリーズ⑥(2011/08)
文庫版 県庁おもてなし課(2013/04)

アニメ

「面白い、こういう奴と戦いたかった!」

アバンではいきなり3回戦。相手は噂の水泳部。いきなりバトルが始まるから、あっ(察し)ってなったけど、案の定出落ちでしたね。
無駄にイケメンで、かつ良い身体してたけどな。

で、4回戦の相手は常冬中学のチームフェイス。リーダーのイズナ・シモンはボクシングを辞めて、病気の弟が作ったガンプラで選手権に参加していた。
マモルってのは弟の名前だったのね。

てっきり何か並々ならぬ拘りがあって素組みのガンプラを使うスタイルを貫いてるんだと思ってたんだけど、単にガンプラ製作技術が未熟な弟が作ったキットってオチだったのか……。

シモンのチームメイト達に、わざと負けてくれと土下座までされてしまったセカイ達は、それぞれに迷うことに。
結局、最後まで迷い続けたフミナとユウマとは対照的に自分の中に1本芯を持っていたセカイ。

OP映像の時点で判っていたけど、シモンの機体はデスティニーガンダム。素組みだけど、豊富な武装を余すところ無く使って戦う様はキットが売れそうな勢いで。
最初にガンプラの出来自体が機体性能に影響を及ぼすって話があった割には戦闘シーンで、そういう描写が無かったよな。

ビルドバーニングとデスティニーのガチの殴り合いは壮絶なものに。次元覇王流とボクシングの異種格闘戦、勝つのはどっちだ。

今までになくぶっ壊れたビルドバーニングだけど、ダメージレベル設定的にどうなんだろうな。
ちょっとはセカイ自身がビルドバーニングを直すシーンも入れていくべきだとは思うんだけど。

エピローグではスガがガンプラ学園から転入してきたことが判る。ガンプラ塾と何か関係があるんだろうか……。
それはそうと出番が少ないながらも、お姉ちゃんが可愛過ぎて辛い。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第6話「戦場の支配者」
第8話「この盾に誓って」

CD,アニメ

ボーカルアルバム1の出来が良かったので、期待していたんだけど、それを上回る出来で感動した。

キュアプリンセスの『プリンセス・ストーリー』は『New arrival』よりは元気のある曲で、こちらの方がひめっぽい感じ。ただ、歌声はやっぱり別人であるw

キュアハニーの『おいしい愛がある』は勿論ごはんの歌です。ゆうゆう、一切ブレねぇなw

めぐみ、ゆうゆう、誠司さんの幼馴染みトリオで歌うのは『友達の魔法』。ソロじゃなかったけど、誠司さんのキャラソンもちゃんとあって良かったぜ……。
ただ、誠司さんのソロパートの歌詞が切な過ぎて泣ける。これで報われなかったら辛過ぎるんだけど……。
タイトルが、めぐみと誠司さんの関係性の落とし所を暗示しているのではないかと思うと夜も眠れない(ぉ

ひめといおなが歌う『I believe, We believe.』は、挿入歌として使って、2人でツインミラクルパワーシュートだ!これで勝つる!!って思ったけど、しっとり系の曲だったワナ

で、目玉の『イノセントハーモニー』なんだけど、これ、テレビ本編では必殺技として叫ばれている「プリキュア・イノセントプリフィケーション」が歌詞として、ちゃんとメロディーに乗せてあるんだよな。

ここの盛り上がりが最高に格好良くてなぁ。ハピネスチャージプリキュアが幹部クラスを大撃破している絵面がありありと思い浮かぶ。
これは是非、最終決戦でフルサイズを流してほしい。サビの盛り上がりが絶対マッチするから!後生やで!

勿論、吉田さんの曲もあるんだけど、タイトルが『Sunset Braver』ということで、キュアサンセットのキャラソンじゃねーかw
いや、歌詞は特別そういうわけでもないんだけど。

対する仲谷さんの『愛を抱いて』がキュアウェーブのキャラソンっぽいかと言えば、別段そんなことはなく。

折角これだけ良曲が揃ってるんだから、劇中で使えば良いのになぁ。『イノセントハーモニー』はマジでお願いしますよ。

燃:A+ 萌:A 笑:B- 総:S-

シリーズリンク
ハピネスチャージプリキュア! ボーカルアルバム1 ~Hello!ハピネスフレンズ!~
ハピネスチャージプリキュア! ボーカルベスト

アニメリンク
ハピネスチャージプリキュア! 第40話「そこにある幸せ!プリキュアの休日!」

アニメ

「何の発作を起こしてるんです!?」

親方、宇宙からおっかさんが!!

