ゲーム,ノベライズ,講談社BOX

428~封鎖された渋谷で~4 (講談社BOX)
著:北島 行徳 原作:チュンソフト イラスト:N村

「……俺はこの街で生まれて、この街で育った。この街で出会った仲間が好きで、この街で遊ぶのが楽しかった。そして、今日、俺はこの街で大切な人と出会った。お前たちとは関係ねーことだけど、俺はその人を命に換えても守りてーんだ。それで……なんだ……その……あぁ、うまく言えないんだけど……」
「ホント、うまく言えねーんだけど……そんな出会いがあったりする渋谷は、俺にとって特別な街ってことで……たぶん……いや、お前たちもそうじゃねーか?やっぱ渋谷が特別で、大好きなんじゃねーか?だから、力を貸してほしい。俺は大切な人を……大切な街を守りてーんだ」

今回は17:00~20:00までの時間帯を収録で、一気にクライマックスです。
次々と、主人公それぞれの物語が完結し、新たにジャックと建野の物語が始まる。
脚が不自由ながらも建野が、ひとみの護衛につけた理由が一応説明されている。まぁ、あまり納得のいくものではなかったけど、完全スルーよりは遥かにマシか。

ゲームとは違い、KEEPOUTやJUMPのシステムが無いからか、同じシーンが複数の主人公の視点で描かれている部分はカットされていたりする。

ひとみが亜智の帽子を被る挿絵は良い挿絵。
一方、マリアは一時とはいえ、憎しみに心を支配される。ゲームのノーマルエンドとグッドエンドを足して、2で割ったような展開。大沢は撃たれるし。

ボーナスシナリオが収録されていないからか、カナンの生死は不明なまま終了。あれ?
生きてることくらい判明させても良かったのに。
つまり、ラストのカナンとアルファルドの対峙シーンもカット。

嬉しかったのは書き下ろしエピローグ。ここでは1年後が描かれている。
亜智はあの後、1年間ひとみと連絡をとらなかったらしい。加納の結婚式に出席することになり、そこで再会することに。
鈴音が存命していることは判るので、移植が成功していると思われ。

御法川はアルファルドを追って、中東へと。これが後々、『CANAAN』へと繋がっていくのか。

ゲームの不満点として、登場人物達のその後が一切判らなかったという点が挙げられるから、この書き下ろしは嬉しい。

総評

そういうわけで人気ゲームのノベライズ『428 ~封鎖された渋谷で~』全4巻でした。
面白かったけど、やっぱりノベライズはオリジナルを楽しんでからこそだよなぁ。
オリジナルを知っているからこそ、感じられる面白さってあるからさ。
ゲームで説明がついていなかった部分に説明が加えられているところも大きい。

テンポ良く読ませるためか、細かいシナリオはカットされていたりするんだけど、そこはもうちょっと盛ってほしかったかな。
1冊1冊がこの分量なら全5巻とか6巻くらいでも良かったと思うの。

燃:A 萌:A- 笑:B 総:A+

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「そんなに僕に会いたくなかったのかい、ユークリウッド?」

サブタイに反してシリアス展開です。今回で『そう、私は死を呼ぶもの』編完結かな。
歩が暴走するトモノリを止めに行くシーンは盛り上がりどころなんだけど、今一つトモノリの中に大先生がフェンリル?を仕込んでいた理由が理解んないんだよなぁ。
ウィキペディアで補完したけど、今後説明はあるのかなぁ。
いやしかし、歩にあんな風に助けられたんじゃ、恋に落ちても仕方がないなw

あと、大先生が何だか可愛いです。超腹に一物ありそうですが。
今回は妄想ユーの出番無し。

燃:B+ 萌:A 笑:B- 総:A

これはゾンビですか? はい、アナタの嫁です (1) (角川コミックス・エース 322-1)
これはゾンビですか? はい、アナタの嫁です (1) (角川コミックス・エース 322-1)

