「言っとくけど、僕は小学生を守るためなら相手が三十路だろうと容赦しない!」
講談社ラノベ文庫2013年8月の新刊。約10ヶ月半週間の積み。MF文庫J『まよチキ!』『蒼柩のラピスラズリ』でお馴染みのあさのさんが講談社ラノベ文庫に登場。
イラストは『D.C.』や『探偵オペラミルキィホームズ』等のたにはらさん。
ラノベ作家ものと言われたら取り敢えず購入せざるを得ない。
売れない高校生作家、椎名歩(あゆむ)はある日、担当編集から同じレーベルの若手作家を紹介される。それは話題の超売れっ子作家、桃音しおん。彼女の正体は実は小学5年生の女の子で……。
口絵開いたら、いきなり全力全開でワロタ
攻めるよねぇ。
ラノベ作家ものって話だったので、色々技巧的な話もあるかと思ったんだけど、そういうのは殆ど無く、むしろ作家の暴露話的な方向性か。いや、それはそれで面白いのだが。
加えてギャグのテンションが高め。
ラノベ界のロリ代表と言えば、電撃文庫『ロウきゅーぶ!』だけど、あちらの主人公、昴はアレな環境に身を置きつつも結構自制している節がある。
対して、こちらの歩は考え自体はまともなんだけど、すぐぶっ飛んだ行動をとってる。巻を重ねるごとに暴走していくんだろうか……。
どうでもいいけど、体重がお祭り騒ぎって表現が妙にツボに入った俺です。
そんな具合で『桃音しおんのラノベ日記』でした。これは溜めていた既刊を優先的に読みたいマンだな。
次は2013年12月に2巻『恋と夏休みと修羅場進行』、2014年4月に3巻『16歳の編集活動』。
燃:C+ 萌:A 笑:A 総:A
シリーズリンク
・桃音しおんのラノベ日記2 恋と夏休みと修羅場進行(2013/12)
著者リンク
・まよチキ!(MF文庫J、2009/11)
・学年トップのお嬢様が1年で偏差値を40下げてギャルになっていた話(講談社ラノベ文庫、2015/12)
・編集さんとJK作家の正しいつきあい方(ファンタジア文庫、2017/03)
イラストリンク
・詠う少女の創楽譜(MF文庫J、2011/04)