角川スニーカー文庫

レイセン File6:三人きりのフォース (角川スニーカー文庫)
著:林 トモアキ イラスト:上田 夢人

「エコロジーと言いながら、現代人は自動車から離れることはできない。平和を謳いながら銃を手放すことができない。健康を害すると知りながら酒も煙草もやめられないようなイキモノに、何をやめろというのかね?」

2013年3月の新刊。約1年3ヶ月の積み。『ミスマルカ興国物語エックス』からは3ヶ月振り。
元から萌えとは縁遠い作風だったけど、今回は遂に表紙が男キャラだけに。まぁ今更表紙に可愛い女の子を出したところで売上が変わるシリーズとも思えんがw

さて、いよいよ佳境ということらしく、シリアス展開が続く。おちゃらけるときはとことんおちゃらけるくせに、一旦シリアスに触れると容赦無いんだよなぁ。

フォースの問題は一段落ついたけど、最終的な落とし所はどうすんだろうな。〝組織〟との決着になるのかしら。

次は2014年1月に『ミスマルカ』ⅩⅠ巻、2014年4月に新シリーズ『現役プロ美少女ライトノベル作家が教える! ライトノベルを読むのは楽しいけど、書いてみるともっと楽しいかもよ!?』。

燃:B+ 萌:A- 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
レイセン File5:キリングマシーンVS.(2012/09)
レイセン File7:誰も、あなたを放っておかない(2014/08)

世界観リンク
ミスマルカ興国物語エックス(2012/12)
ミスマルカ興国物語ⅩⅠ(2014/01)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「さあ、私達の」
「俺達の」
「デートを始めましょう」
「デートを始めよう」

狂三の協力を得て、十香が囚われているDEMインダストリーの支部を目指す士道。
狂三は味方になると、非常に心強い存在だよな。加えてエロい(ぉ

立ち塞がる魔術師を〈鏖殺公〉で突破。そこでOPでも流してくれればアツいのだが……。
いくら傷はすぐに塞がるとはいえ、血をボタボタ垂れ流すレベルの負傷はキツい。

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第七話「破軍歌姫」
第九話「美九の真実」

アニメ,電撃文庫

「俺に怨む心など無い。俺に残されているのは━━」

さあ、お兄様の異常な持ち上げ具合が始まってきたぞ……。炎天下でバスの乗員を数えただけで素敵……とかどんな展開だw
原作で読んだときはふーんって程度だったんだけど、ネタにされてるのを見た後だとギャグに見えてしまうな……。

九校戦の出陣式(?)では正装を纏う参加者達。普通の制服以外にそんなのあったのか……。

ラブコメ展開になると、達也より幹比古やはんぞー君の方がよっぽど主人公っぽいから困る。
美月と会長が可愛いんだよなぁ。

九校戦参加者達を乗せたバスが事故に遭いそうになる中、EDへ。確か皆が一斉に魔法を発動したら領域干渉で不発になる、若しくは暴走するから危険みたいな話だったかと思うんだけど、その辺の説明が無い上に、しっとりしたEDが流れ始めるから全然ピンチ感無いな……。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B 総:A

エピソードリンク
第8話「九校戦編Ⅰ」
第10話「九校戦編Ⅲ」

メディアワークス文庫,雑記,雑誌,電撃文庫

電撃文庫MAGAZINE買ってきました。

それからうっかり買うのを忘れていた、

・マジカル・デスゲーム2 反証のアーギュメント(ファンタジア文庫)

の計1冊。

富士見ファンタジア文庫

マジカルデスゲーム(1) 少女は魔法で嘘をつく (富士見ファンタジア文庫)
著:うれま 庄司 イラスト:CUTEG

「ずっと思ってたんですけど、フブキさんって結構チョロいですよね……」

ファンタジア文庫2014年3月の新刊。約2ヶ月2週間半の積み。
スマッシュ文庫『彼女を言い負かすのはたぶん無理』でお馴染み、うれまさんがファンタジア文庫に登場。

タイトルには十字架っぽい記号が入ってるんだけど、上手いこと表示出来ないんだよなぁ。
イラストは色んなラノベの挿絵を描いたりしてるCUTEGさん。
取り敢えずサブタイとCUTEGさんのイラストに釣られて買っちゃいました。