サブタイの父はスルガン総監、母はベルリママと、夫婦を指しているわけではないんだな。

総監が持ってきたのはG-セルフが装備出来るトリッキーパック。これまた珍妙なデザイン+どぎつい色になったな……。
これもキット出ないのかしら。12月発売のHGは大体発表されているみたいだけど、その中に無いっぽいんだよなぁ。
今回はやたらコクピットのエアバッグが出ていたような気がする。

アイーダさんの「嘘ついちゃった☆」が可愛くて腹立つw
今回のアイキャッチのマニィ可愛いなと思っていたら、超ショートカットになって前線に出て来たでござるの巻。
マスクの正体を確信したようだけど、今後も大きく絡んでくるのか。
ってか、よく見たら最初からEDにショートカット状態で出てたんだな。全然繋がらなかったわ……。

そのEDではベルリがカーヒル大尉とデレンセン教官と腕組んで決め顔で歩いてるカットがあるけど、これって今となっては両脇の2人がベルリをあの世へ誘おうとしているようにも見えるよなw

次回予告は「見ないと人生暗いぞ!」。大きく出たな。
予告映像の段階で、早速モンテーロが壊れていてワロタ

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第7話「マスク部隊の強襲」
第9話「メガファウナ南へ」

ノベライズ,特撮,講談社キャラクター文庫

小説 仮面ライダーウィザード (講談社キャラクター文庫)
著:きだ つよし

「一人ぼっちだから放っておけないの……そんな操真晴人という人が」

ウィザード、本当のフィナーレ。

2014年10月の新刊。約3日の積み。
取り敢えず出すと発表されている中ではラストとなる『ウィザード』のノベライズがいよいよ登場。

これまでの表紙の背景は単色だったんだけど、今回は魔方陣が描かれている。改めて見返したら『忍風戦隊ハリケンジャー』のノベライズも模様入ってるな。

著者はメインライターであるきださんということで、内容はがっつりテレビ本編と繋がりのあるものとなっている。
きださんは『響鬼』のノベライズも書いていましたね。

時系列は『戦国MOVIE大合戦』の後となっており、『ウィザード』本当の完結編といった様相。
0課と協力し、ファントムの残党を倒していた晴人の前に現れたもう1人の晴人。2人の晴人の存在に晴人だけでなく、凛子も心かき乱されて……。

メインライターが書いているだけあって、色々と本編で説明しきれていない事情なんかも出てきている。
まさか今更、晴人がプレーンシュガーに拘る理由が明らかになるとは思わなかったわ……。

タイムウィザードリングが『MOVIE大戦アルティメイタム』でしか使われてない理由付けも一応されている。
ってか、あの指輪が他の媒体でちゃんと登場するとはな……。

晴人が戦いの後に言う口癖は「ふぃー」じゃなくて「ふぅい」だったという地味な衝撃。いや、とてもそう言っていたとは思えないんだが……。

やっぱりテレビシリーズでは出来ない要素を入れてくるんだな。2人の晴人なんて撮影がメチャンコ手間そうだしなw

何よりヒロインのようなポジションに居ながら全然色っぽい展開の無かった凛子が逆転ホームランかましたのが良かったですね。
インタビューやら何やらで、晴人のコヨミに対する感情は恋愛感情ではないとか言われていたけど、こういう形で決着するとは。
きっと2人は子供にコヨミと名付けるのであろう。

そんな具合で最後のショータイム『小説 仮面ライダーウィザード』でした。やはり平成2期のノベライズは傑作の法則なのか。
次は『鎧武』が出るんだろうかね?

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

映画リンク
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦

シリーズリンク
小説 仮面ライダーフォーゼ 天・高・卒・業(2014/02)
小説 仮面ライダー鎧武(2016/03)

GA文庫

異能バトルは日常系のなかで 9 (GA文庫)
著:望 公太 イラスト:029

龍翔閃だったーっ!
ゴルフの素振りじゃなくて龍翔閃だったーっ!