ファミ通文庫

世界の危機はめくるめく!6 (ファミ通文庫)
著:佐藤 了 イラスト:藤真 拓哉

「……私は、真吾くんしか知らないから」
「……真吾くんしか、頼れる人がいないから。……なのに、世界はまた、真吾くんを必要としている。……必要なのは、私のほうなのに……」
「…………」
「……世界中の誰よりも、私が、真吾くんを必要としているのに……」
「……だから、どこにも行かないで。……ずっと、私のそばにいて。……ずっと、私を、支えていて……」

わぁああああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああ。

約8ヶ月2週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
これまた表紙の破壊力と言ったらもう……!ぱんつは帯でも隠れていないかと。

今回の新キャラはオクターヴァからやって来たリーナの許嫁フォルス。訳あって女子の制服を着ているのだが、何だか『リリカルなのは』に出て来そうなビジュアルだなw

穂香の学校の学園祭ということで、当然のようにメイド喫茶です。メイド喫茶VSコスプレ喫茶の勝負はヒロイン勢の魅力が存分に発揮されていて面白かった。
もっとページを割いても良かったと思うんだけど。全体的にページ少ないし、ここが多少膨らんでも問題無いよなぁ。

遂に次元の壁もめくれるようになった真吾のスカートめくり。前巻で、あんなこと書いたら、本当にめくりやがったwwwwwwww
そういうのもあるのか。

そして穂香の告白。しかし、許嫁となってしまったリーナ、真吾に依存気味の清美と解決すべき課題は多い。
多分、結論は先延ばしのハーレムエンドなんじゃないかなぁ。

後書きでは次は7巻って言ってるけど、本当は2010年9月に短編集『∞』、2011年1月に最終7巻です。積んでる間に完結しちまったぜ……。

燃:B 萌:A+ 笑:A- 総:A-

シリーズリンク
世界の危機はめくるめく! 5巻(2010/02)
世界の危機はめくるめく!∞(2010/09)

MF文庫J

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ (MF文庫J)
著:鈴木 大輔 イラスト:閏 月戈(うるう・げっか)

「いやムリだし。妹とか、まじムリだし」

約2ヶ月2週間半の積み。ファンタジア文庫『ご愁傷さま二ノ宮くん』『1×10 藤宮十貴子は懐かない』シリーズ等でお馴染みの鈴木さんがMF文庫Jに進出。
はいはい、釣りタイトル釣りタイトル。略称は『おにあい』。
富士見出身作家がMFで本を出すパターンというと、榊一郎さん、麻生俊平さん、夏緑さん、五代ゆうさん、築地俊彦さん、長野聖樹さん、海冬レイジさん、瑞智士記さんあたりか。
思った以上にいっぱい居たわ。

イラストはファミ文庫『魔術師たちの言想遊戯』でお馴染みの閏月戈さん。出たの、こっちが先だけど。

さて、本作は、訳あって別々に暮らしていた双子の兄妹、秋人(あきと)と秋子が6年振りに一緒に暮らすことになるが、秋子は兄に対して異常なまでの愛情を抱いていた……というお話。
当然、最初から秋子以外にもヒロインが3名ほど居るというハーレムっぷりです。

基本的に秋子からの熱烈なアピールを秋人がスルーしていく形で話は進んでいくが、たまに秋人がタラシな発言をするから侮れない。不意打ちされて行動不能になる秋子可愛いよ秋子。
黒タイツが(・∀・)イイ!

このままMF文庫Jラブコメテンプレート展開かと思いきや、そこかしこに、いつ鬱に振れてもおかしくないような要素が散りばめられている。
秋人は再び秋子と一緒に暮らすために、かなりの無茶をしているようだし。
2巻から胃がキリキリする展開になっても驚かないぞ。

電話で秋人に様々なアドバイスをしてくれる友人、猿渡銀兵衛春臣(さるわたり・ぎんべえはるおみ)。描写の仕方からして、女の子であることはバレバレなわけだが、登場は2巻まで待っても良かったんじゃないなかぁ。

取り敢えずキャラ紹介が終わって、さあ騒がしい日常が始まるぞというところで、1巻は終了している。
最後の最後で、秋人と秋子は非血縁だということを秋人だけが知っているという事実が判明。
何だ非血縁か、楽勝じゃないか。って、これ、ついこの間も書いた気がすると思ったら、同レーベル『おれと一乃のゲーム同好会活動日誌』3巻だった。

