電撃文庫

官能小説を書く女の子はキライですか? (電撃文庫)

著:辰川 光彦 イラスト:七

「……龍……草原から……龍が生えていましたわ……」
「藍川、これで信じてくれたよな。……月は、体に龍を宿しているんだ」

バカスwwwwwwww
何だよ、『小鳥遊珍龍幻想譚(ドラゴンファンタジー)』ってw

約7日の積み。電撃文庫MAGAZINEVol.13に掲載された新人デビュー作品が早くも文庫化です。
このあからさまな釣りタイトルそのままで出るとはな……。つ、釣られたクマー!

主人公、真一が久し振りに再会した幼馴染みの少女、月は官能小説を書いていた。しかも父親との賭けで、学校では男として過ごさなければいけなくなっていた……という無茶振り設定。
加えて、真一は月の執筆のための取材に協力することになるという、いかにもな連作短編集。
第一話は雑誌掲載分です。

要は、女だとバレたら即転校というペナルティの中、学校でえっちぃことしてDOKIDOKIとかそーゆー話です。
こういうパターンだと、ヒロインの天然とかドジとかで、やらしー展開になるのが定石かと思うんだが、何とこの作品の主人公、真一は自ら突然、「取材しないか?」とか言い出すとんでもないドスケベ野郎です。どう見ても「やらないか?」と、ほぼ同義です。本当に有り難う御座居ました。
何、このアグレッシヴな主人公w

サービス挿絵では真一の身体が読者にとって邪魔にならないように透けていたりします。エロゲCGか!

男装要素が入ってるのが謎だったんだけど、後書きによると、元々は別だった2つのネタを混ぜているわけね。片方じゃインパクト弱いっていうけど、男装要素入ったからってなぁ……。 あと、エロコメ宣言してるけど、エロコメか?ちょっとえっちなラブコメと言われたら納得する。

ヒロイン数を2人に絞っているのは好感触ですが、電撃で新人賞を取っていない作家さんのラブコメは打ち切りを迎えてしまうという印象があるので心配です。あ、シナリオライター出身とかは別で。

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A-

シリーズリンク
官能小説を書く女の子はキライですか?②(2010/11)

イラストリンク
深山さんちのベルテイン(GA文庫、2010/12)

第16回電撃小説大賞リンク
ご主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります(銀賞、2010/02)
[映]アムリタ(メディアワークス文庫賞、メディアワークス文庫、2009/12)
月光(最終選考、2010/09)
マリシャスクレーム -MALICIOUS CLAIM-(4次選考、メディアワークス文庫、2010/06)
ミネルヴァと智慧の樹 始原(4次選考、2010/07)
理想の彼女のつくりかた 第一稿 のはずがポンコツだなんて、そ、そんなバカなっ!(4次選考、2010/08)
ハロー、ジーニアス(4次選考、2010/10)
平安鬼姫草子 ~神ながら神さびせすと~(4次選考、2010/10)
恋する鬼門のプロトコル(3次選考、2010/06)
彼女はつっこまれるのが好き!(2次選考、2010/07)

アニメ

勇者指令ダグオン DVD BOX 1

「本物のダグオンの意地を見せてやるわい!」

今回の敵は宇宙商人ヌーベル星人。地球の建造物なんかを水晶化して売り捌くのが目的。複数体が登場。

ヌーベル星人の宇宙船を撃墜したはいいものの、誤作動した水晶化装置により、辺り一帯が水晶のドームに覆われてしまった。
中に居るダグオンはエンとゲキだけで、更にビークルはドリルライナーしかない。

そこでダグドリル誕生と相成るわけだが、融合合体開始時にはドリルライナーの真ん中に立っているゲキ。
ライナーが3つのパーツに分離してから、わざわざ先頭まで走っていく不思議。
ダグドリルのいかつい顔が格好良い。

燃:A 萌:C 笑:B 総:A

一迅社文庫

萌神 (一迅社文庫)

著:十文字 青 イラスト:ま@や

「だれかに萌えるのは、やっぱりその人が好きだからですよぅ。いっぱい萌えると、たっくさん好きになるのですよぅ」

約1ヶ月の積み。5ヶ月振りの新刊。第九高校シリーズ第4弾。タイトルは「もえじん」と読みます。
タイトルだけ見たときは、なぁにこれぇ状態だったが、読んでみたら大体いつも通りの十文字さんでした。
いつも通り、口絵と本編は一切関係無いよ!