まぁね、うん。タイトルの時点で、可愛い魔法少女を残酷な目に遭わせる俺達KAKEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!系なのは判ってたけどな。

魔法少女と呼ばれる存在が珍しくなくなった世界。ある日、不思議な空間に集められた魔法少女達はその中に潜んだ魔女を探しあてることに……。

みんなで怪しい人物に投票して、一番得票数が多かった人を処刑していくという、それ何て人狼?と思ったら、本当に人狼を意識して書いているそうで。
当時の富士ミスで出せてたら話題になったんじゃないかなぁ。どうだろうな。

現時点で怪しいのは炭化したアイリと主人公レナかなぁ。レナの魔法は、自分が真実だと思っている事柄を相手にも真実だと伝える〈真実の言葉(ベストアンサー)〉。
これがきっと曲者なんじゃないかと思うんだよなぁ。「真実」じゃなくて「自分が真実と思っていること」ってのが凄ぇいやらしいw

問題は密かに流行りつつあるこのライトノベルがすごい!文庫『魔法少女育成計画』と凄い勢いで被ってるってところなんだよなぁ。
キャラはこっちの方が可愛いけど。チョロチョロしいフブキさん可愛いw

このペースでいけば2巻で終わりそうだけど、これは巻数が続けば続くほど、俺のモチベーションが下がっていきそうな気がする……。
次は2014年5月に2巻『反証のアーギュメント』。

燃:B- 萌:A- 笑:C 総:A

シリーズリンク
マジカル・デスゲーム2 反証のアーギュメント(2014/05)

著者リンク
彼女を言い負かすのはたぶん無理(スマッシュ文庫、2010/11)

イラストリンク
この中に1人、妹がいる!(MF文庫J、2010/08)
うちの魔女しりませんか?(ガガガ文庫、2011/01)
アイドライジング!(電撃文庫、2011/02)
ココロコネクト <1>(ファミ通クリアコミックス、2011/05)
彼女がフラグをおられたら 俺、この転校が終わったら、あの娘と結婚するんだ(講談社ラノベ文庫、2011/12)
誉められて神軍1 新宿市国(講談社ラノベ文庫、2016/11)
完璧美少女な天才ショタがダダ甘お姉ちゃんと業界仰天のゲームを創りながらゲーム作りの怖いお話を聞かされています!(講談社ラノベ文庫、2019/08)

講談社ラノベ文庫

桃音しおんのラノベ日記3 16歳の編集活動 (講談社ラノベ文庫)
著:あさの ハジメ イラスト:たにはら なつき

「おまえが穿いてるスパッツなんてスパッツじゃない。ただの布だ」

2014年4月の新刊。約1ヶ月半週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は桃香さんということで、遂に桃香さんもヒロインとして参戦か!?と思ったけど、全然そんなことはなかったんだぜ。

口絵ではナツメさんの黒ストが大変けしからんことに。けしからん実にけしからん。一姫よくやった。二階級特進だ<何なんだ

さて、桃音しおんの著作「パーフェクトブラック」がアニメ化されることが決まった。今まで以上に執筆活動に力を入れようとする汐音だけど、それは限界を超えた仕事量で。

2シリーズ同時進行とかアニメ化は諸刃の剣とか、あさのさんが書くと超生々しいな!
確かに『まよチキ!』のアニメがやってた頃に『初体験にオススメな彼女』を出してたっけ……。
それにアニメが鳴かず飛ばずだったようなイメージしかないから、余計にスレスレな話題だな……。

歩達の友人、風祭は出番が殆ど無いのに病名という形で名前出過ぎだろw
で、何とか汐音の執筆スケジュールを調整した歩だったけど、おいおい、人間関係がラブコメ通り越して修羅場一直線じゃないですかー!どうすんだこれ……。

次が最終巻ですとか言われても驚かないレベルの急展開なんだけど、後書きはまだまだ続きますみたいなテンションなんだよな……。

ってか、終盤の引っ繰り返し方はアカンでこれ。ナツメが来ちゃって、事の真相に気付いてしまっただけで、うわぁあああぁあああああああなのに、そこへ更に汐音がやって来るから更にうわぁあああぁあああああああだよもう。