次は2011年3月なんだけど、4月にはファンタジアから新シリーズ『ニート吸血鬼、江藤さん』ってのが出るんだよなぁ。
暫くは『1×10』も合わせて3シリーズ同時進行になるのか。
『おにあい』と『江藤さん』は合同キャンペーンをやるようですね。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ②(2011/03)

アニメリンク
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 第1話「おにあい」

著者リンク
ニート吸血鬼、江藤さん <1>(ファンタジア文庫、2011/04)

イラストリンク
魔術師たちの言想遊戯Ⅰ(ファミ通文庫、2011/02)
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件(一迅社文庫、2011/11)
やがて魔剱のアリスベル(電撃文庫、2012/09)

アニメ,映画

映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合! [Blu-ray]

「一つになったあたし達の力!」
「受けてみなさい!!」

アニマックスで放送。地震の報道特番でニチアサが放送休止だったので、こいつを観てました。
観るのは2回目。

この時点でのプリキュアの数は14人、妖精がミルクを抜いて13匹。でも、『DX3』の予告を見てると、少なく見えるという恐怖w
やっぱり70分程度の尺に収めようとすると、この人数が限界だな。『DX2』は1人1人の出番が薄くなっていることが判る。

ルージュのファイヤーストライクとアクアのサファイアアローって合わせ易いのかな。確か『DX2』でも同時に撃ってたよな。
それに連射性が高いのも共通点か。

ラストバトルも挿入曲が流れてテンション上がるけど、初代、2代目、3代目が合流しながらバトルするシーンが最高にアツいよね。
各シリーズの主題歌を流す演出が素晴らし過ぎるわ。『DX3』では是非もう一度やってほしいところだが、尺からすると難しいだろうな。

いやしかし、そろそろブライトとウィンディの名乗りをですね……。

燃:S- 萌:A 笑:B+ 総:S

雑記

書いても仕方が無いので、地震の件に関してはガチスルーでいこうかと思ったんだが、ニチアサも放送してる場合じゃないわ、原発は危険だわで。

取り敢えず、いつもの時間に起床して、ざっとチャンネル変えてみたけど、今日も軒並み報道番組っぽいですね。
そんな中、通常通りのプログラム流してるテレビ大阪凄ぇ。L字枠と津波警報テロップは出ているが。
こんだけテロップ出すなら、素直に報道番組やれば良いんじゃ……と思う。

『バトルスピリッツ』から『プリキュア』まで、当然のごとく休止です。『ゴーカイジャー』と『OOO』は前日に公式サイトで放送休止の旨が告知されたが、『バトスピ』と『プリキュア』は現時点で放送休止の告知すら無い不思議。

穴埋めをどうするかが気になるところではあるが。
スケジュールを1話ずらすか、尺を1話削るか、はたまた春休みの平日朝に穴埋めするか。

まぁ、何が嫌って文句を言う対象が地震という、どうにもならんものなのが嫌。相手がスポーツだとボロカス書けるんだがなぁ。

取り敢えず知人は無事そうだから、一安心したけど、よく考えたら、きっとウチのブログを見てくれてる人の中にだって被災した人は居る筈なんだよな。
そういった人達やご家族、ご友人の方々が無事でありますように。
くそ、文章にすると物凄い白々しいな……。どうすりゃ良いんだ……。

コミカライズ,電撃ハードカバー

図書館戦争LOVE&WAR 7 (花とゆめCOMICS)
作画:弓 きいろ 原作:有川 浩

「礼儀知らずの八つ当たりヤローになってんじゃないわよ」
「あんた、そんな奴じゃないでしょう!?」
「男だったら、やなこといつまでも溜めこんでんな!発散してこい発散んん!!」
「ケンカで発散したけりゃ、あたしがいつでも相手になってやる」
「かかってこいやあ!!!」

今回は手塚兄弟の確執と郁の査問がメインか。
周囲に八つ当たりする手塚にお説教する郁さんマジ男前。

本編が面白いのは勿論なんだけど、今回は毬江が主役の特別編がオイシイよね。超テンション上がっちゃう!
毬江可愛いよ毬江。
で、毬江のピンチに颯爽と駆けつける小牧教官がカッコメン過ぎて辛い。