2014年11月の新刊。約2日の積み。アニメ放映中ということで連続刊行。
よし、表紙のローテーション的に次は彩弓さんだな!と期待していたら、今回は5巻の続きとなる『異能バトルは日常系のために』編なのでお預けだったでござる。

というわけで表紙は黒き十二枚の翼のメンバー《太陽神を犯す月の女神(セックスエクリプス)》遊佐野ファンタジアと《鬼の居ぬ間に鬼ごっこ(デッドスペース)》芥川柳。
いかにも帯を外すと、ファンタジアのぱんつが見えそうな構図なんだけど、真っ黒に塗り潰されています。

ファンタジアの出番は全然多くないんだけど、ピンクのナース服の存在感がデカくてアレ。ぶっちゃけムラムラする(ぉ

現在はGA文庫マガジンでの連載は終了しているっぽいので、今回が連載分収録ラストってことなのかなぁ。どこにも書いてないから判らんのだよなぁ。

人物紹介はちゃんと外伝用になりましたね。
さて、今回は桐生の出番は控えめで、黒き十二枚の翼のメンバー、柳と《神合わせの悪い刃並び(ジグザグジグソー)》戸木柊吾が主役として扱われている。

そのため中二成分は薄れ、真っ当な異能バトルものに。うむ、たまにはこういう捻くれていないのも良いな。

粗筋でクライマックスとか煽ってるから完結するのかと思いきや、どえらい引きで続いたぞ……。どういうことなの……。
また、3冊くらい本編出した後に完結巻が出て、その後本編完結みたいな流れになるのかしら。
本編と合流するとも思えないけど……。

それはそうと、一十三さん可愛いのに挿絵に出番無いんだよなぁ。勿体無い。
次は2014年12月に新シリーズ『異界神姫との再契約 -暴風再愛-』、2015年3月に10巻です。
この新シリーズ、粗筋を見ると、これまた面白そうなんだよなぁ。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
異能バトルは日常系のなかで <8>(2014/11)
異能バトルは日常系のなかで <10>(通常版)(2015/03)

著者リンク
異界神姫との再契約Ⅰ 暴風再愛(GA文庫、2014/12)

アニメ,ガガガ文庫

「邪魔ですわ!服がとっても邪魔ですわ!!」

原作2巻後半戦。サブタイの「完全解放」は「ブレイクレリーズ」と読みます。
それはヒーローものっぽくて大変良いんだけど、作画大丈夫か……。大分キてる感じがするぞ……。

アルェー?『デート・ア・ライブⅡ』のときって、こんなに酷い回あったっけなぁ。
テイルブルーの変身バンクだけはクオリティ高いから、その落差で余計酷く見えるw
いや、もかしかしたら力入れるところとそうでないところをキッチリ分けているのかもしれんが。

勿論、原作の展開を圧縮すると、真っ先にカットされるのはアルティメギルサイドなわけで、リヴァイアギルディとクラーケギルディが凄く薄いキャラになってしまった。特にリヴァイアギルディなんて、股間の触手にノータッチだしなぁ。
ドラグギルディを弔うシーンも無かったので、完全に賑やかし止まりに。

折角のヴォルティックジャッジメントも、うーむ……。これが1話のクオリティで見れていたら……。
まぁ、販促的には1話に注力するのが正しいんだけども。

燃:B+ 萌:A- 笑:B 総:A-

エピソードリンク
第5話「三人目の戦士!」
第7話「熱烈見参!!暗黒眼鏡女子」

オーバーラップ文庫

生ポアニキ オーバーラップ文庫
著:アサウラ イラスト:赤井 てら

「ユースケ……立ち上がれ。何度でも立ち上がり続けろ。立ち上がった回数だけ漢はタフになる」

アニキ……!

オーバーラップ文庫2014年10月の新刊。約2週間の積み。『デスニードラウンド』を3巻で完結させたアサウラさんが5ヶ月振りに復活して送る新シリーズ。

もうね、タイトルがいきなりレッドカードでね。そら、取り敢えず買おうかってなるわな。
何なの、アサウラさんはオーバーラップでは作家生命をかけないと本出せないの?
イラストは『デスニードラウンド』から引き続き赤井さん。

帯ではアサウラさんの代表作スーパーダッシュ文庫『ベン・トー』の白粉さんが推薦文書きに来ていてワロタ
何してんだw
元々『ベン・トー』の中でやったネタを下敷きにしているとか何とか。