今までの3作と違うのはあからさまな不思議設定が出て来るところ。
それ以外はいつも通りの青春っぷりで堪りません。中佐との友情がこれまたイカス。中佐格好良いよ中佐。

ただ、どこまで本気で言っているのか判らないが、打ち切りの危険性が垣間見えている。うーん、このシリーズ好きなんだけどなぁ。
『萌神』自体の続きも読んでみたいしな。

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
絶望同盟(2010/02)

著者リンク
全滅なう(2011/08)

メディアワークス文庫

魔界探偵冥王星O―ペインのP (メディアワークス文庫)

著:越前 魔太郎 イラスト:KeG

「俺は、お前を犯したい(僕が守るよ、今宵ちゃん)」

約1ヶ月3週間の積み。シリーズ第5弾。メディアワークス文庫から出るのは初。って、何故MW文庫から出したし!!
イラストも表紙だけでなく、口絵や挿絵が普通にあるし、『W』より、よっぽど電撃文庫っぽいんですが。
何気に総扉のイラストは電撃文庫MAGAZINEに掲載された『F』の扉イラストです。だからと言って、著者まで同じというわけではないようだが。

今回の主人公は冥王星Oではありません。【彼ら】を狩ることを仕事とする小金井明日葉、今宵姉妹の物語。
冥王星Oと【窓をつくる男】は敵のような立場で登場。

冥王星Oは『V』と『H』に登場した人と同一人物らしいんだが、今一つ時系列がよく判らんのだよなぁ。
これまでは携帯電話がさも存在しないかのような描写だったと思うんだけど、今回は普通の高校生が所持してるんだよな。
結構、長い時間が経過しているんだろうか。

姉妹と一般の高校生、遼一少年の交流を交えながら展開される連作短編形式なんだが、構成が捻ってあって面白かった。出だしで判る人には判るんだろうけど。
読んでる間に冒頭の謎とか、すっかり忘れてわw

で、ここにきて、まさかの萌えキャラ投入に吹いた。小金井姉妹がいかにもライトノベル的な萌えキャラです。明日葉さんは年上のお姉さんだぞ!
明日葉さんエロいよ明日葉さん。

小金井姉妹の仇である人形師【ゼペット】は今回は登場しなかったが、『デッドドールのダブルD』で登場するんだろうか。

終盤では何と『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』と『空ろの箱と零のマリア』のネタが。面白いところで仕込んでくるな。
ボチボチ、越前魔太郎の正体を明かしても良いよってことなんだろうな。

既に公式サイトで舞城さんを除く7人の執筆者の内、5人は判明しており、そのの中に電撃文庫『九罰の悪魔召喚術』の折口さんが含まれているので、絵師さんとの組み合わせから考えても、本作の著者は折口さんであると考えて良いだろう。

ちょっと感想サイトとか覗いたら、ボロカス書かれていて吹いた。そりゃ超ベテランとか奇才とかと比べたら可哀想ですって。と言うか、何故メンバーに選ばれたのかが理解らないw
はいはい、読み易いと思った俺は異端。

ちなみに『H』が秋田禎信さん、『F』が電撃文庫『泣空ヒツギの死者蘇生学』の相生生音さんだそうで。

次は8月に講談社ノベルスから『ジャンクションのJ』。意味深なタイトルだよな、これまでに登場したキャラが集合するんだろうか。
とっくに出てるよ!

燃:B+ 萌:A+ 笑:B- 総:A+

シリーズリンク
魔界探偵 冥王星O ホーマーのH(講談社ノベルス、2020/06)
魔界探偵 冥王星O ジャンクションのJ(講談社ノベルス、2020/08)

著者リンク
九罰の悪魔召喚術(電撃文庫、2009/05)
死想図書館のリヴル・ブランシェ(電撃文庫、2010/04)
シスターサキュバスは懺悔しない(電撃文庫、2012/12)

アニメ,漫画

「成程、澪ちゃんだけにロ『ミオ』が合っているでしょう!」
「上手いこと言ったつもりか!」

学祭のクラス発表の劇『ロミオとジュリエット』で主役2人を演じることになった澪とりっちゃん。
特訓方法を模索する内に、何故かムギの知人の喫茶店でバイトをするというところに行きつく。何でやねん。
ただ、みんなにシックなメイド服を着せたかっただけなんじゃ……。