そして2011年4月より角川文庫で文庫落ち開始。何でやねん。何でメディアワークス文庫からちゃうねん。
いや、理解ってるよ?商業戦略的には角川文庫から出す方が良いに決まってるもんね。俺だって売る側の立場だったら、そうするさ。
でも、納得いかねぇ……(´・ω・`

燃:B- 萌:A+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
図書館戦争 LOVE&WAR <6>(2010/09)
図書館戦争 LOVE&WAR <8>(2011/09)

コミカライズ,創元推理文庫

夏期限定 トロピカルパフェ事件(後)(完) (Gファンタジーコミックス)
作画:おみおみ 構成:山崎 風愛 原作:米澤 穂信

甘い思い出が際限なく込み上げてきて。
胸がやけて。
それでぼくはパフェだけは食べられない。

今回も日常のふんわりした謎を解く展開かと思いきや、小山内さんが拉致監禁されてしまい、さあ大変。
しかも、実はその拉致監禁が全て小山内さんの掌の上だったことが判明して……。

小鳩君と小山内さんの関係に決定的な亀裂が入ったまま終了してしまう。
えっ、こんなもやっとしたまま終わっちゃうの?謎は解明したけど、人間関係は消化不良なままじゃね?

しかも『秋期限定栗きんとん事件』のコミカライズの告知は一切無しって、どういうことなの。

燃:C 萌:B 笑:C+ 総:B+

ゲーム,コミカライズ

ポケットモンスター スペシャル 38 (てんとう虫コミックススペシャル)
漫画:山本 サトシ シナリオ:日下 秀憲

「オレたちでやるんだ!!」
「ディアルガとパルキアは「時間」と「空間」のコンビ。コンビにはコンビを、…だよ!!」

遂に7章クライマックス。姿を現したロケット団三獣士のサキ。彼は元々ギンガ団員でロケット団にスパイとして潜り込んでいたそうな。
更に、彼の手持ちにはダークライが居ることが判明。

また、プラチナはジムリーダー達からユキメノコ、チェリム、パチリスを託されて、手持ちが6匹に。
ダイヤもレジギガスを手持ちに加え、6匹に。
この手持ちが揃っていく展開は燃えるわ。

そして決着。アカギは倒せたものの、ギンガ団自体を粉砕出来たわけではなく、彼等との戦いは続く。
エピローグではプラチナの母ヤナセが登場。この人、昔に一度登場しているっぽいな。全然憶えてないんだが(ぉ

第8章の主人公はプラチナ。元々自分の護衛をしてくれる筈だったパカとウージを助け出すための旅に出る。
ダイヤとパールは伝説のポケモンを調べる旅に出発したそうで。いずれ再登場するのかな。

ちょっろとだけ出て来たダイゴさん、姿を見せ始めた四天王、まともに伝説扱いしてもらえそうなヒードランと、新章開始のwktk感は異常。

燃:A+ 萌:B+ 笑:C+ 総:A+

シリーズリンク
ポケットモンスターSPECIAL <37>(2010/11)
ポケットモンスターSPECIAL <39>(2011/07)

CD,MF文庫J

機巧少女は傷つかない1 CD(Side-B)付き特装版

「勿論、いきり立つ象さんにキス……♪」

コミカライズ1巻特装版の付録CD。こちらがSide-Bの扱いだが、大人の事情により、Aより先にこちらが世に出ています。
それ自体は別に良いけど、それをラジオで言うなよw

『夜々とラブラブ☆ハッピーエンド』

ショートショート連発。『Mobius』ってED扱いだったのかよ!ED流れ過ぎワロタ

夜々のはっちゃけ具合酷いなw
雷真の声が、もう『バカテス』の明久にしか聞こえなくなってきた。

つーか、何で両サイドともコメディなんだよ。一応バトルメインの作品だろw

Facing “Radio Party"

以前にネットで配信されたものと新規録り下ろし分を収録。
下野さん、やりたい放題w

さて、これでプロジェクトは第3弾まで済んだわけだけど、そろそろアニメ化くるかな……?

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-