他にも赤松中学さん、さがら総さん、なめこ印さん、平坂読さん、松智洋さんの名前も載っている。
錚々たるアニメ化作家……!と思ったけど、何でなめこ印さん混ざってんだw
いやまぁ、未来のアニメ化作家かもしれんが。

法の改正により、生活保護に加えられた項目、恋愛生活保護。不登校気味の主人公、木村ユースケは恋愛生活保護の申請をするが、家にやって来たのは仕上がりきったマッチョの男で。
ユースケはアニキを何とかして追い出そうとするが……。

最初こそ貞操の危機を感じる展開だけど、ユースケのことに親身になってくれるアニキの優しさに心温まる展開に。
読めば読むほど、筋トレって何て素晴らしいんだろう……!って思えてくるから困る。
筋トレで全てを解決していこうとする姿勢がアツい。
心を通わせたユースケとアニキがハグをしようとして筋肉に弾き飛ばされるシーンが酷過ぎてクソワロタ

勿論というか何というか、料理描写はやたらめったら凝っている。筋肉をつけるには食事も大切だからといえばそうなんだけど、それにしても凝っている。

当然マッチョだけじゃなく、ちゃんとしたヒロインも登場する。ユリの「おっけ」って言い方可愛いよな。
『デスニードラウンド』で激闘を繰り広げたマスコットキャラ達がちょこちょこ出て来るので、どうやら同一世界観の話らしい。ってかヒロインの名前同じだな。

そんな具合で『生ポアニキ』でした。こんなクッソふざけたパッケージングなのに凄く真っ当なストーリーだったぞ。
やっぱりクズな主人公が成長する話って良いよなぁ。一発ネタかと思いきや、売り上げさえ出れば続刊を出す気満々の終わり方だったので期待したいところ。

燃:A 萌:A 笑:A 総:A

シリーズリンク
生ポアニキ パンプアップ(2016/10)

著者リンク
ベン・トー サバの味噌煮290円(スーパーダッシュ文庫、2008/02)

アニメ

「任せてください!って言えるようになるには後2、3年かかりますよ……」

地上に降りた海賊部隊に襲い掛かるマスク部隊。マスクの部隊は皆クンタラで構成されているらしい。この部隊で手柄を立てて、クンタラの地位を向上させるのが彼等の目的なんだとか。

モンテーロは毎週壊れるのがノルマとか言われだしてる所為で、壊れるシーンが出てくると笑ってしまうw
いや、クリムは良いキャラしてるし、生き残ってほしいのだが。ラライアとのシーンは何だか微笑ましいですよね。

それはそうと、アイーダさんの普段着が身体のライン出ていてエロいですよね。すっかりキャラデザに順応した俺です。

一方、ベルリママは息子を心配するあまり、自ら大気圏突破しつつあるのであった。情緒不安定なのか、ただの富野節なのかw
次回予告は「歩きながら見るなよ!」。歩きスマホへの警鐘かな?

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第6話「強敵、デレンセン!」
第8話「父と母とマスクと」

アニメ,ラジオ

「私、共鳴とか凄い好きなんですよ!」

レジェンド降臨。

今回のゲストは満を辞して、美墨なぎさ/キュアブラック役の本名陽子さんがゲスト。この圧倒的レジェンド感な。
2代目以降では、なかなかこうはいかない。

キュアブラックとしてではなく、なぎさとしてって感じだったけど、来週はゆかなさんも来るので名乗りはそのときにやるのかしら。

お便りコーナーでは文化祭で『イェイ!イェイ!イェイ!』を踊ったという話が出たけど、それを受けて流すのが何故か『イノセントハーモニー』だった件。『イェイ!イェイ!イェイ!』流すんじゃないのかよw

『イノセントハーモニー』はテレビサイズと見せかけてフルバージョンの1番だった件。劇中では「イノセントプリフィケーション!」って叫んでる部分もフルだとちゃんとメロディ付いてるんだなw

そしてキュアパブリーが『勇気が生まれる場所』を大絶賛してたんだけど、俺と全く同じことっていて吹いた。凄い親近感湧くわw
だよなぁ、「キミと共鳴して目覚めるたび もっと強くなれる」とか格好良いよな。
パブリーはリスナーのみんなと共鳴クッソワロタ

燃:A 萌:A- 笑:A 総:A

シリーズリンク
第32回
第34回