ところで、最近モブに妙に可愛いキャラが出ているように感じるですが気のせいですかね?澪のファンクラブのモブとか、それは酷い顔だったから、余計に可愛いモブが出て来ると何かあるんじゃないかと勘繰ってしまう。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

K-ON!! ORIGINAL SOUND TRACK Vol.1
K-ON!! ORIGINAL SOUND TRACK Vol.1

角川スニーカー文庫

著:十文字 青 イラスト:BUNBUN/みこと あけみ

いいだろう。どうせマリアローズを失った自分は死ぬのだ。死ぬしかない。ボディスーツを広げて眺めた。このボディスーツを身につけていたころのいじらしいマリアローズの姿が思い浮かんだ。「━━フッ。いっそ、着てみるかい……?」

なんだ、ただの変態か。

応募者全員サービスの書き下ろし小冊子。イラストは使い回しかな?

『薔薇マリ』はマリアの引っ越しのときのエピソード。マリアとアジアンの絡みって一応、ラブコメなんだよなぁ。

『ばけてろ』はメルカと千夜子の漫才。これ、本編と関係あるのか……?
『薔薇マリ』の方でページを半分以上使っているからか、やっつけ感が凄まじいw

と言うか、正直『ばけてろ』の方はもう良いかなと思っている俺が居る。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

アニメ

「パチリというまで、はめないから!!」

クソ吹いたwwwwwww
何という富野節。

タイトル通り、ガンプラ30周年記念番組。企画自体は知ってたんだけど、偶然番宣見なきゃ、テレビで放送されるって知らなかったよ。
コミックボンボンで連載していた漫画を思い出すわ。
アニメパートである前半と静岡のガンプラ工場に潜入する実写パートに別れている。

アニメパート『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』

お台場ガンダムを見たことをきっかけに、ガンプラを作る楽しさを知った少年イレイ・ハルが、自分の作ったガンプラで戦うガンプラマイスターを目指すショートストーリー。

Hi-νとかバウとか結構マニアックなMSが出て来てる印象。

で、上述の台詞ですよ。自分の作ったガンプラをスキャンして、仮想空間で戦うわけだが、どうも組み立てが甘いと戦闘中にバラけてしまうようで。
この台詞の所為で完全にネタアニメじゃねーかw

ただ、これ見てガンプラ作りたくなんのかな。普通の『ガンダム』のアニメ視てるときと大してモチベーションが変わらんのだが。

実写パート

ガンプラ制作現場に突入。いっぺん、ちゃんとした見学に行ってみたいな。

燃:A- 萌:C+ 笑:A 総:A-

角川スニーカー文庫

薔薇のマリア 13.罪と悪よ悲しみに沈め (角川スニーカー文庫)

著:十文字 青 イラスト:BUNBUN

「死ねないのなら、生きるしかない。許されなくても、生きるしかない。お前はもうどこにも行けないだろう。それがお前の選んだ道なら、せめて踏みとどまれ、シブヤ・イチル」

約4ヶ月2週間の積み。7ヶ月振りの新刊。表紙はマリアとベアトリーチェということで、ルーシー編、いよいよクライマックスへ。って、分厚ッ!!500ページて。十文字さん、ハッスルし過ぎだろ。
しかも文字密度パネぇ。

ルーシー編は3冊目だけど、毎回分厚いから、もっと長いことやってた気がする。まぁ、俺が積んでた所為もあるんだけど。

散々好き放題ファンキーに暴れまくったSIXだけど、その最後は切なさを残すものだった。まさかベアトリーチェが勝利の鍵になるとはなぁ。
マリアの活躍は少なめ。語られていない部分ではかなりの重責を背負う羽目になってはいたが、目立つポイントはあんまり無し。
明確に骨盤の骨折を診断されたラノベ主人公なんて、そうそう居ないと思う。

そんなマリア自身にも、どうやらトマトクンレベルの謎が秘められているようで。え、そうなの?この人は、ずっと一般人扱いかと思ってたが。

そして遠い地で、世界の過去に触れようとするジョーカーとクローディア。ようやく、ようやく旧文明の謎が語られるときが来るのか……?

次は2010年8月。この間出ちゃったよ。

燃:B+ 萌:A- 笑:B 総:A

アニメ

「友達になるのは簡単だよ。だって、もう仲良くなりたいって思ってるんだもん!」

2週振り。
ファッション部合宿編後編。理解ってる。たとえ海に入ったって水着なんか出て来ないのは理解ってる。……(´・ω・`)

砂漠の使徒からはクモジャキーが出撃。何故か赤フンの長さが普通になってます。
サソリーナは前回受けたゴールドフォルテバーストの影響がまだ抜けていないらしく、ホワホワしてます。次回、何か動きがあるようだが……?