燃:A- 萌:A+ 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
桃音しおんのラノベ日記2 恋と夏休みと修羅場進行(2013/12)
桃音しおんのラノベ日記4 パーフェクトホワイト(2014/08)

MF文庫J,アニメ

「にいのプレイスタイルウザい」
「兄ショック!!」

サブタイは「サクリファイス」と読みます。
さて、ジブリールを仲間に加え、東部連合へ挑むための作戦を練る『  』。そんな中、先代国王の遺していた仕掛けに気付き……。

冒頭からお風呂場で触手プレイとかジブリール加入の恩恵が早速現れた形に。違うか。
もっと長くても良かったのよ。具体的に言うと1エピソード分くらい。
ってかジブリールのおっぱいが気になって仕方が無い。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第6話「一手」
第8話「起死回生」

講談社ラノベ文庫

桃音しおんのラノベ日記2 恋と夏休みと修羅場進行 (講談社ラノベ文庫)
著:あさの ハジメ イラスト:たにはら なつき

帽子を外して猫耳を装着した汐音が羞恥心を一生懸命堪えながら猫っぽいポーズで踊るのは……はい、すごくにゃんだふるです。

2013年12月の新刊。約6ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は1巻の汐音に続いて、歩の友人ナツメ。勿論、内容的にも彼女がメインのエピソードとなっている。

2巻!新しい小学生登場!加えて水着回!これで勝つる!!
さて、プロットが何とか企画会議を通り、新作の初稿を書くことを許された歩。同時に挿絵を描いてくれるイラストレーターの選定がなされるが、歩が組むことになった絵師は意外な人物で……。

ナツメの妹、一姫が登場。新たな小学生ヒロインか!!ガタッってなったけど、どっちかっつーと賑やかし要因っぽいな。
終盤は全然話に絡んでこなかったし。

今回はクリエイターは妥協するべきかせざるべきかというのが、1つのテーマなんだけど、こいつら若さ滾らせ過ぎだろ……。
俺なら仕事なんぞ3秒で妥協するわ……。いや、むしろ取りかかる前から妥協するまである。
まぁ、趣味の延長線上で仕事やると、また違う感覚なんだろうけども。

何がビックリするって、わざわざカッコメンのために挿絵が1枚丸ごと消費されていたのがビックリする。それで良いのか、このラブコメ……。
歩のお兄さんもレギュラー化するのだろうかね。

そして、このままではナツメに歩を寝取られる!と感じた汐音さんは一大攻勢に出るが……?
コメディ部分は1巻のノリそのままだったけど、変態度がちょっと下がったかなぁ。パンツ仮面敵的なのを期待していたんだが……。
次は2014年4月に3巻『16歳の編集活動』。

燃:B- 萌:A+ 笑:A- 総:A

シリーズリンク
桃音しおんのラノベ日記1 11歳の創作活動(2013/08)
桃音しおんのラノベ日記3 16歳の編集活動(2014/04)

富士見ファンタジア文庫

蒼井葉留の正しい日本語 (ファンタジア文庫)

著:竹岡 葉月 イラスト:タケオカ ミホ

「いいですか、久坂君。日本語で『読書』とは、書物を読むことを指して言います。そして書物は言葉でできています。よって辞書を読むというのはまさしく!本の原液を愉しむことに他なりません。いうなればカルピス原液一気飲み」

ファンタジア文庫2014年5月の新刊。約2週間の積み。『おおコウスケよ、えらべないとはなさけない!』を2巻で終了させた竹岡さんが2年1ヶ月振りに復活。そんなにファンタジアでは沈黙してたのか……。

イラストは竹岡さんの実の姉であるタケオカミホさん。何故、今回だけ片仮名なのかはよく理解らない。
もしかして著者名との混同を避けるためかしら。
ファンタジアには『黄昏色の詠使い』で登場済みか。

さて、ラノベ作家ものとなれば買わないわけにはいかない(使命感)
主人公、久坂縁はラノベ作家を目指している少年。新生活に向けて学生寮、鳩居寮へと入った彼はやたらと日本語に拘る少女、蒼井葉留と出会うことに……。
やっぱりドラマガに載っていたのは文庫の冒頭部分だったのね。

縁が、葉留から自分の原稿に駄目出しされながら、デビューを目指して頑張っていく話かと思ったら、大人達も交えた愛憎劇だったでござるの巻。
粗筋で本編の重要な部分を殆ど説明してねぇw

1巻からいきなり脇役にスポットを当て過ぎな気がしないでもないかなぁ。縁と葉留の関係性の方に焦点を当ててほしかった。

イラストの所為もあるけど、ファミ通文庫『〝文学少女〟』シリーズのビタースウィートなノリを思い出したわ。
加えて、昔懐かし富士ミスのテイストな。

うーん、詰まらなかったわけじゃないけど、ラノベ作家ものとして期待していた分肩透かし感があってなぁ。
続きは出ても買わないな。

燃:C 萌:A- 笑:B- 総:A-

著者リンク
SH@PPLE -しゃっぷる-①(ファンタジア文庫、2008/03)
パナティーア異譚1 英雄のパンドラ(ファミ通文庫、2013/10)

イラストリンク
〝葵〟 ヒカルが地球にいたころ……①(ファミ通文庫、2011/05)
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる①(ファミ通文庫、2014/05)
陸と千星 ~世界を配る少年と別荘の少女(ファミ通文庫、2014/06)
楽園への清く正しき道程 0番目は北国産のツンドラ王妃?(ファミ通文庫、2015/11)
むすぶと本。 『外科室』の一途(ファミ通文庫、2020/06)

 

講談社ラノベ文庫

桃音しおんのラノベ日記1 11歳の創作活動 (講談社ラノベ文庫)
著:あさの ハジメ イラスト:たにはら なつき

「言っとくけど、僕は小学生を守るためなら相手が三十路だろうと容赦しない!」

講談社ラノベ文庫2013年8月の新刊。約10ヶ月半週間の積み。MF文庫J『まよチキ!』『蒼柩のラピスラズリ』でお馴染みのあさのさんが講談社ラノベ文庫に登場。
イラストは『D.C.』や『探偵オペラミルキィホームズ』等のたにはらさん。
ラノベ作家ものと言われたら取り敢えず購入せざるを得ない。

売れない高校生作家、椎名歩(あゆむ)はある日、担当編集から同じレーベルの若手作家を紹介される。それは話題の超売れっ子作家、桃音しおん。彼女の正体は実は小学5年生の女の子で……。

口絵開いたら、いきなり全力全開でワロタ
攻めるよねぇ。

ラノベ作家ものって話だったので、色々技巧的な話もあるかと思ったんだけど、そういうのは殆ど無く、むしろ作家の暴露話的な方向性か。いや、それはそれで面白いのだが。
加えてギャグのテンションが高め。

ラノベ界のロリ代表と言えば、電撃文庫『ロウきゅーぶ!』だけど、あちらの主人公、昴はアレな環境に身を置きつつも結構自制している節がある。
対して、こちらの歩は考え自体はまともなんだけど、すぐぶっ飛んだ行動をとってる。巻を重ねるごとに暴走していくんだろうか……。

どうでもいいけど、体重がお祭り騒ぎって表現が妙にツボに入った俺です。
そんな具合で『桃音しおんのラノベ日記』でした。これは溜めていた既刊を優先的に読みたいマンだな。

次は2013年12月に2巻『恋と夏休みと修羅場進行』、2014年4月に3巻『16歳の編集活動』。

燃:C+ 萌:A 笑:A 総:A

シリーズリンク
桃音しおんのラノベ日記2 恋と夏休みと修羅場進行(2013/12)

著者リンク
まよチキ!(MF文庫J、2009/11)
学年トップのお嬢様が1年で偏差値を40下げてギャルになっていた話(講談社ラノベ文庫、2015/12)
編集さんとJK作家の正しいつきあい方(ファンタジア文庫、2017/03)

イラストリンク
詠う少女の創楽譜(MF文庫J、2011/04)