コブラージャはさっさと帰ったようです。

ターゲットはいつきと仲良くなりたいと思うものの、引っ込み思案な性格が災いし、なかなか言い出せないファッション部メンバーなおみ。
何か、この人、百合っ気ないですか?

ところで、えりかが時々髪縛ってるのって、つぼみの影響なの?

よく考えたら、5代目って全員、先代と何かしらモチーフ被ってるんだな。ブロッサム→ブルーム、マリン→アクア、サンシャイン→ルミナス、ムーンライト→ブライトみたいな感じで。
いつきに関しては生徒会長ってのが3代目のかれんさんと被ってますね。

あと、ムーンライトは髪型及び髪飾り以外で明確に左右非対称な初めてのプリキュアな気がする。ダークプリキュアはともかく。

次回はまさかのおばあちゃんの過去話らしいので、楽しみです。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

特撮

「私の人生に後悔は無い。踊ろう母さん、あの日のように……」

2週振り。
辛うじて変身は出来たものの、〈テラー〉の恐怖の前に、為す術が無い翔太郎。テラードラゴンに重傷を負わされた照井。
琉兵衛達にフィリップを攫われるも撤退を余儀なくされた探偵事務所の面々。

園咲家では10数年振りに食卓に家族全員が揃っていた。だが、それは家族が仲良くするためのものなどではなかった。
それは文音と冴子が若菜に懺悔するための場だった。

シュラウドは既に自分自身の敗北を認めているので、戦意ゼロ。ただ、フィリップに切札は翔太郎だと告げる。それが彼女に出来る母親としての愛なのか。

冴子は勿論猛反発。ナスカ・ドーパントに変身してクレイドール・ドーパントと激突するが、エクストリームの力の前にメモリブレイクされてしまう。

地球の巫女とは生きたガイアメモリ製造機のことだった。フィリップは再び井戸に入ることで、この製造機の制御プログラムとなる。そのためにはエクストリームへと至ることが必要だった。
これで大体ミュージアムの目的は判明したか。

フィリップの別れの言葉、亜樹子の叱咤で再び立ち上がった翔太郎。
データに分解されたフィリップだったが、ダブルの変身システムの特性を利用してダブルの中に意識を戻し、肉体は〈エクストリーム〉がサルベージ。
ここから反撃が始まる。

テラードラゴンにはアクセルガンナーが対抗。すぐにガンナーAが破壊されたので、アクセルタービュラーに換装。これって多分玩具でも再現出来るんだろうな。
タービュラーとドッキングしたまま、上半身だけライダーフォームに戻って戦うとか格好良過ぎるだろ……。
〈アクセル〉のマキシマムドライヴではエンジンブレードを突き出して突貫攻撃。これがまた格好良いんだよなぁ。
ストライクブースターを装備したストライクガンダムを思い出す。

ダブルはサイクロンジョーカーエクストリームでテラーを大撃破。〈エクストリーム〉のマキシマムドライヴがテレビシリーズで成功したのって初めてだっけ。
恐怖に打ち勝った翔太郎の展開補正で勝利したのかと思いきや、恐怖に打ち勝った相手は苦手という設定がちゃんとあるらしい。

テラードラゴンが突っ込んで爆発炎上した園咲邸と共に、琉兵衛は人生の幕を閉じるのであった。
これは平成ライダー史に残る名シーンになると思う。壮絶でした。

フィリップという制御プログラムを失った若菜は暴走。そんな彼女は加頭に救われていたが……。加頭がラスボスなんだろうか。
もしかして財団Xは出資先の団体がアボンしたときに、その技術を回収して自分達にフィードバックしてるんだろうか。
『MOVIE大戦2011』では財団が敵ってのも面白いかもしれん。

次回、『残されたU/フィリップからの依頼』。ラスト3話をまとめて1本のエピソードにするかと思ったけどな。
残るアルファベットはEとZ。ラストはZか、はたまたもう一度Wか。

燃:S- 萌:B- 笑:C 総:S

仮面ライダーW(ダブル) リボル換装 アクセルガンナー
仮面ライダーW(ダブル) リボル換装 アクセルガンナー